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┗かむろひの(2-11/61)
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11 :
今/剣(刀+剣+乱+舞)
2015/06/23(火) 19:32
岩/融!岩/融!
ぼくは、しっていますよ!
岩/融がぼくのおまんじゅうをたべてしまったことを!
にんむのあいまのおやすみの、たのしみにしていたんですよ。
ぼくがしょんぼりしていると、岩/融はいつもぼくのあたまをなでてくれます。おまんじゅうをたべられてしまったことはかなしかったけれど、岩/融がせなかにのせてくれたのでゆるしてあげました!
このまま、したまちのちゃやにいきましょう!
……そういえば、石/切/丸がいいおみせがないか、まちをあちこちさがしていました。ぼくたちもたんけんしましょう、岩/融!
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10 :
石/切/丸(刀+剣+乱+舞)
2015/06/23(火) 18:53
ふと、考える事がある。
私の本質は何なのだろう。……武器、というのは今更だね。神の刀である前に付喪である事もそうだ。
そうではなく……肉体と、心の在りどころについて。私は今現在何の疑いもなくここに存在しているけれど……果たしてこの体に宿った私という意思は、本物の「石/切/丸」なのだろうか。
私には煩雑な記憶がある。……ある、と言えるのだろうか。戦刀であった時の記憶が交錯していて、神社に入る以前の私の実態を私自身が掴めずにいるんだ。
だから、本分を思い出せない。武器という実感はあるけれど、いくさの道具という自覚をなかなか持てない。…誰かの佩刀であった記憶も、確かに…実感として残っているのにね。
新たな刀として鍛えられ迎えられた私は、社にあった私と同一なのだろうか。……もしかしたら、私はその社にある本物の「石/切/丸」の記憶や、思念…そういったものの投影として身を成したのかも知れないし、そうではないのかも知れない。
これを知っているのは……果たして、誰かな。もしかしたら、主ですらも。
与えられた仮初めの体ならば、きっと同じ顔を見る事もあるかも知れないね。そうなったらきっと、大変な事になってしまうな。
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9 :
石/切/丸(刀/剣/乱/舞)
2015/06/21(日) 20:28
ううん……どうにも忘れっぽくなってしまっていけないね。毎日の加持祈祷に、遠征先での戦況調査…日記を手に取った事をすっかり忘れてしまっていたものだから、勿体無いことにほこりを被ってしまっていた。
物を大切にしないと、ばちが当たってしまうからね。
さて、今日は一日非番だったから、のんびりと散歩をする事にしたんだ。歩みが遅いと言われるけれど、速いばかりが良い事ではない時もある。
ゆっくりと歩けば景色も良く見えるし、それで気付けることも多くあると思うんだ……今は機動の話はしていないよ。
川べりの道を歩いていた時に、少し細い道へ入り込んでしまった。取り敢えず歩いて行くと、小さな茶屋のような、菓子屋のような…そんな店がぽつんと佇んでいるのを見付けた。
なかなか落ち着ける所かも知れないね。そうは思ったけれど、そろそろ烏が鳴いている。逢魔が時の揺らぎに触れる前に、一度帰ろうかな。
彼があの時、私の向こう側に私と同じ誰かを見ていたのだろう事を知っていた。そうして、私は祈ったんだよ。
祓い給え、清め給え。守り給え、幸い給え。……畏み申す、畏み申す。
良き事がありますよう、どうか、どうか。
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8 :
江/雪/左/文/字(刀+剣+乱+舞)
2015/05/22(金) 08:23
耳を打つような音とともに目覚めた時、私はまるで別の世界に居るような心地を感じました。
肌に感じる空気、熱、そして――そもそも、私には元々肌など無かったので、その感覚的なものはきっと、肉体そのものに備わっていたのでしょう――そんな私の姿を見て、彼の方はにこりと微笑ったのです。
研ぎ澄まされた刃に与えられた役割はただの一つ……斬り捨てる事。即ち、私自身が戦禍の中に身を投じるという事。未だ争いが絶えぬという事実と同時に、私一振りの犠牲で済むのならば、とも…思ったことは、事実です。
審*神*者…と、眼前の方が名乗りました。
直感的に、彼の方が私を目覚めさせた人間であり、そして私を従える主であるのだと理解しました。…同時に、私が人の業を背負ってしまったことも…。
刃は残酷なほどに磨かれて曇りひとつなく、私の顔を映します。…これが私に与えられた姿かたちなのだと思いました。ひとの形をした、魂の器。誰かに「付喪神」と呼ばれた我々の、永き時の中の仮初の住処――そうなのだと、思いました。
ああ……世界は、人は、戦は、こんなにも罪深い。
どうすれば、争いのない世になるのでしょう。
ひとの形になった掌を見下ろしながら、答えが出ない事柄を問い続けるのです。
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7 :
石/切/丸(刀+剣+乱+舞)
2015/05/22(金) 04:25
過去の幻想に囚われている。
見た事もない薄暗い道で、氷に覆われた中に立っていた。翡翠の瞳が揺れる。
君は彼に似ている。
…それにしても、畏れ入るね。私の勘は当たっていたかな。神社暮らしは長いけれど、こういう勘は当たるんだ。
守り給え、導き給え。
…幸い給え、君に。
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6 :
石/切/丸(刀+剣+乱+舞)
2015/05/22(金) 03:40
祓い給え、清め給え。
私達刀というものは、神の御前にある前に人を斬る道具である。
人の身として生を受けた我らは我ら自身を神とし、そして与えられた使命を果たすべく刃を振るう。
その刃が何かを切り裂くたびに、血潮を浴びるたびに、私たちは穢れをその身に溜め込み…荒霊へと一歩一歩、近づいていく。
浴びた血が、悲鳴が、例え異形の者たちのものであろうと、私のこの身を蝕んでいく気がしてならないんだ。
果たして私は、この役目を終えた時……元あったところへ帰れるのだろうか。
先のいくさの傷は、手入れを受けても未だ癒えない。
「私はね、怖いんだよ。いつか私が、御神刀としての私でなくなってしまうようで」
縁側の三+日+月にそう零すと、袖で口許を隠しひそやかに笑った。
――かしこみ、かしこみ。
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5 :
石/切/丸(刀+剣+乱+舞)
2015/05/22(金) 03:35
いつからか姿を見なくなった鶴+丸は、神刀から引きずり下ろされたのだという。とても美しい一振りだったから、きっとあまたの手が我も我もと引いたのだろう。
神殿に祀られたままのんびりと神社暮らしをする私とは世界を別として、波乱に満ちた半生を過ごしたらしい。彼は、まるで白無垢にも見えるその着物をはためかせながらからからと笑った。
さて、私といえば境内にぽつりと存在するだけの生活を何百年と続けていたものだから、どうにも体が鈍ってしまっているようだ。走る事もままならないとは、自分でも笑ってしまったけれど――走れないものは仕方がない。馬の脚を借りねば、戦場で生き抜くことはおろか……皆が戦を終えるまでにその場に辿り着くのすら不可能だろう。
それを見かねて、主は私に一頭馬をあてがってくれた。
かつては岩を断つほどであったし、様々なものをこの刀で斬ってきたものだから、自覚はなかったけれど腕の力はやたらと強いらしい。
腕比べを挑んできた次+郎+太+刀に揶揄されてしまった。刀を薙ぐと、なるほど確かに空気が裂ける気がする。きっとこの軌道の上にあるものは力に任せれば真っ二つにできるだろう。
ただ、問題は……私の動きがお世辞にも速いとは言えないから、肉を切らせて骨を断つ――というのが最良の手になる、ということかな。
今回もまた主に手入れ部屋に連れられて、何故かいつも一緒になる同+田+貫が呆れたように溜息を吐いた。
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4 :
石/切/丸(刀+剣+乱+舞)
2015/05/22(金) 03:28
そもそも私というものは、遥か昔に神前に奉納された所から始まる。
打たれ鍛えられた当時は純粋にものを斬るための刀であり、実際に戦にて使われた事もあった。
それが何故だろう、神前へ献備されることになったんだ。
未だ付喪神の形すら成していなかった私の目の前には、二柱の神がいた。
岩をも断つ大太刀、それゆえに石+切+丸。名づけられたのはいつだっただろう。
そうして神の御前で時間を経る内、私は私としての姿かたちを成し、存在意義を見出し、人々に名を呼ばれ、私自身も一柱の神となった。…二柱の御許にある、という感覚は今でも拭えないけれど。
名を与えられ、必要とされる事で神は生まれる。ことばとは神。名はいのち。
石+切さん、と人々は私を呼び親しんでくれた。霊験あらたかな場に身を置くことで、私は霊力を蓄え、目に見えぬ病や穢れを断ち切る力を手に入れ……やがて、治癒の神の象徴として祀られた。
血腥さも、いきているものを斬る感覚も、すっかり忘れていた。
神無月の出雲では数え切れぬほどの神と会った。その中に鶴+丸や蛍+丸の姿もあったように記憶している。この世に顕現してその姿を見た時、思わずこの目を疑ったものだ。…よもや人の身を持つとは思わなかったけれどね。
刀は思いの外、ずしりと重かった。これが病魔でなく物質を斬るものか――と、実に久しく思い出した。
私が祀られておよそ千と数百年。未だ名を忘れられず一柱の神として存在していることを嬉しく思う反面、人々に忘れられ消えていく神を何柱も見た。消えゆくその姿を見る、鶴+丸の黄金の瞳を今でも覚えている。
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3 :
石/切/丸(刀+剣+乱+舞)
2015/05/22(金) 03:24
さて、まず記す事。
名を石/切/丸という。
石/切劔/箭大神の御前に奉納された大/太/刀にして、その御神威を宿した御神刀だ。
神前に捧げられてからというもの、腫れ物や病魔を霊的に斬る事が多かったから、いくさよりも神事の方が得意になってしまったよ。
私の実態は、石/切/丸という名を与えられた刀に宿った付喪神だ。
しかし、同時に治療の神である石/切劔/箭大神の神通力を宿した一柱の神でもある。神無月の出雲などにも出向いたことがあるよ。
いくさから長く離れていたせいで、戦いのかんは戻り切っていない。かつていくさ場に赴いていた時の影響か、元主の影響か……腕っぷしだけは強いようだね。残念な事にいくさ場の事も主の事も、雑多な記憶に紛れてよく覚えてはいないのだけれど。はっきりと記憶として形を成しているのは、神社に入ってからだな。
君は病気治癒をお望みかな。…おや、違う?
他、追記予定。
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2 :
石/切/丸(刀+剣+乱+舞)
2015/05/22(金) 02:55
>この帳面について記す事。
主に完。交流は機動10もしくは13(特)。
とある本/丸、とある刀達の事。
実在の人物、刀/剣には恐らく関係がない。
備忘録。覚え書きの走り書き等。
要素の構築。
主体は御神刀。他多数。
練習要素含。
本/丸の刀の前で吐けない諸々の事。
捏造、補完、細切れの出来事。主に薄暗い。
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