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1233.掌底と憧憬
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真_人(呪 ̄術 ̄廻 ̄戦)
2023/04/30(日) 01:01
一度触れたことのあるその魂は、熱いと感じるほどに温かかった。
肉体は魂の器にすぎない。ならばなぜ、特徴的な形状の眼鏡の奥、薄い色をした2つの瞳はあんなに冷え切っていたのか。──答えは簡単だ、取り繕っていたからだ。
理性と呪力で雁字搦めに防御された向こう側、血潮にも似たあの本質に再び触れて暴きたいと思うこの衝動を一体何と呼ぶのか。それは他の人間を1522回改造した今でもまだ、分からない。
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