うつむく篝火 - ⊂*本Ⅵ*⊃

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┗うつむく篝火(127-136/165)

136 :平和島静雄(DRRR)
2012/03/27(火)　13：38

最後にそいつの隣で笑ってんのは、自分じゃなくたって良い。積み重ねた今があって「そいつ」になるなら、きちんと笑えるように歳が取れたなら、その時一緒に居んのが俺じゃなくたって良いんだって。
本当にずっと思ってた。綺麗事なんかじゃねえって、人間ってそういう風に出来てるもんだって、今も思ってる。人との繋がりがこんだけ薄い俺ですら、家族が居る、上司と同僚が居る、ダチって呼べる奴も居る。偶にだがよ、慕ってくれる奴だって居んだ。今後会う事が無かろうが、一生の付き合いだろうが、会った事も過ごした時間も変わんねえ。それは、恋人だって同じ筈じゃねえか。
ガキなんか出来る訳が無えし、紙切れ一枚で結べる間柄は兄弟か親子。人を繋ぐのはまた人で、環境で、手前らの感情と意志だけで生涯を共に出来る奴は意外と少ねえだろう。だから、びっくりするくれえ明るい未来だって筋書きにはならねえのも何となく解る。

俺じゃなくたって良いって、言いながら、そんでも。一緒に居る時は、自分が幸せにしてえって、笑わせんのは最後まで俺の役目だってくそ真面目に思っちまうんだなあ。
あの悪名高い新宿の情報屋がついに一児の父に、なんつー誰もが耳を疑う様な話が出回ったら俺はそれを笑い飛ばせるのか。おめでとう、幸せになって言えんのか。そりゃ言いてえし、でも、死んでも言いたくねえわ。随分と我儘になってきたもんだ。

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135 :平和島静雄(DRRR)
2012/03/19(月)　12：46

今ならまだギリで布団が干せるっつう希望と、まだ毛布にくるまっててえ願望の狭間で揺れてる。
眠い…けど、あいつに言ったら「干しなさい」で終わる気がすんなあ。

…、干そう。

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134 :平和島静雄(DRRR)
2012/03/03(土)　13：29

ぼーっとしてる内に(勝手に)やりてえと思ってるバトンと回されたバトンと踏んだバトンで手持ちがえらい事になってた。

いつかやろうと思ってる内に眠くなる、休日もあいつにじゃれついて飯食って風呂入ったらもう眠くなる。まるでテスト勉強みてーだな。
気が付くといつの間にかテスト当日が来て、埋まってたり埋まってなかったりする答案用紙を取り敢えず提出した後に待ち受けていやがったのは当然ながら採点添削で真っ赤に染まった用紙だった。正解ならただ丸をするだけで済むだろうに、下線引かせたり解答の付け足しとかさせてマジすいませんでした先生。だが学生も後半期、真っ白な答案用紙をそのまま出すっつう暴挙に出たことで俺の用紙の採点の難易度は大きく下がったんじゃねーかと踏んでいる。今までのちょっとした恩返し代わりだ。

別に、バトンの方は嫌いじゃねえんだけど。

つうか、眠くなると訳解んねえこと死ぬ程まくし立てて潰れる癖がひでえ、今もそうだ。
何が書きたかったって、最近の眠気半端ねえって事と、職場に新しく入った女性スタッフの背がちいさくて、一番上の棚に届かねえでぴょんぴょんしてたのが微笑ましかった。女ってちっちぇえなあ、みてえな話だった気がする。ほぼ掠ってねえ。
よし、眠い。

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ここまで書いて寝潰れたんだが。もうあと筆置くだけじゃねえかってタイミングでよくも、まあ。

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133 :平和島静雄(DRRR)
2012/02/07(火)　20：34

仕事の行き掛けにあいつから来たメールが衝撃的すぎて三回見直した。見直したら、今度は恥ずかしくて直視出来なくなった。何だあの生き物すげえ可愛いんだけど。

取り敢えずショックに勢い余って掌の中で破裂したミニチョコパン４個入り１１６円を誰かに弁償して欲しい、いや臨也じゃ無くて、誰かによ。俺はもう一生あいつに金出せだとかぶん殴るぞとか言えねえ気がする、そういうもんだろ男って。

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132 :平和島静雄(DRRR)
2012/01/30(月)　21：11

日記って、読み返すと不思議な感じがする。手前で書いたには違いねえんだが、自分の頭で考えた事やら日々の出来事やらを頭の引き出しからぽこぽこ抜け落とす俺としちゃ「あれこれ誰だ」の感覚が一番強え。
でも、あいつに対して考えてた気持ちとか、あいつが言った中身はちゃんと覚えてんだ。いつかずっと歳を食ったその時に、俺は今の気持ちを思い出せんのか、ずっと温かく握ってんのか、それともあっさり忘れちまうのかは分かんねえけど。
どうしてこいつを好きなのかが、未来の俺にも理解出来たらきっとすげえ事だよな。

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131 :練白龍(MA≡GI)
2012/01/15(日)　07：45

以前ならば露程も気に掛けなかったようなほんの些細な事に、つい嫉妬を覚える己の器の小ささを恥じて省みるべきなんだろう。そうは考えても、やはり腑に落ちない。
全てが自分のものだとは言いません、思えない。それでも、貴方の隣に並ぶのは、貴方を笑わせるのは俺で在りたいと、

…だって、俺のあほ面でも良いじゃないですか。

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130 :平和島静雄(DRRR)
2011/12/31(土)　08：19

猛烈に眠いんだが、今これ書いとかねえと仕事終わった時には既に年明けてっし、面つき合わせて改まって言うのも恥ずかしいから少しだけ書置き。

この一年…つっても春からだけど、俺の力でお前にとって良い年に出来た部分が少しでもありゃあいい。
ここまでさんざと駄々を捏ねて来て何だが俺だけ、じゃなくてよ。忘れらんねえ事とか人とか、好きなダチとか大事なもんとか、ひっくるめて抱えとけ。そんで、俺にも分けてくれ。隣に居てえつってくれたお前の気持ちが一番嬉しくて、一番大事だ。

何が言いてえのかもう手前でも良く解んなくなってきた。寝る。
今年は色々ありがとうな、また一年一緒に過ごしていけるように来年も、よろしく。

琉金､蝶尾と水の底、へ。
……たまには俺こいつが好きですって自己主張しとく。

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129 :平和島静雄(DRRR)
2011/12/17(土)　18：54

誰かが笑うのを見るとその裏で泣く奴がいることを考える。

俺が笑ったら誰が泣くんだろうな。

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128 :平和島静雄(DRRR)
2011/11/26(土)　10：02

恐らく今年最後の二連休、の前の同期の送別会。

普段そう酒飲む機会もねえし、特別好きでもねえ。基本甘くねえと飲まない上にいつもそこそこでセーブしちまうもんだから、手前自身の限界も未だに解んねえままなんだよなあ。
っつー事でかぱかぱ空けてみた。結果カクテル６、７杯で戻した。予想はしてたけどやっぱ弱かったわ。

気持ちやら気分的な方で酔わねえ分、すぐ身体に出るのがちっとしんどい。まあ、吐いた後は楽に飲めるって分かっただけでも収穫だ。

大晦日から正月までのデスマーチを一緒にこなしてくれるって信じてたのによお、まあ、新しい所でも元気にやってけよ。
…あー……喉潰れた、

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127 :平和島静雄(DRRR)
2011/11/17(木)　20：14

臨也が猫を拾って来た。
片手広げりゃ掌ん中に収まっちまうくれえのちっこい子猫。カスタードとホイップを思い起こさせる二色の毛並みを見てると、どうしてもシュークリームやらプリンやらを連想しちまうんだが別に食いてえ訳じゃねえぞって誰にでもなく弁解したくなる。

小さい毛玉の足取りは頼りなくて、正直触るのが若干怖えけど、それでもやっぱり可愛いもんだ。覚束ねえ足取りであいつの後を追っかけたりじゃれついたり、微笑ましいったらねえ。
ねえ、が、引っかかれてむすくれたり、子猫抱え上げてふにふにの肉球押し付けながらねこぱんちとかほざいてきたりするあいつの方が、俺にとってはよっぽどかわいい。

よちよち歩きの新入りを眺めてると、くたびれてやせ細った猫を、或いは親からはぐれて泣き続けてる子猫を、どうにかしてやりてえと駄々をこねた事もあったななんて事を思い出す。気を抜けば小動物の首位簡単にへし折れちまう掌でも、生を繋ぐ事が出来るんだぞって、意地になってなあ。
そいつらは飼うことも出来ずに結局元の場所へ帰した。なんて事はなく、今も実家で元気にやってるみてえだ。偶には帰って撫でくりまわしてくるか。

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