記念日
なんだかんだあったが、出会ってから3年経った。
再び一緒の時間を紡ぎ始めてからは半年。　
相棒と居られることを嬉しく思う。

そういや、初めて会ったのも4月だったな。
やわらかい日差しの、花の季節。桜も菜の花も綺麗だ。

国広は色んなことを相談してくれるようになった。出陣や装備に関することだったり、日常生活のことだったり。国広はつまらない話してごめんねって言うが、オレは国広の話を聞けるのが嬉しくてたまらねぇ。また聞かせてくれよ、国広。

思い返せば、オレは国広に自分のこと話せてる…のか…？話すときにあんま自分のこと気にしてねぇから、全く覚えてねぇ…でも、ちったァ話してるような気はする…うん…！

最初の方はオレから色々話してたような気がする。国広からも色々聞かれて、そこから会話が始まったりな。

オレはオチを付けるより、報告型の話し方なんだよな。伝えたことを相手に読み取ってもらってどうして欲しいって事はまずなくて、単純に内容を共有したいタイプ。こんな事があって嬉しかったとか、どれそれが綺麗だったとか。
国広もそのまま受け取ってくれるから、安心して話せる。ありがたい事だと思う。

のちへん≫のちへんじゃなくてやっぱ改めて書く