スレ一覧
┗1076.翡翠糖(119-123/142)
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123 :夏油傑
2023/06/25(日) 11:03
人間が自己を自己であると同定する時に一番大切なものは何だろう。と考えたとき、それは気持ちや感覚の連続性なんじゃないかと思う。
悟の言葉に触れることがいっとう幸福なのも、ここ一番の大詰めに視線で指輪を確かめる癖も。私はあまり変わっていないな。
東野圭吾の「変身」を今年偶々読んだのは良かったと思っておこうか、今から読む気にはあまりなれないし。
上半期を終えての"一番"を言うなら早見和真の「ザ・ロイヤルファミリー」。そこそこ読書をしてきた身だけどまだ新体験は沢山あるなと驚かされた。エンタメ力の高い作家がいるものだ。
「傑にストレス掛けないように…」ってちょっと深刻そうな顔で言ってくれた時、そういう悟の不慣れな"本気の気遣い"が嬉しかった。
本当嬉しかったけど、言いたい事の我慢はしないでね。何かあれば相談して。君と対等で居られるくらいの強さは持って生きているつもり。
あ、話し忘れたが……まあいいか。
急ぐことでもない、きっと。
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122 :五条悟
2023/06/22(木) 09:00
喧嘩?喧嘩だったのかな?既に火種が何だったかあんまり覚えてないんだけど…、傑のヤキモチだったと記憶してる。
僕は昔から〝嘘が吐けない正直な性格〟〝裏表がない〟そう言われ続けて来た。
一見長所でしかないように聞こえるけど、実際は短所なのかもしれない。
思えばサプライズなんかも当日まで黙っていられた事は数える程。
傑の誕生日にサプライズが出来たのは奇跡だったとも思える。
〝言わなくて良い事〟〝言わない方が良い事〟
の区別が今でも難しくて、相手の反応を目にしてから「あ、言わない方が良かったな」と思う事も屡々。
「たとえ自分にとってマイナスになるような事でも全て知っておきたい」
傑はそう言ってたけど、それって本当にお互いの為になってるのかな。
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121 :夏油傑
2023/06/21(水) 21:04
喧嘩をした。
あれ、喧嘩? 何だろう。喧嘩だった? (確認)
ここへ書きとめておこうとするとぼんやりとした物言いになってしまうんだけどその場ではお互いに結構きつい言葉の応酬があったと思う。
問題がこんがらがって最終的には何が原因ともつかなくなってしまって、でも仲直りには至れた。悟が「ごめんね」「元通りにしよう」を言ってくれたから。
今は私が不調なお陰で悟には心配を掛けることもあるけど、一人だとどうにも思考の錆びつきがちな頭に悟が新鮮な目標や喜びをくれるのも、夜は一緒にベッドに入ってゆっくり眠らせてくれるのも。全部が本当に助けになっているんだよ。ありがとう。
三日前。別れ話の途中から"どうしてこうなっているのか"の紐解きが始まってなんだかんだと最後には二人で大笑いしていた。ここ最近で一番笑ったんじゃないかな……三年半付き合った恋人に振られるか振られないかって局面で爆笑オチは怖くない?
気付けばそろそろ悟の迎えの車が来る時間になってしまってて、私は取り敢えず話を着地させようって気持ちで
「それで、どうする?」
を言ったんだけど、
「保留にする……」
って返ってきたんだよね。ほ、保留……!と一瞬緊張したんだけどどう見てもその時の悟は憔悴しているようだったし、うん分かったよ、と答えて。
……いやさ。
それで、今さっきふと不安になって「もしかして悟、あの別れ話ってまだ保留扱いなの?」って質問したら「ええ!? 今!?」って驚いた後に大笑いされちゃって、もう何わろてまんねんって。
「元通り」、ちゃんと保留も切ってくれていたらしい。……だって不可視は言葉で確かめないとわからないでしょ、悟の心なんだから。
安心した。そりゃあ悟がそばで楽しそうに笑ってるのが一番いいに決まってる。
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120 :夏油傑
2023/06/17(土) 00:51
よくない振る舞いをした。溜息が出てなかなか眠れないし、思うに例え怒られても仕方ないってくらいの。
これは悟の言だけど、私は「心が半畳くらいしか無い」ので本当に狭い。狭小。だからすぐに「無駄なやきもち」をする。これも悟の言。一見して辛辣かもしれないけどこの辛辣さは気に入っていて……全部正解、なんにも反論できない所が好きだ。
……とはいえ。実際悟は私の人格を尊重してか、普段からこういう事柄で怒ったりはしない。ただそれも申し訳なく思うほどに苦い言葉を言わせてしまったから、寝顔を見ながら少し考え込んでしまっている。
今夜言葉を残すのはやめておこうと思ったんだけど、気持ちを綴る行為を恐いと思わない為に敢えて書いておこう。後で悔やんだりしないようにね。
悟、私は君と居るのが楽しいよ。これからもずっと素直にそう言える人間でありたい。
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うん……眠れない。
おやすみ、の前に抱き締めなかったからかな。
自分の生き様に起きた変化が君の言う"良い影響"じゃないとは思えない。だから、その言葉は飲み込めないよ。
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119 :五条悟
2023/06/16(金) 09:33
昨晩傑から渡された一冊の本。見覚えのある表紙に一瞬固まった。
以前渡された物は新古本だったから、改めて新品をくれたのかな…とは思ったけど、口振りからしてそうでもなさそう。
「傑…、この本前にも貰ったよ……?」
そう言った時の傑の顔と来たら。
〝絶望〟ってこうやって表現するんだろうなっていうお手本みたいな顔だった。
そりゃあね、最初は僕も少し戸惑ったよ。
でも…「好きな本なんだ」って渡された物なら二冊あっても良いじゃない。
しかも絶版なんだよ。僕は傑の大好きな絶版の本を二冊持ってる男……凄くない?
それに、一冊目を貰った三年前に数回読んだだけだったから…、「また読んで」って本に言われてる気もして……昨晩はゆっくりページを捲った。
傑の記憶力は僕よりずっと優れてる。
傑の言葉に「そうだっけ?」って返すのがいつものやり取りで、こんな事は本当に珍しい。
そう考えると傑のこの本に対する愛情を感じるでしょ。
「大好きな悟に大好きな本を読んでもらいたい」
その一心で絶版の本の新品を見つけてきちゃうんだよ。
記憶を吹っ飛ばす程の愛。
今日は恐らく僕の方が帰りが早い。
傑を待つ間、もう一度じーーっくりこの本を読んであげるつもり。
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