スレ一覧
┗1715.柘榴(21-25/31)
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25 :水木
2024/08/06(火) 18:55
可愛い爺さんだなと思う。いつも控えめで、穏やかで、俺に何か強請ったり知りたい事があるとどこか遠慮がちにそっと訊いてくる。お前の頼みを断る訳ねぇのに。
日がな一日、縁側で風鈴の音色でも聴きながら隣り合い、酒と果物でも味わって、流れる雲を一緒にぼんやり眺めてられたらいいのにな。お前といると俺まで爺さんみたいな思考になる。
追記
たまに全然可愛くないお強請りもされる。しおらしく訊けば許されると思ってるらしい。嫁さんに同じ事されたか、やってきたんだろうなあいつ。
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24 :水木
2024/07/10(水) 21:13
もしかしてあの男、寂しがりなのか?
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23 :水木
2024/06/19(水) 22:05
依存している気がする。
それに気付かれ目を背けられるのが怖くて、あまり踏み込まれたくない。どう誤魔化していいかがわからない。見せられる範囲のものは既に開示しているから、俺の醜い部分や欲深い部分しかもう残ってない。
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22 :水木
2024/06/01(土) 00:40
居心地が良い。失うのが怖い。物の怪に憑かれて弄ばれているだけのような気もする。俺が欲しがるものを全部見抜いて、溢れるまで寄越したって、お前に何の得にもなりはしないのに。
俺は何を差し出せる。
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21 :水木
2024/05/17(金) 23:59
お前の帰らぬある夜、一人の不思議な青年と話した。
背が高く美しい容貌で、最初は異国の者かと思ったが彼もまた人ではないのだと直感した。俺は彼に人ならざる友がいると説明し、自らの不安や情けなさを吐露した。彼は静かに俺の話を聞いてくれて、大丈夫だ、平気だとただ頷き、夜明けと共に還って行った。とても優しい青年だった。
誰かに聞いて欲しく、知って欲しかった。その相手は知り合いではない見知らぬ誰かであって欲しく、誰も俺達を知らず客観的にただ「そうなのか」と頷いてくれるだけで良かった。俺達が離別を迎えこの帳面を焼き捨てる事になったとしても、最初から「無かった事」のまま終わっていくのが厭だったのだと思う。
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