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188.錆びた回路
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115 :An/to/nio _Fer/nan/des_Car/rie/do(A_P_H)
2023/12/15(金) 22:27
今迄俺がどのように人を傷付けて来たか。どのような嘘を吐いて誤魔化して生きて来たか。棄てた筈の思い出を掻き集めて、瓶に仕舞ってはまた投げ棄てて。繰り返す内に硝子と混じったみたいで綺麗に光っとる。思い出は美化するってこういうことなんかな。こんなん誰も奪いに来たりせんのにアホみたいやね。
手のひらがとても冷たい。
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喉奥で弾ける炭酸水の気泡が余りに大きかったから寂しくなった。ただ逢いに行くだけやのに言い訳を用意すんのは何でなんやろう。酒が呑みたくて、腹が減って、触れたくて、キスがしたくて、笑った顔が見たくて。俺は自分の存在を認識する為にお前に逢いに行くんかもしれん。鼻先でぱちんと弾ける気泡の音を聴いて、瞳を醒ます。良好な視界の先、乱雑に転がる空瓶を眺めた。この瓶あと何本あったっけ。再び目蓋を閉じて微睡みに身体を委ねながら思考を展開する。何で此処に在るんやろう。あれはもう割った筈やのに。
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