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┗1076.翡翠糖(89-93/142)
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93 :
夏油傑
2023/06/07(水) 17:04
日記を書いてること、そろそろ伝えたほうが良いかな。
なんだか秘密にしてるみたいでソワソワしてきた。
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「実はここ数日……日記を書いている」
「なんで言わないの……。ずるい!!!」
「ずるい!?」
「僕も加わりたかった!!!」
笑った。
加わりたかったのか……。よしよし、ごめんね悟。
2022/12/26(月) 19:03
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92 :
夏油傑
2023/06/07(水) 17:02
悟との共通の友人(数少ない)に恋人ができてね。クリスマスにペアリングをプレゼントされたんだって。
で。それを聞いた悟が「ラブラブじゃん。……いいなぁ」なんて口走るから、「……こんっなにラブラブなのに?」ってびっくりしたわけ。一体何が「いいなぁ」なのか尋ねたら、"ラブラブ"の方じゃなくて"ペアリング"の方だったらしい。
はー、全くびっくりした。なるほどね。
えっ、なるほどね?(ペアリングはそこそこしっかりしたのを持っている。三本。互いの特別な石+ダイヤの嵌ったやつが一本と、細身のが二本)
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なんて書いたが、お揃いなんていくらあっても良いから私も乗り気だよ。希望を言うなら次は普段から着けていられるような石無しのリングが欲しいかな? シークレットストーンでもいい。それかもう、逆に石から用意してガチガチのフルオーダーリングにしちゃおうか。
ま、これは相談しないとね、急ぐ話じゃないしまたゆっくり。来年の努力目標。
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悟はもう夢の中。来年のデートの予定の話をしながらふにゃふにゃ笑ってて可愛かった。
最近は眠くなると瞬きの瞬間そのまま寝ちゃう勢いで寝付きがよくて、脳に対して「今のは瞬きだから!」と言い訳する間もないらしい。うーん、無慈悲。
2022/12/25(日) 23:41
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91 :
夏油傑
2023/06/07(水) 16:59
クリスマスプレゼントを渡した。喜んでもらえる物を選んだ自信はあったけど、受け取った悟は本当にとっても幸せそうに「嬉しい」「すごい」を連呼しててこっちまで嬉しい気持ちになってくる。
悟が大好きなものばっかり揃えて、生活の中にあったら嬉しいだろうなって思うアイテムを選んだつもり。気に入ったものを持ち歩くのってそれだけで幸せだものね。
悟は慌てん坊のサンタクロースだからこっちは少し前にプレゼントを受け取った。私の興味が向くものを知ってくれてる流石のチョイスだったよ、幸せと感心のあまり笑いが出たね。
私からのプレゼントで悟もそういう気持ちになってくれているといいんだけど。
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昨年の約束のことで子供めいた々を捏ねて不慮の夜更かしをさせてしまった。お陰で一緒に寝られずなんだかそわそわして落ち着かない。
あんまり普段こういうことも無いんだけど、悟のことになるとてんで駄目。少し恥ずかしいくらいだ。
2002/12/25(日) 00:36
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90 :
夏油傑
2023/06/07(水) 16:57
半年ぶり。悟が見つけた時びっくりするかなと思って、特に何も伝えないまま筆を執っている。
今月ね、ようやく来年の手帳を買ったんだ。二冊。一冊は無難なやつ、もう一冊は一言日記みたいに自室で使う為のちょっと趣味に寄ったデザインのやつ。
で、その手帳に新しいインク(悟と出向いた文具屋で買った。色のゆらぎが綺麗だ)で試し書きしてたらふと、この日記にも筆を走らせておきたくなってさ。
今年も終わりに近いし、ね。
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ここを読んでる人がいるのかは分からないけど一応近況も書いておこうか。一緒に居るようになって四年目、相変わらず二人とも元気にやっているよ。
お互いの忙しさやバイオリズム。色々な波はあっても毎日必ず、可能な限りの言葉を交わして、偶には二人でデートに出掛けたりもして。今年は色々な所に行ったね。老舗ホテルの時計でタイムスリップもしたし……いやあ、生きてると色々な事があるものだ。
思うに付き合い始めの頃よりずっと互いを愛しながら共に在れているんじゃないかな。
……"愛しながら"? うん、「人を愛するって感情がわからない」って言ってた身で冗談みたいだけど。気持ちを伝えるための言葉が自分の中で一際定着してきたんだなって実感するね、こういう時。
2022/12/24(土) 14:07
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89 :
夏油傑
2023/06/07(水) 16:55
そういえば今更な話だけど、改めて書いてはいなかったから。
この日記を悟と共用する事にした。
書き手の欄に名前を並べるのはなんだか照れ臭い。でも、悪くないな。本当にちょっとした事なんだけれど悟に教えたらとても喜んでくれたので、私の選択はなかなか良かったようだ。
悟が喜んでくれると自己肯定感が高まるっていうか。
や、元々結構あるほうだけど、肯定感。ははは。
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私は結構な変わり者なんだけれど、こと人付き合いにおいては変わり者だったっていう事実こそ今となれば僥倖だと思ってる。
悟との間に"初めて教えてもらう、一般的には当たり前のこと"が多いのはなんだか楽しいし。
ふふふ、学生時代は割と逆だったのにね。
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特級二人が揃えば(揃わなくとも)どちらも物凄く忙しい。が、とても穏やかに過ごせている。
今月は私の見に行きたかった展示に"監視"名目で悟を付き合わせる予定もあって、年甲斐なく今から楽しみになっているところ。
こうも穏やかに一緒に居られる理由。悟に言われて初めて強く意識したんだけど、生活リズムが噛み合っているお陰っていうのも大いにあるんだろうね。
と言うのも、前に"恋人"だった頃って夜にはそばに居られない事が本当に多くて、その分きっと悟に寂しい思いをさせてしまっていたから。
今はおやすみもおはようも共有。二人で眠って、二人で起きる。
一緒に居られるって幸せなことだな。月並みだけど、本当に。
2022/06/02(木) 16:07
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