生きてたって希望なんて
どこにもないんだよ。

無抵抗になるしかない。

唯、早く死が訪れるのを静かに待つだけ。

安楽死で死にたい。

きっと誰もこんな俺を知らない。

浩平、双子の片割れだってきっと知らない。

半身で在る俺がいなくなったら、浩平はずっと心に傷を持ち続けて生きるのかな。
それはそれで何だか死ぬより苦しい気がする。

俺が死んだら、浩平は何て言うかな。どんな顔をするかな。ずっと俺を忘れないでいてくれるかな。

浩平が辛いのは、嫌だな…

だったら、死ぬより消えたい。

消えたい。
死にたい。




デュオユニゾン。

そんなところでユニゾンなんてしなくていい。
愛しい浩平にはそんな風になって欲しくない。
お前のその藍色の髪が好きだから。
俺とお前は違うんだ。
浩平は綺麗でなくちゃいけない。
お前と俺は違うから。

穢れてるのなんて俺だけで充分だ。




浩平、浩平。愛してる。
俺の大切な…浩平。