週末も兼さんは頑張り屋さんでした。毎日お疲れ様、飽きずにそばにいてくれてありがとう。 僕が口元に差し出したふるーつたるとを当たり前のように食べるから…胸が苦しくなった。可愛い。何気ない行動の一つ一つが心に響く。 そんなつもりはないんだろうけれど…、駄目だね…。むらむらしていない…と言えば嘘になる、かな…。欲が消えたなんて書いたばかりなのに、僕ときたら…こうしてくだらないことで頭を悩ませたりして、平和な思考をしているなと思います。 次から次へと欲しくなってしまうのはよくあることかもしれない。でも、良くないことだ。人の身を得たのだからこそ…理性的に過ごすのは大事です。 わかってはいても…まだ、…そういう関係ではないので、心のどこかで持て余した気持ちを感じることがあります。ふとした瞬間に寂しくなって指先からぴりぴりと痺れてきて…温もりを与えられたらどれだけいいかと思ったり…心も…身体も欲しいと思ったり、してしまう。 何とかひとりで気を紛らわせてみるけど…別のことを考えてみるくらいしか方法がない。 幸いだったのは、得難い存在を見つけられた僕は既に幸せ者だと…十分知っているということです。これ以上の我儘は身を滅ぼすだけだし兼さんにも負担になり兼ねない。 非番の日も内番に励む兼さんだから、僕も相棒なら色に耽っていないで任務の一つでもこなさないとね! |
文字をお洒落に、小さくしてみました。 兼さんにどうかと尋ねたら読みやすくなったと喜んでいたのに、見づらくないかと聞き方を変えたら大きい方が見やすい、と… 素直で可愛いな。 間の大きさはどうだとのことで、その通りにしてみると収まりが良くなったね。流石兼さん。 事ある毎に可愛い可愛いと言い続けてみたら、オレは…可愛い…?と困惑した顔をしていてとても可愛かった。僕の兼さんはそんなに短気じゃなくて、まだ怒ったところは見たことがありません。何かあれば怒るよりも、どちらかというと自分の心と向き合って静かに落ち込む方だ…と思う…そして僕もそういう感じです。まだ喧嘩の類をしたことがないのではっきりとはわかりませんが。…もしかしたら激昂してすごく拗ねることもあるのかもしれないな。どうだろう。でも、そんなことがないようにって苦手なことも先に聞いてあるしね…。 それはともかくとして…。一ヶ月一緒に過ごした印象では、可愛らしいというのが僕の気持ちだね。勿論、格好いいという言葉もぴったりですが、無邪気で、素直で…少し甘えんぼで、よく笑ってよく食べて。子供っぽいのかと思いきや、時には大人みたいなことを言い出す…たまに驚かされることもあるけれど、それがまた魅力的で…。 |
今日は記念日なので、はんばーぐとふるーつたるとを作りました。 はんばーぐは慣れているけれど、ふるーつたるとは初めてだ。たると生地を作って、くりーむを詰めて…焼いたり混ぜたり大忙し。上に乗せる果物はいちごとキウイとぶるーべりー。 喜んでくれるかな。 帰ってくるのが楽しみだなあ…。 あ、帰ってきた! 兼さん、一ヶ月ありがとう。来年の今頃もその先も、こうやってそばにいてくれるといいな。兼さんが部屋に来てくれてから、焦っていた気持ちがなくなりました。当たり前と言えばそうですけど、途端に…欲というか…いや、もっと良くないような燻った気持ちというか。そういう僕の中の悪いものが薄れて、ただ安心している状態で、心地良くて。 僕が欲していたものは、まさに…この冊子の題名通りなのかも、なんて。まだまだ気が早いと思うよ、我ながら。それでも、こんな僕に色を添えてくれているのは紛れもなく兼さんです。 兼さんがよく笑ったり…照れたりするのを見て、僕もあんな風になめらかに動けたら…って、よく思う。 抑えているとか気分が乗らないとかじゃなく。どこかで信号を遮断されたのかなってくらいに…嬉しくて愛おしいときにでも…心が錆びついていて上手く動かないことがある。愛情表情したい気持ちはすごくあるのに、笑うのすら下手だ。前はもう少し上手くやれていたと思うんだけれどね…。 兼さんはこんな相棒を持って苦労するだろうなあ。ごめんね、兼さん。気持ちと行動が一致していない時もあるかもしれないけど…好きだって気持ちは確かだから、心配しないで。いつか、貰った気持ちをたくさんお返ししたいと思っているよ。改めて、これからもどうかよろしくね。 |
信じてもらえるように…なんて、まるで何かやらかしたみたいだね? 実際のところ、全くそんなことはなく…僕が慎重になり過ぎているだけの話で…。 余計な心配をかけたくはないんですが、最初からのぼせ上がるのも今の僕には出来なくて。まあ…こうして日記なんて書いている時点で…という話でもありますけどね…。 早い段階で…というか、日記を書いてみてもいいかって直接許可を得て書き始めたものだから、少し意識してしまう。見られていることを。となると…好き勝手に書くわけにはいかないので、背筋を正す気持ちで書くことが多いのだけれど…最初の方はまだ冊子を用意しておらず、個人的に記録をつけているだけでした。日記をつけると別れる、なんてどこかで聞いたことがあるし…。だからこっそりと記録していただけなんですが、今とは少し異なる気持ちで書いていたので変かもしれません。しかしせっかく空白の頁を残しているのでいつか埋めるつもりです。 …相棒のいなかった時期が長かったあまり…どうしても語り口調のようになってしまうね。語りというか…懺悔というか。 ついでに言えば名前を呼ぶのも控えていたんだけれど…その兼さんが思ったより書いてくれているからね、いつの間に?って驚くくらいに。今後は普通に兼さん兼さん!と名前を出していこうと思います。 |
国広が新しく型を作ってくれた。有難うな。 今日は夏野菜が好きってことが知れた。オレもオクラとか、トマトとか茄子とか好きだ。天麸羅には獅子唐がついてると嬉しくなるぜ。 花も好きだよな。特に青い花が好き。今日見せてくれた紫陽花もグラデーションが綺麗だった。大切に育ててんのかな。綺麗な紫陽花、沢山見れるといいな。 向日葵は結局植えるのか?もし植えたら教えてもらいてェな。 話は変わるが あの募集文を書けたのも、色んなことがあったからなんだよな、きっと。あれがなきゃ、国広と出会ってなかった。 なんて言ったら良いんだろうな…辛かったことを肯定するつもりはないんだが、それをひっくるめて今の国広なんだよな。 …どうしようもなく好きだ。 あと1日もしないうちに、出会って1ヶ月が経つな。あっという間に感じるくらい、国広と出会ってからは新しい事がある毎日だった。とても楽しい日々だった。この先も続いていくんだろうなって思うと、今から嬉しい気持ちでいっぱいだ。 もしかしたら喧嘩もするかもしれねェけど、ちゃんと話し合って解決していけたらと思う。 まずは国広に信じてもらえるようになるところからだな。頑張るぜ。 オレたちの歩幅で進んでいけたら…って思ってるから、無理のない早さで行こうぜ。 これからもよろしく頼むぜ、相棒 |