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1407.telescope
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Dr./レ/イ/シ/オ (H/S/R)
2025/01/17(金) 01:39
絵に描いたまでの酔っ払いに、呆れが無いと言えば嘘になる。けれどそれを指摘すれば墓穴を掘るとはわかっていて、非難の言葉は飲み込む他に無かった。指摘にそれを思い返すのは、或いは僕だけなのかもしれない。けれどどこで誰ととも語らない彼に――高級幹部の職務として、機密事項であればそれは当然のことだ――腹を立てるのも致し方ないだろう。カンパニーが彼に与える役割を理解していたって、その理解とは別に、あれは僕の男だ。アベンチュリン。砂金石。あらかじめ誂えられた一つの席。役割ではない君の名を、僕は何度だって呼びたいよ。……これを読んでいるのかもしれない君に、言い訳をするのならば、きっと僕も君から飲み下した酒精に酔っている。かもしれない、きっと、と、予防線を張るのも僕の悪癖だろう。酔った僕が、どのようになるか君は知っているはずだ。これは私信だ。唯一、僕の愛しい彼に向けての。
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