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1065.ラストノートがわからない
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ヌヴィレット(乱入)
2024/03/13(水) 05:58
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まだ仕事に取り掛かるには早いが、目が覚めた機会に何か記してみようと思う。
皆知っての通りメロピデ要塞の人々は、私の顔を見ると不愉快になる者も少なくない。よってなるべく顔を合わせないよう、仕事に必要な連絡は他の者に頼むことも多いのだが、急ぎであったりプライベートな用がある際には私自ら赴くことになる。後者に関しては正面口から入ることもあれば、リオセスリ殿と私の間で取り決めた海の中の裏口から夜遅くに訪ねることもある。近頃の私が仕事を終えて休む場所は、私のために割り当てられた住居ではなく彼のプライベートルームだ。
互いの仕事の都合を考えると、会える時間は限られる。リオセスリ殿は日中や夕方に書類提出ついでの差し入れだと言って、私には水、メリュジーヌたちには紅茶と焼き菓子を持って来てくれることもあり、半ば強引にお茶を飲んで行くよう引き止めて過ごすひと時を気に入っているのだが、やはりそれだけでは物足りない。そこで、互いに仕事を終えた夜の時間に会うなら、彼が要塞を一晩空けるよりは私がこっそり侵入する方が安全だと考えたのだ。
私の髪を慈しむ大きな手、心地好い低音で奏でられる愛の言葉、温もりを教えてくれる逞しい身体。それらに寄り添って目を閉じていると疲れも溶け出すように癒えていく。余談だが、この手が私に縋りつき、濁って上擦る悲鳴を上げて、氷も溶けそうに肌を熱らせる夜があるギャップがたまらない。
明日が早い分、今日は昼過ぎには仕事を終える予定になっている。仕事の後はメリュジーヌたちを連れてのんびりと泳いでから、陸に上がって花を探す予定だ。最近は日付が変わる前に会いに行ける日も増えていて、リオセスリ殿と共に過ごす時間の増加に繋がっているのが喜ばしい。
さて、彼が起きてくる前に温もりの傍に戻っておくとしよう。このページに気がついた時、喜んでくれるだろうか。
🐺⛓️
水の上じゃレインボーローズがそろそろ見頃だろう?ヌヴィレットさんからの手紙に匂いがついてないと妙に落ち着かないんでね。
看護師長も楽しみにしてるんでお土産はそいつで頼むよ、いつもお疲れさん。昂ると「くるる」と喉鳴りが止まずに唸ることしか出来なくなる所も好きだぜ。
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