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161 :赤司征十郎(黒子のバスケ)
2024/10/06(日) 00:12

もうこの日記を開くこともないと思っていたが、
友人に触発されたことと色々な偶然も重なって、
久しぶりにペンを取ろうか、なんて気になったんだが。


本当に、
誘われないと僕たちはもう出て来ることがないから、
この姿もご無沙汰で、ひとりで語るにはやり辛いものがあるね。
日記も、筆無精になって久しいせいで昔ほど饒舌には語れなくて、
改めて過去の日記を読み返してみればよく喋るな、此奴…という感想。
日記どころか人とのやりとりさえ頻繁には行わないし、
よく書いていた手紙も受け取り手がいなくなってしまってからご無沙汰だ。
本来書くことは好きな方ではあったはずだけどね


少し前に、此処で出会った別の友人から5年ぶりに連絡を貰って、
いつの間にか経ちすぎていた年月と、その期間を感じさせない口調に
とても笑わせてもらった。
自分の予期しないところで自分の存在をふと思い出してもらえることは
それが当人にとって良い思い出として蘇るなら有り難いことだと最近は思う。
ずっと、僕が消える頃には誰の記憶からも消えていたいと思っていたが、
他人の記憶なんて、僕の手出しが出来る範疇を超えているし、
消すとなると物理的に記憶を飛ばしてもらうしかなくなってしまうからね。


僕を触発してくれた友人には、先日別の彼が茶室に誘ってもらって、
茶室も本当に久しぶり過ぎて不甲斐ない姿を晒していた気もするが、
彼は彼なりに、楽しませてもらっていたようだよ。
そんな、友人のめでたい知らせと馴れ初めを聞かせてもらって、
その勇気が、僕にはとても眩しく感じた。
自分の気持ちを具現化させる事に長けていると言うか
うまく言葉にならない言葉もうまく言葉に出来ないながらも
自分や相手に示して伝えようとすることは容易ではないことも多いから、
日々を丁寧に生きているなと、毎度感心する。
それだけ自分の本心に向き合う事は、僕にはとても真似出来ない。



そんなこちらの世界の偶然と合わせて、
また先日、玲央達と旅行に出かけて洋食器の博物館に訪れる機会があった。
食器を見るのは割と好きで、カフェで出されるティーカップやソーサーも、
同じ形の量産品で出されるより、一つ一つ拘られている方がまた行きたくなるものだ。
その博物館を見た後でショップに立ち寄ったら、
見慣れたフォルムのマグカップを見つけて、家に帰ってから確認したら、
やはりテツヤから貰ったマグカップと同じブランドだった。
そんな偶然を玲央にLINEで伝えたら
「そのマグカップを送ってくれた人は、征ちゃんが好きなのね」
なんて返事が来た。
少し面食らって、少しだけ心が和らいで、返事を打った。
「当時はね」

久しぶりにもらったマグカップでお茶でもしようか。
飾られているだけはマグカップも本望ではないだろうし。
博物館のショップで買った紅茶と旅先で買ったお菓子で。

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