スレ一覧
┗文は人なり、筆は刀よりも強し。(71-80/106)
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80 :
竈／門／炭／治／郎(鬼／滅／の／刃)
2024/09/10(火) 00：57
>夜。
善／逸が寝苦しそうだ…。
起きては居なさそうだけど、辛そうに見える。
あぁ、こんなに眉間に皺が…
#ーーこん／こん／小山／の………
背中を優しく叩いて、
#小／うさ／ぎは……
眠る愛しい人へ…
#なぁ／ぜに／お耳／が……
安らいで欲しい…
#………おやすみ。
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79 :
竈／門／炭／治／郎(鬼／滅／の／刃)
2024/09/08(日) 22：54
今日…いや、昨夜から善／逸と合同任務になった。
とは言っても、ずっと行動を共にするという訳じゃ無いらしい。
善／逸は"耳"で、俺は"鼻"で、
鬼の情報を探る。
もし、途中で鬼が出れば討つ事。
本来なら何方か一人でも事足りる任務だけど、善／逸も俺もまだ体調が万全では無い事は、し／の／ぶさんにはお見通しだ。
善／逸と一緒に居られる。
辛そうな善／逸を見るのは胸の辺りが苦しくなるけど、ただ身を案じるだけじゃなく、今は寄り添い支える事が出来るのは嬉しい。
けど喜んでる場合じゃない、ちゃんと任務を全うしよう。
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78 :
竈／門／炭／治／郎(鬼／滅／の／刃)
2024/09/07(土) 22：17
>懐疑と信頼。
夢見の悪さと根も歯もない噂が重なって…
自分でも抑えきれない程の気持ちが溢れて、
不安定な精神状況の儘、善／逸に色々と話してしまった。
そんな俺の様子に、善／逸までも不安にさせて、苦しませた。
まだ病み上がりなのに…
精神的に参らせて、熱が出たり振り返してしまったら大変だ。
けど、善／逸は俺の話に確りと耳を傾けてくれて…怒る訳でも無く、弱い俺の心を受け止めてくれた。
#"弱かろうが情けなかろうが、"
#"炭／治／郎の音に変わりない"
#"俺が一等、大好きな音だよぉ"
その言葉が、
とても嬉しくて。
涙を堪えるのに必死だった。
昨日の夜は、夢を見ること無く、
ぐっすりと眠れた。
起きた時も、身体が軽く感じる程に、
善／逸の声や言葉…匂い、
優しい心に癒された。
ありがとう、善／逸。
俺はもう大丈夫だ。
けど、もし…
また"長男"出来なくなった時は、
善／逸だけに、弱さを見せて…
構わないだろうか……。
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77 :
竈／門／炭／治／郎(鬼／滅／の／刃)
2024/09/06(金) 07：54
無／限列／車の時にも酷い夢は見せられたじゃないか…
あの時の様にしっかりと"夢"だと割り切ってしまえば済むのに。
頭ではそう考えられても、
心が…
>潰れてしまいそうだ…
いけない。
俺は長男の炭／治／郎だ。
禰󠄀／豆／子や周りのみんなを不安がらせない様にしないと。
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76 :
竈／門／炭／治／郎(鬼／滅／の／刃)
2024/09/06(金) 03：26
>夢見が悪い。
あぁ
何で言ってしまったんだろう。
我慢は得意な方だ。
得意な筈だった。
言わずに腹の内へと留めておけば良かったんだ。
なのに、
何で俺は。
>"弱い炭／治／郎は要らない。"
>"必要じゃない。"
……俺は……
…弱いよ…。
>……挫けそうだ…。
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75 :
竈／門／炭／治／郎(鬼／滅／の／刃)
2024/09/06(金) 01：36
昼間は蝉がまだまだ鳴いているけど、日が暮れると草木の匂いと一緒に秋の色んな虫の声が聴こえる。
そういえば、善／逸は蝉の声が五月蝿いと文句を言っていたけど、この虫の声も善／逸の耳では"五月蝿い大きな音"になるのだろうか？
善／逸の耳は優れているから、些細な音まで拾ってしまうようだ。
凄い能力だけど、本人は辛そうにしている事が多い…。
今度一緒に居る時に善／逸が音で嫌がっていたら、善／逸の耳を塞ごう！
そうすれば、音を遮れる。
善／逸の助けになれたら良いな……。
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74 :
竈／門／炭／治／郎(鬼／滅／の／刃)
2024/09/05(木) 01：12
昨日の慌ただしさは何処かへ行ってしまったように、今日は穏やかな日だ。
雷雨が続いた所為か、汗が滴る程の猛暑は落ち着いて、秋らしい気候になってきた。
風が気持ちいい…
蝶／屋敷の庭で鍛錬をした後、日が暮れた後は部屋で禰󠄀／豆／子と遊んだ。
昨日善／逸に贈った花の折り紙が気に入ったらしく、今日も花を折った。
頻繁に黄色い折り紙を渡してくるものだから、菜の花を折って禰󠄀／豆／子の髪留めに飾り付けたら、とても喜んで其の儘部屋の外へ出てしまった。
きっと皆に見せに行ったのだろう。
………、…。
そういえば、今日一日…善／逸と会ってない。
日中は鍛錬に勤しんでいたから……。
もう任務に向かってしまったのかな。
まだ屋敷にいて、黄色い花を髪に飾った禰󠄀／豆／子を見たら、きっと禰󠄀／豆／子の可愛さに卒倒してしまうだろうな。
気持ちが昂って、屋敷内で怪我をしないか心配だ……。
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73 :
竈／門／炭／治／郎(鬼／滅／の／刃)
2024/09/03(火) 21：36
#誕生日
朝起きてから何やら慌ただしい。
#…さんは甘い物と高い物が好きだって…
#今日のお菓子は甘いカステラを…
#じゃあ昼餉は鯛の炊き込みご飯と…、…で…
今日は、蝶／屋敷の皆が善／逸の話をしている…どうしたんだろ？
>皆、善／逸の話で持ち切りだね。
#だって今日は善／逸さんの………。
………えっ…。
ーー…知らなかった。
以前、俺は善／逸と生まれの話をした。
その時に俺の誕生日は教えたけど、善／逸の生い立ちを聞いた時、善／逸が言葉を濁す事が多かったから、誕生日を聞いて良いものか躊躇ってしまって聞けずじまいだった……。
な／ほちゃん達は看護師さん、蝶／屋敷で療養する隊士の事は良く知ってるらしい。
だから善／逸の誕生日も知っていた。
ど、どうしよう……。
俺は誕生日に善／逸から想いが込められた温かい手紙を貰ったのに、俺は何も準備出来てない…。
>友達なのに。
>恋仲なのに。
何か、何か無いか…。
……っ…、……。
……あっ。
>ーーーーーーーー
善／逸の誕生日と知った後、
屋敷に居る善／逸に会いたい気持ちを我慢して、
禰󠄀／豆／子と一緒に作った。
#折り紙の花束。
昔、母さんに教えて貰った折り方を思い出して、禰󠄀／豆／子に教えてながら沢山の花を折った。
向日葵と桔梗……
他にも桜や菜の花、色んな花を折った。
折り紙の花を纏める紐も折り紙で編んで作った。
用意をしているうちに夜になってしまった。
禰󠄀／豆／子と一緒に渡しに行こう。
善／逸の好きな高い物とかじゃないけど、花は好きだと言っていたし……。
#喜んでくれると良いな。
#"善／逸っ！遅れてごめん！"
#"誕生日おめでとう！"
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72 :
竈／門／炭／治／郎(鬼／滅／の／刃)
2024/09/03(火) 00：14
禰󠄀／豆／子を蝶／屋敷に預けて、朝のうちに街へ折り紙や玩具を買いに行った。
その帰り、
蝶／屋敷の門前で丁度任務から戻ってきた善／逸と出会った。
血の匂いはしない…良かった、今回は怪我無く戻って来られたんだな。
いつもなら直ぐにでも近寄って来る善／逸が、俺の方へ近付いて来ない。
寧ろ近寄ろうとすると"近寄るな"と言われた…。
ど、どうしたんだ？？
嬉しい匂いに紛れて不安な匂いが微かにする…
理由を聞いたら、連日の雨と雷で髪や身体に電気を帯びている様な感覚があるから近付かないで欲しいらしい。
>感電させて、傷付けてしまうのが嫌だから。
#……本当、善／逸は優しいなぁ……。
善／逸の言うように近付かないのは簡単だと思う。
でも、善／逸から漂う甘くて切ない匂いを嗅いで、そのまま離れるなんて俺には出来ないよ。
善／逸の居る場所まで、
善／逸の言葉に逆らって、
走って、勢い良く善／逸を抱き締めた。
善／逸に触れた指先や頰に、バチッと電気が流れ込みはした…少し痛みはあっても感電する程じゃない。
#"おかえり、善／逸。"
#"雷も、電気も、ビリビリしたって大丈夫だっ！"
#"俺は長男だからな。"
そんな俺の言葉に、何の根拠があるんだ、
と、困惑する善／逸を抱き締めた儘離さなかった。
離れたくなかった。
#"善／逸に近寄れない方がよっぽど辛い。"
#"もし雷に打たれたなら俺も髪色が変わるかも"
#"そうすれば、善／逸と"おそろい"だな！"
なんて、言葉を続けたら善／逸に馬鹿だと怒られてしまった……。
ばっ、馬鹿はないだろ！俺は思った事を…
って言い返す前に、伊／之／助に背中に頭突きをお見舞いされた。
>俺が居るのを忘れんじゃねぇ！！！
伊／之／助も帰って来ていたんだな！
本当、二人共無事で良かった…。
其の儘伊／之／助も善／逸と一緒に抱き締めて互いの無事を喜んだ。
>俺をホワホワさせるんじゃねえぇっ！！
#善／逸と二人で過ごすのは、
#もう少し後からでも、遅くは無いよな…。
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71 :
竈／門／炭／治／郎(鬼／滅／の／刃)
2024/09/02(月) 00：00
連日任務中に雨に降られるなんて、珍しい事もあるもんだなぁ…。
ーーっ、なんて思ってる場合じゃない！
今日もまたびしょ濡れ。
何とか蝶／屋敷に戻る事は出来たけど、ア／オ／イさんに直ぐに風呂へ入る様に叱られてしまった。
俺の隊服と一緒に禰󠄀／豆／子の着物も洗うからと、禰󠄀／豆／子も一緒に入る事になった。
最近雨の中で戦う事が多かったし、着物も汚れてるから凄くありがたい。
小さくなっている禰󠄀／豆／子を風呂にいれていると、花／子を思い出す。
花／子は髪を洗う時に良く話しかけてきたっけ…
懐かしいな…。
明日は非番だし、禰󠄀／豆／子の新しい玩具でも買いに行こうかな。
善／逸が蝶／屋敷に帰ってくるかも知れないし、外出は程々にしておこう。
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