花束みたいな日々に、

オレはつくづく欲張りなんだとおもう。でもその欲だってうまく見せずにいることだって出来ていたはずなのに大和さんのまえではちっとも機能しない。それが嫌なわけでもない。つくづく、オレは大和さんにゾッコンなんだって自覚する。
叶うはずもないとおもっていた願いはすでに結ばれていて、それだけでしあわせなのに。昨日は最大級のわがままを言った気さえする。それなのにあの人は、それをめちゃくちゃかわいかった、なんて言葉で包んだ。どこまで許されるんだろう。前に大和さんはオレだったら最終的になんでも許しちゃいそう、なんて言ってたけど。それくらい甘いひとにでろでろに溶かされちゃったらハチミツにでもなっちゃいそうだな。…だからミツってあだ名が……？なんていうつまらないギャグを生んじまった。おっさん力が移ったか…？気を付けないと。

昨日はほぼ答えみたいなオレの夢を伝えたわけだけど。しかもすごい我儘な伝え方で。…大和さんはだいじな話をするときちゃんとオレのきもちを汲もうとしてくれる。まっすぐ目を見て、聞いてくれようとするかんじ。一方オレはすごく遠回りな言い方をしようとしたりするからほんと面倒だし厄介だとおもう。自覚はあるんだけど…どうしたって肩を竦めてしまう。逃げ出してしまいそうになる。でもそういうとき、大和さんはオレを逃がさない。ぜったい。…たぶん、そういうところも相性がいい。結局そのタイミングで逃げ出す選択へいくと後悔でいっぱいになってめそ、ってするから。…この文面だけ見るとオレってかまってちゃんの察してちゃんのように見えないか？え、そうなのか……？でも気付いてほしい、とか察してほしいっておもったことはない。そういうときは伝えてる。でも伝える前に大和さんは気付いてくれることが多いから、すごい。そういうと大和さんはミツのことよく見てるから、とかすきだからって言ってくれる。こんなに愛されていいのかな。しあわせでいいのかな。ってなる。オレも大和さんのぜんぶをわかるようになりたい。さすがにエスパーか。大和さんの伝えたい気持ちが、言葉が、想いが。ぜんぶとりこぼしのないようにいつだって見つめてたい。

毎度綴ろうとすると終着点が見えずにころころ話題がころがってくな。それもまた、ご愛嬌、ってことで。今日はオフなので昨日タイミングを逃した大和さんのリベンジを楽しみに帰りを待ちます、と。なんだか今日は、たくさんしてもらいたい気分。…なんてな。

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