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1649.dowód
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43 :
オクジー
2025/04/30(水) 05:51
2025/04/29
朝方、あの人より早く目が覚めた。アラームが鳴るまでしばらくある。俺の背中に身を寄せて眠っているあの人の気配がする。妨げないように、じっと耳をすませていた。
深く眠っている呼吸だった。眠るあの人に寄り添えるのは幸せだ。ともすれば睡眠や食事を疎かにしてしまう人だから。よく眠れているだけで安心する。
呼吸の間隔が少し変わっているのに気付いた。さっきまで規則的に吸って吐いていた息がときどき短く、長くなる。夢を見ているんだ。どんな夢かは知る由もないが。先程よりも眠りが浅くなっているのだろう。
俺は寝返りをうって、あの人の方を向いた。背中越しだった呼吸が近くなる。抱き締めるようにすると、少し身動ぎしてくれた。体が密着する。あの人の体温をより感じる。眠っているからか、普段より温かい気がする。寒がりな人だから、凍えずに眠れる季節になってよかった。
しばらくそうしていると、また呼吸が変わる。夢を見ている。短く浅い呼吸だ。時折ぴくっと体が跳ねる。さっきよりも更に眠りが浅いらしい。どんな夢を見ているんだろう。
ひときわ大きく体が跳ねて、あの人が目を覚ました。心なしか呼吸が速い。時間を確かめるのにスマホを手探りしているあの人を抱き締めたまま、寝起きの耳元に顔を寄せた。
「おはようございます。もしかしてエッチな夢見てました?」「なっ!?!?」面白いくらいに図星の反応だ。抱き締めた指に当たっていた胸の突起が、可愛く主張している気がしていた。俺が寝返りをうって、あの人の呼吸が浅くなった辺りからだ。短い呼吸が、肌を合わせているときを思い出させる…と密かにドキドキしていたのだ。「どんな夢見てたんですか?」指に当たる弱点を意図的に撫でながらあの人の耳に吐息を吹き込む。「そんなっ、別に…」「教えてください。」がっちり捕まえられて逃げられないのを察したのか、恋人は腕の中でぼそぼそと告げた。「……き…君と、する夢だ。入れながら、乳首を舐められてた……、気持ちいいのに擽ったいだけで…」「もどかしかった?」乳首を捏ねる指先の力を少しずつ強くする。もじもじと腰が動いているのがわかる。笑って、じれったそうな胸にはっきりした刺激を与えてみると体を震わせて「やめろ」と言う。可愛いのでやめない。そんなやらしい夢を見るなんて。夢の中でも俺と繋がってくれるなんて。愛しくならないはずない。幸い、寝起きで力も入らない上に逃げられない姿勢だ。あの人の体が今どうなっているのか、耳元でぼそぼそ囁くと、きゅうっと体を縮こまらせて反応する。可愛い。もっと恥ずかしいことを吹き込んでやりたい。そのまま腕の中で、アラームが鳴るまで苛め倒した。
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