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1065.ラストノートがわからない
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タルタリヤ
2023/12/05(火) 00:20
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆🐋🏹郷愁は二人で
昨日はあんなに楽しく過ごせたのに早朝から嫌な予感で目を覚ました結果、急激に冷えたり半端に日差しで暖かったりした璃月の寒暖差で体調を崩してしまった。
幸い流行病の類じゃないけどのぼせたみたいな熱が出て不卜廬から降りる階段でふらつくわ喉鼻が半端に固まるわで、部下の面倒ついでとはいえ戦いの機を逃したり……こういう動くに動きづらい体調不良が本当に面倒臭いんだ。
お陰で鍾離先生にも心配させてしまって情けない。でもそれを話さずに振る舞う方が後々必ず皺寄せになるから、情けなさを承知でベッドに潜って可能な範囲で滋養に務めて先生の分霊(ぬいぐるみの姿)にちょっとした雑用もお願いしつつ一眠りして目覚めた今ペンを執っている。
……とは言え夢の中、仙体で俺の心象風景の深海に潜れるからって病原体を本気で食って治すつもりなのはどうなんだろう。うちの鍾離先生すーぐ人外になる。
遠い日の夢を見た。今よりずっと酷い高熱に連日襲われて、アニキ達に着替えを手伝ってもらってオフクロに体調に応じて少しづつ味や具が豪華になるスープやシチューを作ってもらって、仕事終わりのオヤジが寝付くまで武骨に俺を撫でる、今よりずっと弱かったとある俺の日。
スネージナヤの国民性が関係しているんだろうけど俺は恵まれた家庭環境という屋根の下に居られたのだと思う。
■■■■■という名前しか無かった頃の話をココ最近思い出すようになったのもきっと先生が起因している。
鍾離先生と出会う前の愛情の形が正しいものだと信じているから渡したくなる。眠る前の特別として歯磨きをするなら眠る前に甘いものを一つだけ食べていいと許されてきた家族ルール。
そういうのを零す度に家族と言う枠組みを羨んでいた先生は、俺から渡したものを宝物のように撫でて慈しんで微笑む。同様に鍾離先生自身も六千年生きて尚抱いた初めてを俺に嬉々として渡して、無垢にも見える微笑みを浮かべる。
……将来は先生の元で眷属となる契約を結んでしまったのもあるけれど、それにしたって一つ一つを大切に受け止める姿が好きだと思う。俺流のやり方、素朴ではあるけど俺が正しいと思えてきた暖かさをこの先も渡してやりたい。
俺が機嫌よく笑う表情を見る度平和と愛らしさを抱いて胸がきゅうとなるらしい、凡人と非凡を行き来する親愛なる生き物に遠慮なくくっつく為にも早く治さないと。…でも久々に咳止めの軟膏を塗ってもらうのから始めて盛大に甘えてみるのも悪くないかも、とか考えたり。不謹慎だけど。
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