日頃は何かとすばやく的確な判断を求められることが多い反面、恥ずかしながらプライベートとなると途端に優柔不断になってしまうことが多い。
今回悩んだのはシェイブアイスのフレーバーについて!もう、これがもともとメニューにあるフレーバーに加えて自分でトッピングもできちゃったりして無限にあるんですよ、無限に…!事前調査で何とか食べたいアイス候補をふたつにまで絞りこんで、最終的にかわいくてハワイ感のあるトロピカルとかなり派手なレインボー!どっちにしようかなあと頭を抱えていたところ。隣で赤井が「なんならふたつ買えばいい、トロピカルとレインボー。俺のハワイアンも入れてぜんぶ半分こしよう、零くん。」って言ってくれたんだ。ほんとうに僕に甘い男だと思う。これは当たり前のことじゃない、べたべたに甘やかしてもらっているということもちゃんとわかってます。優しくて甘い赤井のことが大好きで大好きでたまらないし、愛しいし、僕も同じように目いっぱい甘やかしてあげたいと思う。大好きなひとと半分こするとおいしいアイスがもっとおいしくなっちゃうからすごいですよね。「ふふ、かわいいな、アイスを食べるきみ。」なんて笑いながらつめたくて甘い唇にキスしてくれるあいつの方がかわいかったです。
3 year Anniversary.
「いつまでも恋人のような夫婦でいたいと思ってるので…」
零くんのそんな言葉とともに迎えた、恋人3年記念日。今までずっと何回目の恋人記念日おめでとうと伝えあってきたんだが、結婚した後もそう言っていいのか!?と零くんが迷っていたんだ。先に言われなければ俺も一瞬迷っていただろうな。
交際記念日に変えるか?と提案してみたものの、やはり俺は今まで通りがよかった。ずっとふたりで祝い続けてきた日の名前に愛着があったからというのもあり、何より最初の零くんの言葉がとてもかわいくて、嬉しかったから。何年経っても、お互いに爺さんになっても、まるで恋人同士のようなふたりとしていっしょに暮らしていこう。近所であちらのご夫婦は~と噂になるくらいのな。いつもありがとう、今日も世界でいちばん君を愛してるよ。零くん、これからも恋人として、そして新しく夫婦としてよろしく頼む。
シェイブアイスはハワイアン、トロピカル、レインボーの3種類を買って全て半分こして食べた。おいしい!色がかわいい!とはしゃぐ零くんを眺めながら食べるのが楽しくて、たったそれだけで一日幸せな気持ちだったよ。
零くんも言っていたが、もうふたりで迎える夏も4度目なんだなあ。最初の夏、ボウヤの家の庭を借りていっしょにスイカ割りをしたことが今でも印象深いよ。特別なにか事件が起こったわけでもない。だがずっと覚えているだろうな、あの日のこと。改めて今年も幸せな思い出に溢れた夏にしよう、零くん。
3 year Anniversary.
3年前の7月1日、僕たちは恋人になりました。
思い返すとちょっぴり恥ずかしいんですけど、前日の6月30日の夜、僕が赤井にとあるわがままを言ったんですよ。それが思いを通じあわせるきっかけのひとつになったというか。ぎこちなさすぎてすこし照れてしまうような、まるで子どもみたいなわがままです。そんな方法でしか気持ちを伝えられなかった僕が、3年後の今では自分から抱きついてキスしながら週末のデートの相談を持ちかけている。そう思うと何だか不思議で。3年前の僕たちが今のべったり具合を見たら泡をふいて倒れるかもしれない!と笑っちゃうくらいにね。きっと付き合いたての僕だったらもっと違うやりかたでデートのお誘いもしていたと思うんです。なので、ひとりじゃなくて赤井とふたりで時間を掛けて築いてきた幸せを、今の僕たちが手にしているんだと思うと感慨深いな。秀一、いつもほんとうにありがとう。あなたと恋人に、夫婦になれてよかった。赤井の唯一でいられることが嬉しくてたまらないんです。
これからも赤井のことを、赤井とふたりで作りあげてきたいろいろなものも全部まるごとひっくるめて大切にさせてくださいね。そしてもっともっと今以上に仲良くなりましょう!ふふ、もちろん僕たちのペースでゆっくりとね。誰よりも愛してる、秀一。大好きだよ。
「明日はシェイブアイスを食べにいきたいな」とか「バーベキューでもしないか?」とか、赤井はいつも楽しい提案をしてくれる。ちなみに今日はシェイブアイス、明日はバーベキューの日です!全力で南国を楽しんでいます。シェイブアイス、ふわっとしていて口のなかで溶けちゃうらしいですよ。日本のかき氷とはまた違うんだって。レインボーシロップなんてものもあるみたいだぞ!?まるで子どもみたいにテンションが上がりまくっている僕がいます。もう29歳です。
何ごともふたりで一緒に全力で楽しもうとしてくれる赤井が大好きだ。もちろんあいつに頼ってもらえたらそれはそれで両手をあげて大喜びしちゃうんだけどね。赤井は旅行の計画だけじゃなくて、どんな時も一緒に考えてくれる。そういうところも素敵だなって思って、きっと僕が赤井に抱いている日に日に大きさを増していく恋心の一部になっているんだろうなと。そういえば昨日はホテルの部屋でゆっくり過ごす日だったので「新婚枕投げ大会」なんてものを思いついて提案してみたんですが、赤井が書いてくれてますね!僕も書きたい。あの、正直な気持ちを書いてもいいですか?戦うのがひさしぶりでしぬほど楽しかったです。この件に関してはまた夜にでも。
「赤井…秀一~~っ!!」
久しぶりの赤井秀一ィ!!に思わずにこにこしてしまったのは内緒だ。同棲を始めた頃もそうして全力で名を読んでもらえるのが嬉しくて、零くんも俺が喜んでいるのをちゃんと知っていてね。その赤井秀一ィ!期間を経て今の俺たちがいるわけだろう?大切な思い出が蘇ってなんだか若返ったようでな、とても心が躍ったよ。
その時に至近距離枕投げ大会を開催していたせいもあるかもしれんが。零くんの提案で、ベッドの上でかき集めてきた枕を投げ合って遊ぶことになったんだ。「僕が剛腕すぎて赤井がベッドから落ちてしまわないか心配ですが!」と言われ、ここでほんとうに転がり落ちたら一生零くんに跪いて生きる覚悟で対峙した。そのおかげか落ちることはなかったんだが、いや、まさかの隠し玉に完敗してしまったよ。なにせ零くん自身が枕となって俺の胸に飛び込んできたんだからな。あんなかわいい枕を避けるなどとんでもない!そんなことをするくらいなら壁に頭をぶつけた方がましだ。幸いふたりしてベッドに倒れこんだのでどこも怪我をせず、敗者から勝者への深い深いキスで大会は幕を閉じた…。俺が勝っていても同じことをするつもりだったんだがな。
楽しかったよ、零くん。枕のような柔らかいものなら君の顔にぶつけても安心だ。何より全力の掛け声とともに枕をぶん投げる君の雄姿がかわいかった。またやろう。