日記一覧
君の為のこの命
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10 :忍足侑士
2010/03/18 01:59



君を救いたい。
其処から始まった、俺の気持ちはちゃんと君へ届いてる?
君の涙を拭うのは、俺で良かったらえぇんに。数ヵ月前、君の話を聞きながら、俺はそう思うた。
俺は、無力で君には何の影響も及ぼさない自分が悔しかった。
遥か彼方に居る君に、触れられんことが切なかった。
一時的に、手に入れた去年。お互いが、お互いに必要な人が居った。いつのまにか、手が離れてしもた。やはり、俺には君が高嶺の花に思えた。


…誰にも言えへんかったけど、息が詰まるほどに俺は息苦しかったんや。いつの間にか、大切な人が足枷になっていた。顔色ばかり、伺って疲れ果てたんや。自然と、心は離れていった。
君に、言うほどのもんやなかったし、俺より大変な君は俺の話なんて、聞かせたくなかった。


そんな中、君はふらりと俺の前に現れたんや。蝶々のように、優雅にヒラヒラと俺の前を翔ぶんや。手を伸ばしても、捕まえられへん。
今年の始めに、君と話してもっと話したくて、君との時間を増やしたくて、必死やった。
君は、俺のこんな気持ち、知らへんかったやろう。今年の始め以前、集会とかやってた時から、たまに様子を見るために、連絡くれとる時から、君と話したくてしゃーなかったんや。憧れやった。
自分よりも、遥かに大人な君が、眩しくて羨ましくて。
君は、こんな俺の気持ちは、きっと知らへんかったやろな。


今では、毎日のように話してくれとるんが、嬉しくてしゃーないし、君に触れられるのが何よりも感動したんや。
愚かな、俺を好いてくれとるだけでもう、贅沢なんや。
今めっちゃ幸せなんや。どんなに望んでも、出来なかったことがいっぱいできるんやから。
せやから、俺は君を大切にしたい。


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