スレ一覧
┗188.錆びた回路(112-116/121)
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116 :An/to/nio _Fer/nan/des_Car/rie/do(A_P_H)
2024/01/20(土) 11:48
お前がそう言うとな、ほんまにあるんちゃうかなって思うんよ。幸せも、永遠も。でもあんまり欲張らんようにせなあかんね。どうやって返したらええんか理解らんくなるもん。
これ以上の幸福を知るのが怖い。全部なんか知らん方がええ気がする。やって、いつかは必ず来るやろ。そやのに何で欲しいんやろう。お前やから?こんな思考は持ったらあかんのにな。沢山心を解かされてしまったから、もうぐずぐすになっとる。終着点が見えんの。どないしよ。
「欲しいだけあげる」
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115 :An/to/nio _Fer/nan/des_Car/rie/do(A_P_H)
2023/12/15(金) 22:27
今迄俺がどのように人を傷付けて来たか。どのような嘘を吐いて誤魔化して生きて来たか。棄てた筈の思い出を掻き集めて、瓶に仕舞ってはまた投げ棄てて。繰り返す内に硝子と混じったみたいで綺麗に光っとる。思い出は美化するってこういうことなんかな。こんなん誰も奪いに来たりせんのにアホみたいやね。
手のひらがとても冷たい。
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喉奥で弾ける炭酸水の気泡が余りに大きかったから寂しくなった。ただ逢いに行くだけやのに言い訳を用意すんのは何でなんやろう。酒が呑みたくて、腹が減って、触れたくて、キスがしたくて、笑った顔が見たくて。俺は自分の存在を認識する為にお前に逢いに行くんかもしれん。鼻先でぱちんと弾ける気泡の音を聴いて、瞳を醒ます。良好な視界の先、乱雑に転がる空瓶を眺めた。この瓶あと何本あったっけ。再び目蓋を閉じて微睡みに身体を委ねながら思考を展開する。何で此処に在るんやろう。あれはもう割った筈やのに。
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114 :Gil/ve/rt_Bei/lsc/hm/idt(A_P_H)
2023/12/15(金) 22:15
お前から夜の話を聴くとは思っていなかった。誰に教わったんだか、小説の引用と作者の名前を裏付けに持って来て、不器用にも真摯に語るから思わず吹き出しちまった。いやー兄ちゃん鼻高えわ。しっかし何時から逆転したんだろうな。親の愛情を取り合った事もなければ、兄弟喧嘩らしい事もしていない。血の繋がりという物は唯の同族的な意味合いで片付けられる程薄く、家族よりも余所余所しい癖に他人以上に信頼を寄せている。友人より近く、恋人には決してなれない。肌の色も眼の色も違う俺たちに似た部分といや耳の形と爪の形ぐらいか?あとは性格、とか言ったらフライパンと嫌味が飛んで来そうだ。
優しさや思いやりと重ねて享受した安堵は、嘗て俺が与えた物と似通っているのだろうか。だとすれば、本当に自慢の弟だと胸を張って神にだって言える。
クリスマスは家族と過ごすもんだって、昔からそう決まってんだよな。酒でも飲むか。
俺も随分と丸くなったわー。
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113 :An/to/nio _Fer/nan/des_Car/rie/do(A_P_H)
2023/08/06(日) 22:00
ある程度の諦念とか、そういうもんを抱えとると信じてきた。そうでないとあかんとか、変な強迫観念みたいなもん。お前には理解るんかな。でもまだ理解らんとこなんていっぱいあるやろ。俺もそうやもん。
早く冬にならんかなァ。冬は好きやよ、あったかくて。
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112 :
An/to/nio _Fer/nan/des_Car/rie/do(A_P_H)
2023/07/23(日) 00:40
もう誰も好きにならん。
そんな誓い何度もしてきた。好きになることは貴いことの筈やったのに、いつの間に見返りを欲しがるような、そんな自分本位なもんになってしまったんやろう。
でもご褒美がないと上手くは笑えんよ。キスひとつでええのに、何でかなぁ。
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