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┗1176.緞帳裏の星(245-249/278)

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249 :ヒュトロダエウス
2024/07/07(日) 09:26



エメトセルクはすでにあの生物を手懐けちゃってすごいよね。
まだ小さいから物事の善し悪しや力加減なんかも教えていかなきゃいけない。遊び感覚でソファを齧ったりカーテンに登ったりとやんちゃ盛りでね。調度品くらいならまた創れるから大したことはないんだけど、フフフ……果敢にもあのエメトセルクにじゃれついてケンカを挑むんだからなかなかだよ。対するエメトセルクは軽く指を鳴らして爪やら牙やらが届く前に動きを止めてしまうから、最近は敵わないと悟ってきたみたい。悪いことをしたときエメトセルクが指を鳴らす構えをして見せるだけでも、何かに気がついてバツが悪そうに引き下がるようになった。獣の幼体ではあるけど、何度も繰り返し教えれば覚える程度の知性はあるようだ、優秀だね。フフッ、それにしてもエメトセルクがこんなに躾上手だったとは!
しっかり躾をされていてもエメトセルクのことは大好きみたいで、それもまたほほえましい。エメトセルクが名前を呼ぶと、遠くからでも返事をして駆け寄ってくるんだ。近くにきたところを撫でてあげると喉を鳴らして甘えてさ。眠るときはわざわざ彼にくっついて一緒に眠る。仕事や読書の邪魔をして怒られても結局はエメトセルクにすごく懐いているんだよ。
フフフ……あまり表情には出さないけど、わかっているからね?エメトセルクだって、この生物をそうとうにかわいいと思ってるってことは。その証拠にキミ、眉間の皺が少し減ったんじゃないかい?愛情をもって接しているからこそ、信頼関係っていうのができてきているのかもしれない。……こんな小さな生き物とも心を通わすことができるなんて、なかなか稀有な才能だと思うよ。

……え、ワタシ?ワタシは完全に遊び相手だと認識されてるね!目が合うと……というかワタシの姿を認識するだけで狩猟モードになって攻撃してくるから笑ってしまう。一緒に過ごす時間はエメトセルクと同程度なのに、こうも態度が違うのはおもしろいよねぇ。





おっと……傷心してる彼の上に乗っかってしまったねぇ。とても気の毒なのだけれど、新たな路を行く者への反応としては、スナイパーの彼に全面的に同意と言わざるを得ない。ワタシたちも、彼の旅路をここからひっそり見守らせてもらうことにしよう。白飯用意しておいたよ、エメトセルク。




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248 :ヒュトロダエウス
2024/06/29(土) 15:20



フフフ……あの新種の保護をエメトセルクが任されたのはいい判断だったと思うよ。彼なら、なんだかんだと文句を言いながらもついつい世話を焼いてしまうだろうし……というか、すでにだいぶ懐かれちゃっているしね!

エメトセルクと小さな獣が戯れているところは何ともほほえましくて、思わず笑ってしまう。
彼としては戯れてやるつもりなど毛頭ないのだとしてもそうはいかない。まだまだ幼体というだけあって遊び盛りみたいだね、フフフ。はしゃぎ過ぎて魔法で軽くたしなめられていることもあるくらいさ。それでもめげずに向かっていくのだから、案外恐れ知らずな個体なのかもね。
……フフッ、鬱陶しいとか言って近くに来るとちゃんと撫でてあげるんだから。ワタシから見ても、彼らの相性は悪くないんじゃないかな?
アログリフの見立てによると慎重で臆病な性質って話だったし、エメトセルクが保護したばかりの頃はそのとおりの挙動をしていたように観察できたのだけど……、フフ、要はエメトセルクに甘えているんだろう。そんな厄介な個体をよくこの短期間で手懐けたものだと感心してしまうよ。獣の幼体とはいえ、僅かに知性もあるようだ、彼と接して感じ取るものがあるのかもしれないね。

一応ワタシも、飼養の管理は協力するつもりでいたんだよ?エメトセルクがその個体を預かることになった要因のひとつだって自覚はあるからね。
はじめのうちは「活動に必要なエーテルの大部分を食事で補給するのか……?しかも一日に数度だと……」とかなんとか言ってたけど、今は皿が空っぽになってると「空だったから入れておいたぞ」なんて、すすんで給餌するようになっているんだから……うん、やっぱりキミが保護してよかったよ。

……ああ、観察を怠るつもりはないからそこは安心していい。今のところ、害をなすような兆候は視えないし、このまま何事もなく年月を重ねてくれるのを願っているよ。局長の立場としても、すすんで星の海へ還したいわけではないからねぇ。あるいはこの創造生物ならエルピス直下の……、……まあ何かあったとしてもエメトセルクと一緒ならば心配はないと思うけどね。




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247 :エメトセルク
2024/06/18(火) 15:04




私信と見せかけた独り言①:中の人ネタは反則だろう……サビクのくだりでもうダメだった。
私信と見せかけた独り言②:素早い牽制に礼を言うべきだろうな、これは。できる恋人がいてくれたようで何よりだ、よいフィナーレを迎えられることを願っている。


成り行きで新種の創造生物を飼うことになった。寒冷地に適応した毛皮を持つ比較的大型な生物で、陸路での人や物の運搬も可能だそうだ。
……とはいえ私が飼うことになったのはまだ幼体で、大きくなるには数年ほどかかるらしい。幼いせいか、どこへ行くにも私やヒュトロダエウスの後を付いて回り、本を読もうとしても構えとばかりにちょっかいを出してくる。
寝ていても隣で尋常じゃなく喉を鳴らしてくるし、顔を舐めてくるものだからゆっくり眠ることすらできん。まったく、厭になる……。ヒュトロダエウスは顔を舐められそうになると何の躊躇いもなくガードしているが、アリなのかそれは……。

【アゼムと】
☀️「なんか雰囲気?顔つき?が若いころのエメトセルクに似てる」
♊️「(なにを言っているんだこいつは?絶対にツッコまないからな私は)私が産んだからな」
☀️「出産祝い贈るな!!」
🏹「そうだと思ってたんだよね!!」
こいつら相手にボケた私が馬鹿だった。

【ヒュトロダエウスと】
♊️「昨日、やけに寝苦しくて目が覚めたら、奴が私の首の上で寝ていたんだ……」
🏹「あっ、そういえばワタシも……この間エメトセルクが眠ったあと、その子もキミの枕を使って寝ていたんだよ」
🏹「そしたら無意識に避けたキミがワタシの方に寄ってきてくれて……嬉しかったなあ、そういうことって滅多にないからさ」
……?
♊️「お前それは……私の話じゃないのか?」
🏹「そうだけど?」
あの会話の流れで私の話になるか……?




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246 :アシエン・エメトセルク
2024/06/14(金) 18:03




お前の姿を見かけなくなって、半月ほど経った。今更だが伝えるタイミングを逃していた言葉を今ここで伝える。私は今でもダメージジーンズで笑っている。……なんの話かだって?最近お前が書いた……ああいや、4ヶ月近く前の話は最近とは言わないのか。この体の時間感覚は未だに慣れないな……。
いや、何度考えても物凄いセンスだと思う。お前くらいじゃないのか、あんな例えが思いつくのは。私は昔からお前のそういうセンスや言葉選びを気に入っている。たまに異様に目を惹く文字を綴る奴がいるだろう、私にとってのそれがお前だ。
……そんなお前の言葉が見られなくなったのにはどこか物足りなさすら覚えるが、気が向いたときにでもまた戻ってくるといい。何日、何百、何千年くらいまでなら待っていてやる。そのときには、心からのアンコールを捧げようじゃないか。


……と、ここまで書いていたんだ。なのに割とあっさり渡されてしまったその鍵に、私が思ったことはふたつ。「私はだいぶ恥ずかしいことをしてしまったんじゃないのか」「パスワードまでセンスがいいな……」以上だ。
いや、もちろんこの言葉たちをお前に伝えずに終わるという選択肢もなかったわけではない。……が、常日頃顔を合わせてる相手に面と向かって「尊敬している」と改めて伝える機会もそうないだろう。私とお前ほどの付き合いにもなれば尚のことな。ならばとこうしてそのまま残すことに決めたわけだ。恥だの何だの、それこそお前の前では今更だしな。
ところで、もう手遅れだとは思うんだがお前は今すぐこの日記を読むのをやめた方がいい。いややめてくれ。大したことは書いていないが、私がお前の恋人の立場だったら間違いなく読むのをやめさせる。読むな、閉じろ、記憶から消せ。そして新鮮な気持ちで楽しんでくれ。気が向いたときにでも顔を合わせてくれたら、そうだな……多少のことは手伝ってやらなくもないぞ?……なに、お呼びでない?手は足りている?お前……あれだけ期待させておいて……。ハァ、これだから厭なんだ……。




私信


終のしとねのスナイパーに宛てる
この日記の持ち主でもない上こちらの姿で失礼する。まずは、貴重な本棚に並べていただいたことへの感謝を。察するに、私たちのことを知っているようだが……あまりそういう人物と出会うことがなくてね、物珍しさからお相手とふたりまとめて本棚に入れさせてもらった。あの冒険者の綴る紀行録は実に興味深い。……が、まあその、なんだ、お相手さんにはこちらの存在をあまり認知されたくないというか……。わかるだろう?というわけで、そちらから絶対に見るなと念を押しておいてくれると助かるのだがなあ、切実に。先駆者というのは、いつだって頭に小さな葉を付けた連中のことをすべてのものから庇護し、見守っていたいからな……。
……と、長く語りすぎてしまったようだな。ふたりの綴る言葉をこれからも楽しみにしている、改めてよき縁に感謝しよう。それでは、よい旅を。





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245 :ヒュトロダエウス
2024/06/11(火) 22:20



ワタシたちにしては、ここ最近は慌ただしい日々を送っていてね。思うようにエメトセルクとの時間が取れない、もどかしい毎日だった。ワタシの方は、先日認可された新型の創造生物にかかりきりで。エメトセルクも、少々厄介な区域の監視を請け負ったらしくてなかなか休まる時間もない。丸一日顔を合わせない……なんてことにはさすがにならなかったけど、会ったとしても本当に顔を見る程度。恋人同士としてはもう少し触れ合う時間が欲しくなるところだ。これがたとえばアゼムだったら何日何ヶ月何十年会えなくとも、便りがないのが良い便り……だとか笑って言えちゃうんだろうけどね。

こういう心持ちでいるのはワタシの方ばかりかと思っていたのだけれど、どうやらエメトセルクもそれなりに想いを募らせてくれていたみたいだ。フフフ、それを知れただけでも収穫にはなったかもしれない。お互いに限界だという合意に達して、ワタシたちはふたりの時間を作ることにした。……まあ、あとで埋め合わせが必要なくらいには結構強引に作った時間なんだけど、うちの職員はみんな優秀だからね。ワタシひとり不在な程度、なんということもないさ。

しばらくぶりにエメトセルクとふたりだけで過ごした。いわゆる恋人同士としての触れ合いは、エメトセルクが恥ずかしがってしまうんじゃないかと思ったけど、フフ……今回はワタシの熱意に押し負けた感じかな?
互いに忙しくて擦れ違っていたとき、険悪……とはいかないまでも、なんとなく距離を感じるような気がしていた。気持ちが伝わりにくい日……っていうのはどうしてもあるもので。多忙が重なるとなおのこと厄介だ。エメトセルクは普段からあんな感じだからたいして変わりはないように見えるけど、調子が悪いときは喜怒哀楽を極端に内側へ押し込めてしまいがちなんだよね。彼の想いを察したり彼に愛情を伝えたり……ワタシまでそういう大切なことが難しくなる。波長が噛み合わないこの感じ、あまり長く味わいたくはないものだよね。
触れ合うことで満たされる、だなんて……フフ、ずいぶん原始的にも思える。だけど実際のところ、それで格段に心持ちが安定しているのだから捨てたものでもないのかも。ずれていたものが調律されていくような、しっくりくる感じ……というのかな。お互いを確かめ合う時間がワタシたちには必要だったみたいだ。
今後もしばらく忙しい時期は続いていくだろうけど、ワタシは隣に彼がいてくれるだけで何より幸せだなって思うよ。




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