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150 :赤司征十郎(黒子のバスケ)
2016/05/13(金) 01:37

僕の気持ちを変えさせたのは僕の古くからの…僕の中で友人だと胸を張って言える人物の中で、二番目に古い友人だ。
此の本で金輪際テツヤ以外の人間の話をする気はないが、彼への感謝を込めて一ページだけ彼と、僕が此の本の上にペンを走らせる経緯について語っておこうと思う。
二番目に古いと言ってもブランクの数年は有ったりする付かず離れずの関係で、先日お互いの関係性について結論が至らないという結論に至った間柄だ。
先に友人として紹介したが形容する言葉が無いから仮であって友人でも親友でも悪友でも無ければ恋人でも愛人でもない、兄弟でも無ければ家族でも無いんだが全てに於いてそれらしいとも言えるような。
彼は、僕の中で今も鮮明に残る過去の恋愛を知る唯一の人で、テツヤから再びこの日記に書き込みがされるなんて変な夢を見て目覚めた時に呟いた言葉に0秒反応したものだからこの日記を事を話したんだ。
過去を知るなら今更何も隠し立てる事はないし、現在進行形の恋愛なら多少躊躇うがそうでもないし…自慢してやろうという気持ちも有り、ね。
実際自慢はしてやったんだがこの日記を全て読み終えた彼が「敵わないなと思った」なんて言うからとても狼狽えたのを覚えているよ。
僕の中で二番目に古い友人が吐く言葉じゃない言葉を吐かせたこの日記を、その言葉で開く気が起きた。

彼が敵わないと思ったというページを改めて読んで、ゆっくりと心の中にテツヤの言葉が沁み込んで行くような感覚を覚えた。
それは頑なに目を向ける事を拒んでいた僕の意思を嘲笑うように本当に、静かに、今までズレて軋む音を鳴らしていた所に綺麗にピースが嵌っていくようで最初から1ページずつ、自分の書いたものも含めて全て目を通した。
その後は書き始めるに当たって書いた記事と重複するから割愛するが、彼のタイミングの良さと言うかシンクロ率には本当に驚かされる。気紛れに新しく言葉を記した翌日に感想が届いた日には思わず日参でもしてるのかと疑ったが、本当に気紛れだから余計に恐れ入る。
人との想いを繋ぐには長い月日が必要なのだと、直ぐにわかり合う事など出来ないと思っていたが、彼の言葉からすればそれは気持ちの問題でそこに期間の長さは必要無いようだ。勿論、長いに越した事はないのだろうが。

僕はもう随分と長い間自分で決めた固定概念を信じ続けてしまっていたと改めて思うが、それでも完全に改善される事はない。この先もないだろう。
僕が常に背筋を伸ばして立って居る為の、十字架のようなものだと思う。磔にしてでも、その姿勢を維持するためのもの。息苦しくはあるが、それを無くして立っていられるほど僕は強いわけじゃない。それは誰よりも自分が一番良く解っている。

新しい友人などに興味はないが、改めて振り返って、僕が何も見ずに前だけを見て進み続けるために置いて行っても、後ろから見守ってくれていた人やまた変わらず隣に立ってくれた人には恥じない姿勢で接していたいと改めて思った。
テツヤによって、僕だって少しは丸くなったんだよ。以前の日記にも書いてはいたが、それ以上に。……流石に歳を取れば丸くもなるか。
誰彼構わず優しく振る舞うつもりはないが、僕に、僕が知り得なかった視点をくれる彼らには誠実でいたい。彼を見ているといつもそう思わされる。

少しテツヤに似ているな、とも思うがそれはお互いに対して失礼だな……少なくとも彼はテツヤ程変態じゃ………いや、…うん、…変態か。

好きな人、愛する人に対して誠実に想い尽くす所はそっくりで、先日彼から初めての恋愛相談をされた時には人選ミスだと指摘はしつつも少しこそばゆい気がしたな。
そしてそんな事を書いていたら不慣れな惚気を勇気を出して教えてくれた彼から何やら仕返しされたから読み返して後日掲載をと考えていたが今日上げる事にした。
惚気るからからかっただけなのに仕返しされるとは理不尽だとは思うけどね、頭が高いぞ。

人の幸せを食べて生きる、そんな生き方も悪くないと思えるくらいには僕の改革は進んでしまったようだ。

最近は周りにいる人に出来る限り素直でいようと思って先日彼と会った際に隠し立てずに告げた言葉へ「タラシか!」と言われた日にはどうしようかとは思ったけどね。素直になってもならなくても、僕はどうやら誤解は受けるらしい。
そして残念ながらテツヤに対して素直になるのは苦手なようだ、特別すぎるからだろう。

元来僕は、饒舌なのだと最近改めて知らされた。

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