誕生日

起きたら、玲王からメッセージカードが届いててびっくりした。昨日一緒に寝たのに、夜中に起きた時に日記も確保してくれたらしい。朝に起きてきた玲王がいい時間に確保できた。って、少しぽやぽやした顔で言うの。後で日記を書いてるから、まだ見るなよ！って念も押されて、もうそれだけで幸せを感じてた。玲王からOKを貰って見に行けば、たくさんの嬉しい言葉が綴られた日記が目に入った。可愛いかくほも残しといてくれて、ほんと俺のこと分かってるよね。俺が可愛いって何回も言った、ほわほわした装飾の中、俺との出逢いを振り返ってくれてた。玲王は尻尾ぶんぶんして欲しいって言ってくれたけど、実際の俺は涙腺緩んでまともなことも言えんかった。ずっと嬉しい。って、そればかり言ってて、今見返してもちょっと恥ずい。でも、そのくらい嬉しかったんだ。
玲王が心を込めて書いてくれたメッセージに乱入するのが勿体なくて、愛のしるしだけ示したけど、反応はしたいからこっちに書く。
反応あれだけなのかと思ったら、こうして書いてくれてて嬉しいぞ。ありがとな。泣き虫さんの涙腺を刺激しちまったようだけど幸せで分泌されるものだから頬が緩んだ。

感謝と、みんなと話すの楽しいよって気持ちを伝えたかっただけだから、次の日に声掛けるかは悩んだ、ってのは前に言った気がする。でも玲王と話すのが楽しかったから、また逢いに行った。俺が玲王のことを好きだと自覚した瞬間は分かりやすいと思う。はっきりと覚えてるし。玲王はいつから俺のこと想っててくれたんだろう。でも、寝る前の言葉を欲しがってたって、そう知った時は可愛さのあまり頭が沸いた。そんなこと、思っててくれてたんだ。って。
俺も、当時の玲王も好きだし今の玲王も大好きだ。当たり前じゃん、今だって玲王にときめいて、恋してるよ。徐々に落ち着く愛情の気持ちってのも勿論持ち合わせてるけど、俺はずっと、玲王に恋してる。
お互い今も恋してるのを知れて良かった。

いっぱい書いてくれてすごく嬉しかった。プレゼントのリボンを解いたらどうなるのかな。楽しみだな。じっくりと味あわせてね。
最高の誕生日を、プレゼントをありがとう、玲王。俺、幸せだ。
happy birthday！