スレ一覧
┗1588.Mystery Encount(28-32/71)
▼|
前|
次|
1-|
新|
検|
書
32 :ミスラ
2024/03/28(木) 03:49
- ☾⋆ -
1455
今日、賢者様たちと食事をするあなたを中庭から見ましたよ。途中、食事を持って来たネロと手を合わせていましたが……あなた、人の手に触る趣味でもあるんです?……違う?ああ……そういえば厄災の傷でそうなっているんでしたね。どうりで今日はたまに真横を抉るように通るなと思っていたんです。ハイタッチならしても構いませんよ、うっかりカインの利き手が吹き飛ばないといいですが。……ところで、明日の朝食のメニューは何か知ってますか。俺は歯応えのあるものが良いですね。
>追記
目玉だけじゃなくて手足もすげ替えるつもりですか?俺の足とあなたの足が入れ替わったら、無意識下でもしばらくは好きなように過ごさせてもらいますよ。おそらく。あはは、散歩に出かけた北の国で足以外は凍えながら震えているかもしれませんね、あなた。ベーコン、美味かったです。オムレツもわりと硬かったような気もしますね。柔らかいと食った気にならなくて。欲を言えばもう少しカリカリ……ガリガリとしていた方が好みですが。教えてくださってどうもありがとうございます。
[
削除][
編集]
31 :ミスラ
2024/03/28(木) 03:31
煙管から吸い上げた色付きの煙を顔にかけるとすごく嫌そうな顔をするんですよ。あの人好みの甘い香りにしてあげたのにうるさいなと思いましたけど、まとわりついた香りを消さなかったのは気に入ってたんでしょうか。……でもアレ、すごく、甘いので進んでは吸いたくないですね。西の魔法使いから貰うものはわりと面白いものが多いので気に入ってます。入眠の足掛かりとして効果を発揮するものもあるみたいですし。ところで思ったんですけど、あの人の腹の中で子供が育ったらどうなるんだろうな。チレッタはわりと、ルチルが産まれるまで何事も軽々としてましたけど……あの人はなんていうか、魔女になっても線の細い女しか想像できなくて。だから腹より先に腰が出そうですよ。背が曲がって。でも、俺の魔力に負けない魔法使いはオーエンくらいしか思い付かないんですよね。たとえ他にいたとしても……彼がいいなって。俺とあの人なら子供も、混じり気のない生粋の北の魔法使いになります。え?魔法で女の身体に作り変えるのは面倒くさい?わがまま言わないでくれます?
[
削除][
編集]
30 :ヴィル・シェーンハイト
2024/03/26(火) 23:50
同業者である彼女の腰を抱いたときに気が付いた。
以前に会った時よりもだいぶ身体を絞ったのだろうか、腰骨がやけに指に当たることが気になって仕方がない。撮影前の最終確認中、スタッフはアタシたち二人にポーズを取らせたまま、ああでもないこうでもないと案を練っていたので声を潜めて聞き出した。アンタ痩せたわね? ええ、分かる?頑張ったのよ。と、彼女が踏み切った理由が判明する。それは恋人の存在だった。……恋人のお好み通りに体型を変えるなんて随分お熱なのね。でも痩せすぎよ、アンタの魅力は自分が一番把握していなければいけないのに。とは、言わなかった。恋愛はスパイス程度に楽しみなさいとも。嬉しげな言葉の抑揚の割に、顔に疲れが出ていたからだ。なんだ、自分でも分かっているんじゃない。この際スキャンダルだと口を挟むつもりなんてなかったけれど、ただアタシは同情しないようにだけ気を付けていた。同業者とは言ってもおせっかいを焼いてあげるほどの優しい世界ではない。自分自身が商品なこの業界は誰にも自分を軽々しく売ってはいけないし、脚を踏み入れた以上それを見極めないといけないのに。……彼女が恋人の為に己を犠牲にするというのであれば、アタシは今までの『普通』を捨てて来たのかもしれない。友人と砂利道を駆ける時間、見学しなければならなかった多くの授業、出会った人を純粋に信じる童心。それでもアタシは後悔してはいない。今の自分を見て、それからぐるりと振り返っても、決して。ヴィル・シェーンハイトとして生きている現状は何も後悔してはいないと言える。……ただ、身を投げ打ってまで焦がれるほどの恋を、そんな経験をする彼女がほんの少しだけ羨ましくもなった。
[
削除][
編集]
29 :オーエン(フォル学)
2024/03/26(火) 00:35
たまたま駅の本屋であいつが表紙を飾っているのを見つけて平積みされた雑誌を三冊買った。なにこれ聞いてないんだけど。言ってませんね、なんて返ってくるに違いないから絶対に聞かなかった。なにこれ、はぁ、どういうこと。僕がぼそぼそとぼやきながらページを捲る手をミスラは止めはしなかったけどちょっと興味なさそうに見ているときの目は、やっぱり少し可愛くてまだほんの少し放置してやった。普段ゴシックなスタイルが多いのは事務所の意向だから、それだけでだいぶ満足していたのに、喉元まで襟を詰められて窮屈そうに、気怠そうにしているところがますます……とくに望んでいないにも関わらず服やら首輪やらで着飾られている飼い犬みたいで、哀れ。ミスラには首輪なんて似合わないのにね。いつだって自分の本能にしか従わないあの男が僕の前で待てをしているのが面白いんじゃないか。……ほんとうに、顔だけは良いな。あいつ。
[
削除][
編集]
28 :ベレト(FE風花雪月)
2024/03/19(火) 22:34
これは先生としてリンハルトに送る、特別な授業です。平和な世の中でのみ通用する、いわゆるご立派な『道徳』。性善説に則ったお題目を律儀に守りながら悲しいことにこのご時世において人間なにも得ることはできない。後悔するころにはもう何もかもが過ぎ去って失われている。この世において、多くの人は大人になるために夢や希望、恋すら過去に捨てていく。……すべてとても残酷なことです。しかしながら『神』は俺に向かって諭された。大切なものを失うことをあたかも神のように俯瞰して心静かにやりすごせと、それを運命と悟り、乗り越えて清く美しくあれとこの俺に宣った。
リンハルト、君は以前俺に『あなたと過ごす世界をすり合わせて、いつか僕がそっちにいきますから』と言ってくれました。君のかけてくれた優しい言葉を、俺はいつ何時も忘れたことはない。ごめんなさい、これだけはやっぱり受け入れることが出来ない。人任せにはできないから、俺はもはや運命は自分で切り開くしかないと思っています。俺は人間だ。意地汚くあがくことこそが俺の見せられる、刹那がゆえのきらめきだと思います。たとえ背教者となり女神に背き万人の期待を裏切っても、俺はやらなければならない。俺は君を守るから。
はい、以上。……ご清聴ありがとうございました。
[
削除][
編集]
▲|
前|
次|
1-|
新|
検|
書
[
戻る][
設定][
Admin]