花束みたいな日々に、

大和さんと、互いの気持ちを確かめあってから一年を迎えた。

出逢って、その日限りと部屋を出て、それからもう一度と手を伸ばしてもらって、そして去年の今日。たしかなきもちを言葉にしてふたりの関係に名前がついた。寒さのせいだったのか、きっとその声は少し震えていた気がして、でもしっかりと届いたからおなじきもちを返した。

募る想いは相変わらずついすこし前にも綴ったようなことなんだけどな。またひとつ重なるきもちがあるよなぁ、と、しみじみ。おなじ季節を巡るってのは去年はこうだったよなって話と新たな一面を見るのと両方楽しめるんだなって。去年のオレら、ハロウィンは付き合ってなかったからたわいも無い会話で終わったけど、今年はというと…まぁそう、大和さんも言ってくれてたけどふかーく愛し合ってるところ。互いの名前呼んで、普段じゃ考えらんない、他の誰も見たことないオレらだけの秘密。ずーーっと、ドキドキしてる。もうな、心臓出ちまうんじゃねーのってくらい。そのくらい、大和さんがだいすき。

明日はどんなことが起こるだろうか。
どんな話をして、聞いて、触れ合うんだろうか。

そのどれもがきっと、いとおしいものになっていくんだろうな。

来年、さ来年、そしてその先も。
どうか隣りで大和さんの名前を呼べることを願って。

今日も今日とて、歌をうたってるよ。

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