「この世で最も可愛い助平」

偶に思い返してはしみじみとしっくりくるなと噛み締めている。あいつを表すのにぴったりな言葉だと思う。強いて言うとすれば、あの世でも一等だとは思うが。

情報量が、多い。

根掘り葉掘りはまぁ予想の範囲内ではあったが、奥さんのこととか、労働がどうとか。情報量が、多い。
あと書置の内容、お前。この野郎。

あいつに見せて判断を仰ぐと決めたからにはその裁可が下るまではあいつのことを書くのは控えるべき、とは思うんだが。
…まあ、その裁可次第では書けなくなるかもしれないから最後の吐き出し、としておくか。お前へ、大目に見てくれ。

この家計簿をあいつに見せるか問題について。

と、書き出してみたところ、いやわざわざ家計簿をか…？別に良いだろ…。と一気に正気に戻ったんだが一旦正気は失っておくとして、あいつのことを勝手に書き散らしてるんだから…と思わないでもない訳で。
尚、これを読ませて喜ばせたいとかそういう殊勝な感じは一切ない、…というか喜ぶビジョンが浮かばん。寧ろ嫌がられるんじゃないかって危惧の方が強い。
やっぱりやめるか。やめて全部なかったことにするか。

いやだが細々とでも鬼太郎のことは書きたい。悩ましい。読ませて、あいつが嫌がったら鬼太郎のことだけ書くようにする、か。