うつむく篝火 - ⊂*本Ⅵ*⊃

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┗うつむく篝火(107-116/165)

116 :平和島静雄(DRRR)
2011/09/13(火)　20：15

# 寝たくない。
じゃあ俺も起きてる。
# シズちゃんは無理しないで寝なきゃでしょ。
じゃあ寝る。

でもよ、俺が寝た後一人で置いてかれた気になってんだろ、手前。
一緒に寝りゃ良いじゃねえか。
# 寝たくない。

不毛な堂々巡りだ。別に、何も強制するつもりはねえよ。ただ、なにが一番、お前にとって落ち着く選択肢なんだろうってのは思う。
まだ寝ないでって、この前みてえに言やあ良いのに。そうすりゃ、無理がない程度に俺の就寝時間も伸びるかもしんねえし。
そういうもんを「無茶」だとは、俺は思わねえんだがなあ。
俺に使わねえで、どこで使うんだ。お前の「わがまま」は。どっか別んとこに持ってったり、持ち腐れるくれえなら俺で使え。偶には、ああして欲しいこうして欲しいって。(言われてるもんもあるっちゃあるがああいうのはほら、タイミングが、……よお。)

お前の気が緩んだ時にふと出た、数える程もねえ「仕事に行かないで」「寝ないで」が俺はすげえうれしくて。必要とされてんのは解ってもそれでも、分かり易い「必要のかたち」が見えるのは段違いで嬉しい。
言われずと察してえ事もあるし、言われてえ事もある。
俺はわがままだから、出来ねえもんは出来ねえって言っちまう。だからこそ、出来る限りで叶えてえとは思うよ。

……業務時間外労働の短縮とかなあ。
１時までにゃ帰れるように頑張る、待ってろ。

―――――

頭ん中がおやすみモードに入った所為で何もかも返せてねえ。無理矢理書くと心にもねえこと喋る癖があっから、連絡が途絶えてるダチなんかは本調子に戻るまで生温かい目で見つつ待ってくれりゃあ嬉しいわ、なんつー自分勝手な呟きを残してみる。

―――――

結局遅えしよお。手前が勝手に立てた目標に手前自身敗れるってどうなんだ、本当しょうもねえな俺。膝抱えて三角座りの勢いだ。
いつもより短え休憩時間に勢いで書いちまったから読み返しが怖え。いっそ読まねえままで居よう。

―――――

起こされねえといつまでだって寝てる自信がある。だから、たまーに指でつついて起こしてくれるくれえしたって良いんじゃねえの、朝だよ起きては同棲の基本だろうが。
とか思いながら、一旦起きて30分も立たねえ内に二度寝しちまった俺はあいつに起こされても果たして目が覚めるのかっつう。

一緒にいてえ奴とか、やりてえことが出来ると必ず睡魔と衝突すんだよなあ。ひでえと仕事以外寝てる。冬眠か。

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115 :折原臨也(首無/乱入)
2011/09/10(土)　16：01

#(付箋裏面に残る走り書き)

i hanno bisogno di Lei, ti amo
Grazie,

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114 :平和島静雄(DRRR)
2011/09/10(土)　07：58

#(淡い色の付箋がページの上部へ貼り付けられている)

臨也へ。

箱に掛かってる鍵は「水の底」だ。

こういうのって初めてなもんで、もしかすっと妙ちくりんな事しでかしちまってるかもしれねえし、本当はもっと上手いやり方があったのかもしんねえ。
けど、今の俺にゃこれ位しか思い浮かばなくてよ。
本当は月曜にでも、寝てるお前の枕元に置いとくつもりだったんだ。でも、手前中々寝ねえだろ。折角だから、休みは一緒にゆっくり出来りゃ嬉しいしっつう訳で、今日フライングすることにした。
お前が、少しでも楽しく紐解いてくれればって気持ちで、贈ってみるわ。何か変な所あったら、とりあえず笑ってくれ。

あいしてる。

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113 :津※軽(DRRR派生)
2011/09/07(水)　10：05

You are water.
Water of the deep bottom.
Is the surface of the water that you look up at clear?

if you take the my hands,

and if you are drowned, I sink into the blue with you.

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112 :平和島静雄(DRRR)
2011/09/06(火)　12：10

寝ちまった臨也の頭を時々わしわしと構いつつPCを弄ってて気付いた。朝通り越して昼になってんじゃねえか、仕事夕方からで良かった。

ここ数日、あいつが帰って来る度に寝落ちて泥の様に眠った後仕事に出てまたぼーっと待って帰って来た後寝ての繰り返しでろくに顔も見ねえまま、ひたすら眠気だけに流されて生きてた反動っつうか。寝顔見ながら、まだ寝たくねえなあなんて思っちまって。異常に眠くなる周期が来るとその後は大抵馬鹿みてえに起きていたくなって、また眠くなる。我ながらしょうもねえ生活してんなと思わねえでもねえんだが、長い事こんなもんだからか中々直すのも難しい。し、直そうっつう生活をしてないのが現状。眠い時は眠いんだからしょうがねえ。
それでも、眠気なんか置いといて手を伸ばしてえ本音はあるし、出来る事なら少しでも長く知覚があるままに隣に居てえと思う。出来ねえから寝ちまうんだけど。ほんと、しょうもねえ。しょうもねえ悩みだなあ。

一旦眠りに入るとさっぱり動かねえ指先は、当然無意識にこっちを握り返してくる事もしなけりゃ、ふと小さく呼んでみた名前になあにと返る声もねえ。愛し愛される事がきれいな型だっつうなら、見向きもしてこねえこの顔すら好きで好きで堪んねえこの気持ちはどうすりゃ理想みてえなお綺麗な枠に収まってくれんだろう。何でこんなにはみ出してこようとすんだ、自我ってのは手前自身で何とでも出来るからこそ自我じゃねえのか。苦しい、とかそういうんじゃなくて、不思議だよな。好きってなんなんだみてえな中学生レベルの自問自答をしたとして、これが好きじゃねえならどんなもんが好き、なのか、愛してるなのかわかんねえ。利口だったらわかんのか、こんなもん不毛だ愛じゃねえって割り切れんのか。もしそうなら一生賢くはなりたかねえもんだ。

やっぱ徹夜の頭はおかしい。寝る。

(起きたあいつが頭痛に悩んでて、どうもなんねえ事がこんな所にまであんのかと途方に暮れた。どうにか治んねえもんだろうか。いてえのも苦しいのも、無いなら無い方がそりゃ良いよなあ)

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111 :平和島静雄(DRRR)
2011/09/06(火)　11：03

自宅にPCを置いた。(サイケだかデリックだかは今までどっから出て来てたんだっつうツッコミはこの際置いておくとして、だ)
半ば借り物みてえなものだしがっつりいじる事はねえにしても、必要最低限仕事で触る以外は使わねえってのもどうなんだって理由でちょいちょいなんとかしてってる。でもよお、なんつうか、ノートPCのキーって強く押すと割れちまいそうだし、畳む時開く時もどっかバキっといっちまうんじゃねえかって怖えし、プレッシャーが意外と重い。くっだらねえ記事なんざ見て思わず殴ったら、多分一発で一生ご臨終だろこいつ。ハードルが高過ぎる。短気は損気、を体言してる俺が唯一携帯だけは壊さず毎日過ごせてんのはあいつが連絡をくれるもんだからで。行ってきます、の後のあいつがたまーに垣間見れるそのしあわせが手放しがたいからで。
…その他のもんにゃ、まだ寛容にはなれねえんだよなあ。

なんて言いながらとりあえず日記書いてみる辺り、ガキみてえな新しい物好きが抜けてねえのかも。とりあえず、暫くは怒りの勢い余って壊しちまわねえように気を付けよう。5年くれえ前だったか、そん位の頃にはもうちょいマシに使ってた気がすんだけど、毎日飽きもせずに(仕事だが)モニタとにらめっこしてる臨也を若干尊敬したって打とうとして気付いたこいついざやが変換できねえ、

―――――
PCを置いて一番最初にした事と言えば、ひたすらCDを取り込む事だった。色んなソフトのセットアップだったり環境の調整の傍らに。ただ、手元に枚数はそんなに持ってねえもんで、曲数としちゃ200にも満たねえくらい。
これ苛立ちを緩和する作業BGMとして優秀すぎんだろって感動した
K※ea※ne　「U※nd※er T※he Ir※on Se※a」
I A※m R※ob※ot A※nd Pr※ou※d　「Up※hi※ll Ci※ty」
W※RO※NG S※CA※LE　「WR※ON※G SC※AL※E」
この三枚のアルバムと肩を並べて生きてこうと決めた、たった今。(多分１ヶ月もしたら変わる)

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110 :平和島静雄(DRRR)
2011/09/03(土)　20：20

書きてえ事があったから開いた筈なんだが、ぼんやりしてる内に全部霧散してった。

唯一覚えてる、
TOPのうさぎがかわいくて思わず臨也にうさぎの耳が生えねえかなあって念じた。
っつうもうどこの誰にもどうしようのねえ一文だけ書き留めとこう。
雨の所為だか頭がいてえなあ。仕事終わらせて、そんで。さて、どうすっか。

―――――

俺に出来る事ってよ、なんかねえもんなのか。お前が何考えてんのかわかんねえ事も沢山あって、それが口惜しい。

―――――

曇り空が低いのは、雲で蓋をされてるからなんだろう。閉塞感、自由のない響きが、実は少しだけ好きだ。

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109 :平和島静雄(DRRR)
2011/09/01(木)　10：31

夜中の二時も半分回ったくれえに漸く家の戸を叩くとえらくかわいこしい生き物が出迎えてくれた。なんだあいつもうかわいいのもいい加減にしろ。何で眠たがるお前を俺が好きなのか、かわいいと思ってんのか、あいつは今一分かってねえ気がすんなあ。

ついに９月が来ちまった。出来る事なら多くは見たかねえ面と毎日顔突き合わせて短気合戦くり広げる羽目になんだろう、と考えると今から憂鬱で手前自身の精神力が心配になる。
笑い事じゃねえ、怒るって感情の動きは存外疲れるもんだ。目の奥が弾けて瞼の裏が暗転から真っ赤に染まるような、途方のねえ怒り。

加え、早くも９月の休日が一個減って不機嫌MAXだ。おい手前そこ連休だったろうがよふざけんな。
あー、たりいわ。眠いけど用事、用事済ませよう。

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108 :平和島静雄(DRRR)
2011/08/31(水)　19：26

ダチが書いてた「ご飯でする？お風呂でする？それとも私だけ？」にカルチャーショックを受けて臨也に俺これ言って貰えりゃ云々かんぬんと絡んだら、言ったとして君はどうするのかなと聞かれた。臨也だけが良いですと返した答えは果たして正解だったのか否か、若干機嫌が良くなった気がしねえでもねえしよしとしとこう。
なんて先日の出来事に思いを馳せつつ魔の月末と戦ってる。月末なんか無くなっちまえ。早く臨也が居る家に帰りてえ。

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107 :平和島静雄(DRRR)
2011/08/30(火)　16：22

事務所の玄関を潜った途端、猛烈に照り付けて、いや寧ろ突き刺さってくる日差しが目に痛え。サングラス掛けてても脇から入ってくんだようぜえ。
じわじわ蒸されて表面から体温の上がってくこの感じも、あとひと月もすりゃ肌寒い風に移り変わってんだろうと思えば感慨深い気がしねえでもねえ。

ガキの頃はよ、空なんざ無条件に青いもんだと思ってた。水色、空色、なんてクレヨンがあんのを無視して真っ青なそれを握り締めながらへったくそな手付きで画用紙半分を塗り潰したもんだ。その頃から力加減すら下手くそだった俺は人一倍クレヨンを折っちまう事が多くて、半分くれえの大きさになったそれを後生大事に使ってた記憶がある。

空が青いなあ、そう感じなくなったのはいつからだったか。気付きゃ見上げる空は何時だってチャコールグレーのフィルター越しで、それを少しずらしてみた所でどこまでも広がるその色は涼しい程の薄い青だ。フレームの中に切り取られた息が詰まるような真っ青も、子供の頃絵に描いた零れ落ちそうな「あおいろ」も、もう俺の目には映んねえんだなあ。

遠い程白んで見える景色を見つめて、なら、あの時より頭いくつか分空に近くなった視界に映るその色は確かに青みを増す筈なのに。
こうして失っていくもんと、てのひらに残るもん。最後にはかりに掛けた時、より重いのは一体どっちだろう。
まだ良く解んねえけど、これからまた、より一層白んでいくんだろう景色をあいつと見てえなあなんて詮の無え事を思った。鮮やかじゃなくたって、綺麗なもんはきっと綺麗だ。

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