悟の眠気のハンドリングが全くうまくいってない昨今、スヤスヤ眠る顔を横目に日記をしたためているところ。
私は意志に反する眠気にやられたりしない（なんかこれ即堕ちフラグみたいな文脈になりかけているけど、ところがどっこい本当の事）から、訳の分からないこと言いながら眠りに落ちていく悟を見てると流石に「うそだろ」って笑っちゃうこともある。
いや、ほんと、めちゃくちゃかわいいんだよ。かわいくてその上で興味深いっていう感じ。
今日は「にぶたとねぶたのちがい」って呟きながら、すよよ…と寝た悟。うん、母音ひとつの違いだもんね。ふんわりとした問題提起をありがとう。並べてみると明白に全然違うと思うよ。

私信→有明月

「おや、以前同じところで書いていたな？」って顔を見掛ける度、知らない街で同郷の知り合いを見たような若干の安心感があるよ。君たちもそう。
少し前の話にはなるが手を取って一年の記念日おめでとう。佳き日を二人で共に祝えたようで何より。
それと体調を気遣ってもらって済まないね、悟のお陰もあって日常に戻れているから安心して。そちらの筆まめは見習えそうにないが私達もマイペースに綴っていくつもりだよ。ここでも宜しく、同輩。

最近は電池が切れたように眠りに落ちる。
某スリープでは毎日「寝付くまでに掛かった時間」が5分なくらい。
極限状態でベッドに入るから傑との会話も最早喃語に近い。言語になってない声と半ば寝言のような数々。

「あー、もうダメだ。会話にならない。めんどくさ。」

って思うのが普通だと思うのに、傑は僕の寝言めいた言葉にも一つ一つ返事をして、丁寧に寝かし付けてくれる。
たまーーーにならまだしも、先週はほぼ毎晩そんな感じ。
呆れもせず、怒りもせず、優しく相手をしてくれる。
めちゃくちゃ愛を感じたよね。
朝起きて、自分でも何を言ってるか分からなかったなぁ…と思い返すのと同時に、瞼を閉ざすギリギリまで見えていた傑の優しい顔が焼き付いてる。

マンネリがどうとか、論じてたね…最近。
でもこれ、マンネリじゃなくて平和ボケなんじゃないかな。
平和な毎日が続いて、幸せにとっぷり浸かって……
有り難みが分からなくなってる状態。
お互いが生きて今此処にいる事、〝当たり前〟にしちゃいけないね。

これは余談なんだけど、良い雰囲気になって、傑がアピールして来た事がここ最近で何度かあったんだけど、明確に「シたい」って言わせたくて気付かない振りをしてた。
いつ言うかな〜なんてワクワクしてたのに一向に言わないからさぁ……遂に焦れたよね。

もしかして我慢くらべだった……？

最近某スリープ（アプリ）を使ってみてる。試しにね。
今夜はピカチュウも一緒に寝よう……と悟を寝かしつけようとしたら「ピカチュウはだめ」が始まって、「わかった、悟と私のふたりで寝よう」と言い直してやったら「ヨシ」って言い残してそのまま寝た。現場悟。
いけない。可愛すぎる。

「……これマンネリなんじゃない？」
「そうだよ」
うーん、マンネリ。マンダムみたいになっちゃった。今の若い子は知らないか……いやいや、私も世代じゃないけど。


四年。殆ど毎日一緒に過ごして言葉を交わしてきた。
日常も非日常も共にして、偶に気まずくなったり擦れ違ったりもして、数えきれないくらい笑い合っては愛情の交感として身体じゅうどこにでも触れ合った。
良い時も悪い時もこれだけ一緒に居たんだからもはや互いに知らない事なんてそう無いのも道理で、スリルも新鮮さももちろん無い。話題が無い時どころか面倒臭くなることだってある。
……あれ、これが世に言うマンネリっていうやつじゃない？ って、そういう話。


あ、いや。
スリルも新鮮さもないけどやっぱり一番特別で大好きだなあって確認し合った話でもあるんだけど。
面白くない？　なんだかよく分からないけどどんなにマンネリだって絶対欠かせなくて、唯一大切で、ずっと大好きな人なんだから。
ほら、「リメイクされたとしても新作が出たとしても、やっぱり初代がベストな往年の名作ゲーム」ってあるだろ。いや他の人がどうかは分からないけど私と悟にはある。
これって作品そのものだけじゃなく、作品と自分の間にある体験・思い出・感情、ひっくるめて全部を大事に思ってるからこそ存在する概念だと思うんだよねえ。
つまりね、私は悟にとってのマリオRPGであることをすごく幸せで誇らしいと思ってる。
そして悟は私にとっての聖剣LoMだから、人生をかけて愛していきたいって話。


なんだこの記事？　ははは、私は楽しかった。

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私信の返事は次に。今夜は悟も電気ネズミもだいぶ眠そうだからね。
本棚へ入れてくれたのも見えているよ。知った顔もそうでないのも其々に嬉しく思っている。有難う。

半。不調の話

言葉がスムーズに出てこなくなり、以前は無かった物忘れが出始めて、暫くして感情のスイッチが動かなくなった。脳に形として異常が見つかった時にはある種の答え合わせのように思えたね。
大変な期間ではあったけれど悟が傍に居てくれて本当に助かったし、お互いに腑に落ちて今後の事を考えられるようになって良かった。

これを読む人がいるのかは知らないが、特段のストレスや心当たりも無いのに突然自分自身の"仕様"が変わったなと思ったら少し休むなり調べるなりで原因を探ったほうがいいよ。
原因不明のよくない変化に不安を覚えるのは自分だけじゃない。大切な人も同じだけ不安にさせてしまう。


課題も病も同じさ。思い当たるものが多ければそこから除外を繰り返していって、やっと己の向き合うべきものがはっきりするんだから。

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ふざけた会話の後に「でも、しんどい時はちゃんと言って」って付け加えられる言葉、殊更の懐の広さを感じるね。
病める時も健やかなる時もって使い古された誓いの台詞がこれほど身に染みて支えてくれることもそう無いんじゃないか？


一年中ふかふかの布団で二人ぴったりくっついて眠れるように、うちの寝室の空調はちょっと効かせすぎなくらいの冷房を常に維持している。
私にとっても悟にとってもこの世で一番の癒しの空間。
どんなに疲弊したとんでもない日だって、ここにだけは何も嫌なものが持ち込まれない。そういうシェルター。