>>あんな泣き方をしたのは、久方ぶりだと思う。

ただ一人で声を出しながら泣いたり、彼に気付かれないように静かに泣いたり…そういう泣き方は今まで幾度かした事があったんだけど、今日みたいに子供みたいに泣き叫んだのは初めてにも近いものだと思う。
少し情けなく思いながら彼に言ってしまった数々の言葉を頭に反芻させる。僕のあの言葉達で彼はどれ程傷付き悲しい思いをしたんだろう…そう考えるとやっぱり僕はまだまだ人を上手く愛する事が出来ていないと実感して、もっと優しい人間になりたいと願う。

僕はまだまだだから、これからも努力する事を止めないし優しさには限界はないから更に更にと高みに行く。僕は失敗を糧に出来るようになる…優しい人間になるよ。

>>愛しい君を離したくないから。

いつ起こそうかな…、
ゆっくり寝かしてあげたいけど、あんまり寝かせると『ごめんね』ばかり言わせてしまうから…うーん…。

>>寂しいけどまだ早いから我慢。

僕を見透かす君は好きだけど苦手。恥ずかしい事も全て、君の前では暴かれてしまうんだね…昨日のは照れ隠し。あまりにも的確なそれに僕は言葉を失った。
取り敢えず、お休み

>>君が、ダイスキ

燃える心を置き去りに、早く眠ってしまいたい。この夜に情欲は置いていこう…。

>>駄目だ、泣きそう。

欲しいよ、欲しい…なんか欲求がいっぱいいっぱいで泣きそう…。

…でも、我慢。