┗君の為のこの命
┗9
9 :忍足侑士
2010/03/16 20:42
疲れた体は、まるで言うことを聞かなくて座り込んだままなかなか立ち上がれんかった。
そんな中、君の言葉を見つけると嬉しくなって、頬が弛んだ。君は、俺にとっての万能薬や。疲れた体を軽くし、疲れた心を癒す、君が居れば俺はまた明日も頑張れるんや。
君の温もりだけが、俺の体を幸せが満たすんや。君への気持ちで満たされるのは、俺の心。
狂おしいほど、愛しくて。
鎖で繋いで俺の傍に縛り付けて、何処へも行けへんようにしてまいたい。君の自由さえも、奪って。
不可能やけれど。
君は一人やない。乗り越えなあかんことは、二人で乗り越えようや。俺は、ちゃんと君の手を握って、君の隣に居るから。
辛い現実は、君の心を切り裂いてまうけど、俺は君を傷付けたりはせぇへん。せやから、君には向き合ってほしい。辛い現実と。
生々しい傷を抉るのは、とても痛いことやけれど、君の傷を俺が舐めたるから。俺は、消えたりせぇへんよ。
君の手をちゃんと握ってるから。
心配は要らへん。
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