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1495.勿忘草が散る頃に。
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11 :フリーナ
2025/05/11(日) 00:32
Furina
彼とは今日も変わらず。キミは、まだ僕だってことに気づいてないみたい。なんなら、その可能性すら考えてなさそうだ!これをいい事だと喜ぶべきか、もう僕の面影なんて忘れたのかなって、悲しむべきか。…うーん、どう足掻いてももどかしい日々だ。まったく、…光栄なことには変わりないんだけどね。えへへ。
キミとの思い出をひとつまみ。
実は僕、彼から自主的に逃げ出しちゃったことがあるんだ。あはは、自分でも驚いてるよ。今でこそ、片思いをじりじり…と拗らせていってるわけだけど、彼と仲良くしていた頃も、充分と言っていいほどに拗らせていたんだからね。まあ〜、つまり、逃げ出した理由はもう分かるだろう?きっとこの先も僕の片想いで、実ることなんてないんだ〜!って、自分のためでもあるし、リオセスリに変な迷惑をかけないためにも、僕は離れることを決断したんだ。彼にとっての僕はあくまで〝フリーナ〟で、それ以上なんてものはないってね。…もしかすると、本当にそこで終わっていたかもしれない。僕はもともと、戻る気なんてなかったし……気持ちも、しっかり落ち着かせたつもりだった。でも、僕がいなくなったことに気づいた彼は……本当に、本当に珍しくね。いつもは楽しそうに、余裕そうにしている彼がだよ?「あ〜あ、……くそ。駄目だな、儚すぎて嫌になる。」って言ってるのを、偶然聞いちゃって………………なんだい?そうだよ、僕はと〜ってもちょろいんだ!そのまましっかり彼の元に戻っちゃったさ!まあ、この件で彼との距離が縮んだから、結果オーライなんだけどね。えへへ。───それでさあ!僕が彼の元へ戻った時にだよ?本当は僕の方から「帰ったよ」って伝えるつもりだったんだ。というか、僕から言わないと普通気づかないだろう?なのにリオセスリってば、僕が会いに行くよりも早くやってきて、す〜っごく慌てながら「フリーナ様!あんた、今までどこに行ってたんですか。心配したんですよ、もう。」って言うもんだから、……ふ、ふふふ。今でも思い出して、心がポカポカしちゃうよ!僕のために、彼がこんなに慌てて駆け寄ってくれるなんてさ。そんなの、幸せ以外のなにものでもないだろう?
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