𝑄. もし、本気で相手を怒らせてしまったら?
君の本気と言うと、嫌われるくらいかい?君の中から存在が消えるくらいではないだろうね…!?
考えたくもないけど、もしそうなったら許してもらえるまでひたすら謝り続けるだろうな。単純だろ?手紙も書くかもしれない。物で釣るわけじゃないけど、花やプレゼントも。それから、もう一度僕に恋してもらうよ。
うーん、君が兎じゃなくても潜り込めるようにこれからは大きめのガウンを着て寝ようかなあ。
➜ 𝑄. 別の物語の登場人物になるとしたら?
船上ミステリなんかどう?事件を鮮やかに解決していく探偵役…じゃあなくてさ。犯人候補になってしまう乗客のうちの二人、有名な女性歌手とその恋人とかね。
僕はただ怯える君を慰めながら船旅を楽しめれば良いんだけど、客観的に見ると、探偵が解決してくれるまではどちらかの犯行…あるいは“恋人たちの共犯”の可能性が消えないんだ。それって面白いと思わないかい?
最後はもちろん、無事に船を降りていきたいけどね。