スレ一覧
┗1163.流星光底
　┗4

---

4 :山／姥／切／国／広（刀／剣／乱／舞）
2023/03/20(月) 06:46

どんなに頑張っても寝付けなくて、四時頃漸くうとうとし始めたかと思えば、炊飯器と電子れんじが爆発して炊飯器の蓋を抱えつつ呆然とその場に座り込んでいる夢を見て起きてしまったり、本丸で飼っている猫が悪戯をして物音を立てたような気がして飛び起きたり、ろくに眠れなかった。推定される睡眠時間は二時間弱といったところか。
そういえば昨晩まともな食い物を口にしていないので、腹が減っているはずなんだが、俺はどうやら睡眠が優先する体質のようだ。顕現して長いが初めて知ったかもしれん。今更己の肉体について新たな発見があるとは思わなかった。

こんな他愛も無い内容ならば、長義が知っている帳面（もう一年以上書いていない）に書けば良かったかと一瞬思ったものの、ずっと前に今後はあれの頁を増やしたりしないと決めたのを思い出した。
理由はただ一つ。あいつに見せるに値するような文章なんて書けないと気付いてしまったからだ。長義の帳面を読む度、その文章の美しさに圧倒されてひどく心が動くのに、俺は拙くて絶望的な語彙しか無くて簡潔すぎるそれしか綴れず、後から読み返すと帳面ごと破り捨ててしまいたいような気持ちになってしまう。
だからもう書くのはやめた。きっと長義も下らない物を見ずに済んでせいせいしているに違いない。

さて、このまま二度寝してしまいそうだし、そろそろ起き上がるとしよう。

------------------------------------------------
12:51
信じられないくらいに眠い。昨晩あれほど眠気を掻き集めようと必死になっても徒労に終わったのに、要らない今になって目を開けていられないくらいだ。
それに、判断力がひどく鈍っているのが分かる。さっきから下らない失敗を繰り返していて、またそれに苛立って間違えるという悪循環に陥っているのでとにかく早く帰還して眠りたい。

[削除][編集]

---

Permalink:

---

[戻る][設定][Admin]

---