スレ一覧
┗1076.翡翠糖(39-43/142)
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43 :
工藤新一
2023/02/19(日) 19:08
この日記って特に暈してもいねえし、夜のこと昼のこと問わずオレは好き勝手書いてるし、内容的に快斗視点から見てなんか不都合あったらマズいなあ、とはずっと思ってたんだよな。なんせオレら普段は別に付き合ってますって他人に話すこともねーから……あー、変な理由じゃなく。下世話な勘繰りや面倒を引き寄せちまうだろ? 特に隠してるわけじゃねーけど、わざわざおおっぴらに言うことでもって感じ。
まあそんなこんなで。チェックしてもらわなきゃなんねーって気持ちはずっとあってさ、早く渡さなきゃと思ってはいた。思ってた、けど、緊張するじゃん! やっぱ!
普段オレが何考えてるかとか、どんな気持ちで快斗のこと見てるかとか、こんなに長い文章で綴って読ませることなんてあんまねーし……。って尻込みしてたらずるずる何記事も綴ってページが重なってから渡す羽目になっちまったわけ。
いざ渡してみたらぱらぱらと読み進めて「愛しすぎて吐き気を催した」って言い出したとこ見るに、オレが緊張する必要もそんなになかったらしいけど。
許容量以上の愛しさを覚えると吐き気を催すのか。胸焼けみてーなもん? 前に話してた、"赤とかピンクのハートの砂糖を口からざーって吐く" ってやつかな。可愛い。
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オレの脳と直結したテキストを受け入れてもらえて、しかも与え返してもらえるっつーの、オレも快斗風に言うなら幸せが過ぎて吐き気を催しそうだ。
前に「付き合った相手とのことあんまり記録に残したいとは思わないし、残したこともほぼない」って言ってた快斗が、こーやって今オレに"特別"をくれてんだなって思ったらすっげえ愛おしい。
2020/09/15(火) 23:36
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42 :
工藤新一
2023/02/19(日) 19:02
日記を渡した日。
いい機会だし、オレの恋人のことを書こうか。
本人も最初から一切隠さなかった通り、千戦錬磨のモテ男。
反面オレは恋愛も肉体関係も、そもそも触れ合いも不要としてほとんど遠ざけて過ごしてきた。対極だな。
ま、そういう話題は抜きにしても趣味が合うし、話すの楽しい相手だったよ。口説かれた時には本気のそれでは無いと思ってた。「オレみてーなタイプが物珍しくてつつきに来ただけか、はたまた他に何か目的があんのか……?」って疑心暗鬼。
だってフツーそう思うだろ、常に相手に困ってないやつがこーんな「遊べなさそう」な相手にちょっかい掛けるか!? って。
結果として(申し訳ねーことに)本気も本気のアプローチだったんだが。
記述外の紆余曲折も勿論あったけど、かくしてこの偏屈な頑固者の探偵たるオレに向き合うことにした遊び人は「新一のスパダリになる……」と豪語して、今へ至る。
いや、定義調べたら実際わりかしそのスパダリってやつなんだけどよ。スパダリだぞ、お前は。
つか惚気バトンやろうと思ってたんだけど! このまま惚気続けたら書くことなくなっちまうから!
2020/09/13(日) 23:46
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41 :
工藤新一
2023/02/19(日) 19:00
>永遠にとか、ずっととか、使わねーようにしてる。嘘になりそうな言葉だから。
>でも今日のお前がオレとの"永遠"を想ってるなら、今この時はその言葉も嘘じゃねーんだよな。
>はは、そんならそれもまた、良いのかも。
2020/09/13(日) 21:56
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40 :
?
2023/02/18(土) 00:36
ㅤㅤㅤㅤ今宵、貴方の唇を頂きに参ります。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ怪盗キッド
>……らっ、乱入していいとは言ったけど、予告状出してもいいとは…………えっ! ちょ待っ、んむぅっ(フェードアウト)
2020/09/13(日) 21:19
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39 :
工藤新一
2023/02/18(土) 00:35
長い間オレにとって、愛とか恋とかの全ては必要がないものだった。
"親愛" 以上の欲求をもって愛されれば竦み上がったし、独占欲をもって恋されれば「責任を持てない」と拒んだ。気持ち悪い、怖い、相手がオレのことを理解して至る感情とは思えない。色々な理由があったけれど、とにかくオレは誰かのものになることをついぞ受け入れられず、拒絶して生きてきた。
そんなことで自分の人格強度を落としたくない、とも思っていた。
思っていて、それなのに自らの心へまれに芽生えてしまう "他人への執着" を自覚した時、目の前をベールのように塞ぐのは絶望感だった。
執着は人間として当然の情動だが、そいつは水もやらないのに勝手に育ち、あとは咲かせず実らせず蔦のまま。
他人への執着はオレの思考に嫉妬の蔦を這わせて苛んだ。
嫉妬。心にわだかまる泥濘の名前だ。
時に緑の目をした巨大な怪物。
そういったものに絡め取られて自分が自分でなくなるのだけがとにかく嫌で、オレは自分から「恋愛」なるものを切り離してきたんだろうな。必要のない要素として。
実際必要なかった。なかったし、今ですら「必要あるか、否か」と訊かれたら答えに窮して、それからやっぱり首を横に振るだろう。
きっと必要なのは「恋愛という状態」なんかじゃない。
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常からオレの思考に寄り添うためにすっかり可愛らしい大きさになった、緑の目をした嫉妬がここにいる。
嫉妬は時々にゃーだのわんだのと鳴いて主張するんだが、初めて出来た "オレの恋人" はそいつのこともかわいいかわいいと撫でるし、必要あらば首根っこを掴んで躾けもする。
悪くねえ、こんな感じなら。
オレに必要なのはこの人だ、と思う。
2020/09/13(日) 09:59
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