ゔオォォーーン！禰豆子ちゃ〜〜ん！！俺やったよ、勝ったよぉ！俺と禰豆子ちゃんの愛の深さに比べれば地下四百階なんてモグラの穴ですよ。なんぼのもんじゃい！
君が優しく労わってくれたから変な力が抜けたのかなあ。意地にならずに冷静に策を練られたっていうか、えへへ、これが内助の功ってやつじゃない？

いつも障子を閉める時にさ、ふわっと流れ込んできたツツジの匂いが、ちょっと前から匂わなくなったんだよな。むしろ咲き盛りじゃないの？俺んとこだけ枯れちゃったってこと！？お礼に持ってってあげたかったんだけど！

お話だけでごめんよ、禰豆子ちゃあん…。でもすっごく良い匂いだったんだ。
きっと君みたいに可愛くて綺麗だったはずだから、来年は俺と一緒に探しにいこうね。