日付が変わった瞬間、
ちゅーしよって言ったらしてくれた。
新年からどろどろに溶かされてる。
隆文さんの前にいると、俺が俺じゃなくなる。
このままもっと溶かされちゃったらどうなるんだろう。
こわい。
隆文さんの、昔の話を少し聞いた。
当たり前だけど、
俺の知らない時間を過ごした隆文さんが居て。
俺の知らない人とえっちだってしてる。
そんなの気にしてたらキリがないのに、
俺に甘く触れる手が他の人にも触れてたんだって思うと
気が狂いそう。その腕も、瞳も、髪も身体も爪の先まで
隆文さんは俺のものなのに。
……全部、俺だけに塗り替えられたらいいのに。
見なくていいよ
フェラチオ…ってあんなに苦しいものなんだ。
上手く出来たかはわかんないけど、
隆文さんが喜んでくれたし、沢山褒めてくれた。
嬉しい。褒める時俺の喉を撫でる癖、大好き。
喉の奥を突かれて苦しいはずなのに気持ちいい、とか
思ってしまった。隆文さんがよくドマゾって言うけど
本当にそうなのかも…。
隆文さんにされることなら何でも嬉しいし、
どうなってもいいって気持ちになる。