扉の隙間から灯りが洩れているのを見ました。
今、何をしているのですか？

私は調査報告書を書き終えたところなので、あなたの為の14行詩を探していたのですが…詩に明確な答えを求めてはいけないと、ミス・マチルダに言われました。なるほど、確かにそうかも知れません。ですが、ペンの先に広がる世界は確かにそこにあるのです。

私達の間に流れる時間や、論理と矛盾に組み分けられた言葉を、生き生きと優しいリズムで区切るのは詩ですから。ペンを振って小舟を操るように、ありったけの夢と空想をお供に四大元素を統べるのも詩の力なのです。

素晴らしい景色をあなただけのものに出来たら良いのに。出来ることなら、それは私の言葉として。いつかとびっきりの『ソネット』をお届けしたいです。

タイムキーパー、今日もお疲れ様でした。