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必/然メーカー。
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24 :
津多茜
2011/09/30 22:14
> 嘘吐きな＿＿の、噺。
花が咲いたと電話を貰ったから、其の場所に向かう。途中、中途半端に降った雨の名残で出来た水溜まりを爪先で蹴って、ジーンズに小さな染みを跳ばした。
アスファルトを駆けて、息を吐く。短く息を吐く。
暫くすると、彼奴が、向こう側で笑って居るのが見えた。逆光で良く見えない人影、其れでも笑っている様に思ったから気に入ら無くて、舌打ちを一つ挨拶代わりに送る。
「御前が遅ェから、枯れちまった。」
手前、俺に逢いたかっただけだろ。
( 嘘吐き。)
其う口の形だけで言うと奴は嬉しげに笑ったから、腹が立って濡れた脚で踏み付けて遣った。
其んな、今日の夢。
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