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スレ一覧
┗1312.白群(100-104/113)

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104 :五条悟
2024/10/30(水) 19:43

どんなに最悪な朝でも、例え最高な朝でも、変わらず日々は廻るし大きな欠伸を生徒に指摘されたりもする。眦の端に滲んだ涙を親指の腹で払って、流石に連日連夜の任務はキツいんだって、オマエらも立派な術師になったら分かるかもね、って揶揄い交じりに言って悲鳴を上げさせたりする。
良いよ、何だって良いよ。僕を取り巻く全てが滞りなく、廻ってんの見るのは結構気分が良いんだよね。自分が手入れした箱庭に、いつの間にかどっかから旅して来た季節外れの花が咲いてる気分だ。

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103 :五条悟
2024/10/28(月) 08:12

深夜2時。任務がやっと一段落して久しぶりに教務室の椅子を軋ませた頃、触っても無いのに溜まった通知で熱くなっていた携帯を手に取る。履歴の中から掘り起こした番号。案外直ぐに繋がって、やっほー、やってるー?って自分なりに努めて間延びした声で問い掛けると被せる様に店仕舞い、と言われて慌てて滑り込ませる。すんごい美味い日本酒の店あるよ!…一杯だけな、明日もある。…セーフ。

高専からさして遠くない、夜通し灯りのともる店に出向くと、元々眠たげな眼球の下に隈をこさえた同期の顔があった。よ、久しぶり、と片手を挙げられると僕も片手を挙げて応える。多忙な大人同士、旧友に会えた喜びもあってそのままハイタッチしようと向けた掌は躱されてしまった。あぶね、店の扉吹っ飛ばすとこだった。
狭くて小汚い店内に、酒のボトルが所狭しと並んでいる。疲れ切っている横顔がやっと少し明るくなる。ヤバ、あれもある。これもある、と羅列された酒の味を僕は知らない。知らないけど、嬉しそうだからまあいっか。取り敢えず全部行っちゃう?と聞くと、イカれてんのかと帰って来る。えー、だって硝子酒強いじゃん。強くても限度があんの、日本酒って飲みやすくて飲み過ぎちゃうんだよ。良いじゃん、飲んじゃえば?やだよ、押し問答の末に結局全部頼んで、じゃがバターだの焼き鳥だの卵焼きだの刺身だのを並べられて突きながら、最近の話をする。あの案件どうなった?最近入った補助監督、もうやめちゃったらしいね。へー、別に良いんじゃない?結局名前知らないままだったけど、結構可愛かったよね〜。げ、同業で済まそうとすんなよ。それより今度九州の方に出張任務でさあ。良いね、オマエは全国旅出来て。遊んでねえよ。お土産明太子が良い。そういや最近恋人と喧嘩しちゃってさ。…また?もうワイドショーより聞き飽きた。…そんな会話の末に出来上がったのが、珍しく酔いが回って机に突っ伏す同期の姿だった。

支払いを済ませて、寝落ちた同期を背中に乗せて店を出る。すっかり外は明るくて、少し冷えていた。後ろからか細い声が聞こえたかと思うと、一言。一応僕にかかんない様に配慮された吐瀉物、ゴメン、無下限張って。ウケる、大丈夫?とまんま他人事の様に呟いて掛けた言葉の後、硝子のゲロと僕の憂鬱は纏めて片してその辺のゴミ箱に捨てた。

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102 :五条悟
2024/10/27(日) 19:28

「悟は一人で生きていけるよね」
的な言葉で終わった関係が幾つあるだろうとふと思って、いーち、にー、って指折り数えてたんだけどやめた。宿儺の指でやるか。

術師としても最強、顔はまあ見ての通り、飯もそれなりにやろうと思えば、一人で生きていける様に育てられてんだよこっちは。それでもさ、一人で生きていけるのと、生きて行きたいのって違うよ。って、あの時の顔も霞んだ恋人に言えたら何か違ってたかな。いや、いずれ同じ言葉で振られてたんだと思うし、僕自身何の執着も未練も無く、ご飯を食べたらごちそうさまって言うくらいのテンションで「オッケー、分かった」って言った事が全ての答えだ。

寂しい?って聞かれれば、そうでもないよって答える。僕には仲間も頼れる生徒達も居る。それでもさ、やっぱり一人でも生きていけるのと、一人で生きて行きたいのは違うよ、ってこれからも腹の内に抱えて生きていくんだろうな。

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101 :孤爪研磨
2024/10/10(木) 03:23

寝る前にゲームしちゃだめ。おれが一番分かってるよ。誰にも迷惑掛けてないんだし…、誰かさんと違って授業中寝ないし、部活だってちゃんと普通にやるし、良いでしょ。夜中になったらおばけの時間、じゃないよ。猛者の集う時間だよ。この味、多分おれだけしか知らないね。

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100 :五条悟
2024/10/07(月) 02:28

「好きなところ」
いやー、色々考えたんだけどね。好きな仕草、好きな表情、その他諸々好きなところを細分化して伝えようって思って始めた3つだったから。でもやっぱ最後は好きなところって大分類で〆んのが定石でしょ!鍋の〆は米!異論は認めませーん!ってことで、結局オマエの好きなところを語って三つの短い記事は〆にしまーす。

好きなところね。ほんっとに語り切れない位いっぱいある。論文にしちゃおうか?原稿用紙400字詰め何枚あっても足りない。
まずは術師としての器量、ここは外せない。呪術界にばっかり浸ってんのもなってホント〜に普通のOLと付き合った事も無くは無いんだけど、やっぱり共通事項は多い程付き合いも深まるってヤツ?明日急に海外出張でーすだとか、何なら殉職でーすってなっても術師なら折り合い付けんのも他と比べて早いでしょ。素直に術師としてもその術式の使い方、身体の鍛え方、その辺を尊敬出来る所が好き。賢い所も良い。一を言ったら百を理解してくれるストレスの無さって想像以上。一を正しく理解する為に質問を重ねてくれる所も。可愛い所は言わずもがなだよね。帰って来たら尻尾振って喜んでくれて、僕の提案に嬉しそうに乗ってくれて、嬉しい時は嬉しい、悲しい時は悲しいって全力で表現してくれるとこ、本当に愛おしいよ。慎重派で怖がり。僕と同じだ。死地に赴けば一転、って所も多分一緒。良く拗ねる所も、ヤキモチ焼きな所も、隠すのが下手な所も、面倒くさ〜い所も、全部かわいい。つまり全肯定ってこと!

恋人って何だろうって考える事がある。同期と悪友、生徒と先生、この世には名前の付く人間関係ばっかりだけど、恋人って特別でしょ。何をもって特別とするか、ってとこ。こないだ美味いクッキー食べた時に思ったわけ。これ美味かったよって教えて、何なら次の日とか買って来ちゃって、晩飯の後にお土産あるよって何の気も無さそうな感じで出して、マズいでもうまいでも良いんだけど、一緒の体験をしたいと思える人が多分特別なんだろうなって。
僕はオマエと共有したい。嬉しいも悲しいも、殺しちゃおうかも疲れたも眠いも眠れないも、寝るのが惜しいも任務サボっちゃう?も、寂しいも行ってきますも全部。全部傍で見ていたい。僕の隣で色んな顔を見せてくれるところが一番好き。纏まんなくなっちゃったな。広げた大風呂敷が畳めないってこう言うことか。いっか、広げたままで。あー、角の方踏まないようにだけ気を付けて。すっ転ぶから。

以上好きなところ編、完!

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