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潜
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27 :
幸村精市
2008/07/24 23:10
誰に宛る訳でも無く,
長い睫毛に唇を寄せると,何故か無性に海を思い出した.海は君の為に在る.糸の様な雨の音,又は音自体が無かったかも知れない.繋がる海面の淵に花でも無く,木でも無く,あおの色が透けて見えそうな窓辺が見える.白い肌に指先を寄せれば,永遠に掬える事の出来ない砂の味がした.果てしなく積もった白い粒が至る所で水分を奪いに来る癖に,掌から零れ落ちる.潜り行きたいと思う.揺ら揺ら様々な色で誘惑するそのなかに.
>I have a blue
若しくは,世界の果てにして交わる,
>You have a blue
色々の様に.
、
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