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┗690.Of course, same to you.(31-35/199)
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35 :
___
2023/01/22(日) 00:38
35 :ヴ_ィ_ル・シ_ェ_ー_ン_ハ_イ_ト(t_w_s_t)
2022/05/13(金) 05:47
>> 9.
マットレスに被せられた若草色の、アンタの体重によって僅かに沈んで寄った皺に触れてとんとん、と指先で叩く。それでも健やかに眠るアンタが目を覚ますことはなく、外には雨音が響き、早起きしたアタシはアンタと同じベッドの中でじっとその顔を見ている。濃い色の髪が緩く波打って、美しく整った顔にまばらに広がるのを指先で払ってまじまじと見詰めても、アンタは起きる気配もなくすうすうと寝息を立てていた。
眠るアンタの髪に悪戯したのはいつのことだったかしら? 昨日のことのようにも感じるし、もうずっと遠い昔の話のことのようにも思える。あの日アンタは起きるなり不機嫌そうに眉を顰めて、詫びとしてアタシにアンタの髪を改めて結び直させたのよ。まったく、恋人のかわいい悪戯だっていうのに厳しいんだから。でも、そこまで含めてアタシにとっては素敵な思い出。アンタの珍しい可愛い姿も見られたことだし。
眠るアンタに何をしてやろうかと考えることは少なくない。先に挙げた髪への悪戯もそうだし、例えば呑気に眠る鼻に軽く噛みついてやろうかしらとか、眠っている間にキスをして、それを起きた後に打ち明けたらどんな顔をするのかしらとか。まあでもどの悪戯もいずれ、アンタが油断しているときに実行に移す予定よ。だってこれから何百回と同じ夜を過ごすことになるのだから、チャンスだけはいくらでもあるわ。せいぜい覚悟しておくのね。
>> 軽く私信。
とある場所でレオナとはぐれた時に、偶然アズールとイデアが逢瀬を楽しんでいるところに出くわしたの。お邪魔してしまった、と思ってそそくさと来た道を戻ったけれど微笑ましい気分になったことをここに告白しておくわね、ふふふ。
あとフロイド、日記一冊目満了の労いをありがとう。アンタたちの日記にも目を通しているし、更新を楽しみにしているのよ。アンタたちの日常をこれからも見守らせてもらうわね。
友人の二人へ。例によって例の如く日記に鍵が掛かる前には間に合わなかったけれど……今まで見ているこちらの胸が温まるような、お互いへの愛情のこもった言葉、日常を覗かせてくれてありがとう。二人の未来に溢れんばかりの幸福があるように願ってる。これからも仲睦まじく、ご夫婦で素敵な時間を重ねてちょうだい。
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34 :
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2023/01/22(日) 00:37
34 :ヴ_ィ_ル・シ_ェ_ー_ン_ハ_イ_ト(t_w_s_t)
2022/05/08(日) 07:16
Can't wait.
>>
ホリデー最終日、今日で長かった休みも終わりだけれどアタシはちっとも寂しくないわ。だって、今日はアンタがアンタの国から戻ってくる日なんだから! 久々に一緒のベッドに眠れるのね、ふふ。
折角アンタが帰ってくるのに埃っぽい部屋でお出迎えなんてナンセンスよね、仕方ないからアンタの部屋も美しく磨き上げてあげるわ。楽しみにしていなさい!
>>
そういえば、このホリデーの間にアタシも休みを取って父と過ごしていたのだけど、そこで父に今まで訪れた国々の話を聞かせて貰ったのよ。視界の端から端まで広がる荘厳な大滝の話や、砂漠に現れる美しいオアシスの話。そうそう、アンタのところの『象の墓場』の話も聞いたわ。なんでも、保養地として今注目が集まっているらしいわね。今度時間を取って訪れてみない? そこの温泉には美肌効果があるんですって、是非行ってみたいわ。
>>
帰ってきてすぐ会いに来てくれて、一緒の時間を過ごしてくれること以上に嬉しいことなんてないわね。喜びをしっかりと噛み締めさせてもらうわ。
>>
お姫様はキスで起きるらしいけれど、王子様はキスで眠りにつくのよ。おやすみなさいレオナ、……期待通りのご褒美をありがとう。フフ。
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33 :
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2023/01/22(日) 00:37
33 :レ_オ_ナ・キ_ン_グ_ス_カ_ラ_ー(t_w_s_t)
2022/04/22(金) 07:56
二十三ヶ月。
23回目の1ヶ月……と、3週間……もう二年目の記念日の方が近ェじゃねえか……。ホリデーの間国に帰ってバタバタと連れ回されたり追いかけ回されりしてる間にすっかり時間が経っちまった。一年を迎えるまではまだかまだかと指折り数えるくらい先の長い話だった気がするんだが、いつの間にやら気付いたら記念日を迎えるほどお前が隣にいる日常が当たり前のものになったんだなと実感する毎日だ。
先月の分にも少しだけ触れたが、今までで一番危うい一瞬があったな。あの時はさすがに空気を読んで言わなかったが、……言ったか?まあいい、あの後の反省で耳も尾も萎れさせてしょげきってる姿も可愛いとしか感想が出てこなかったのは鮮明に覚えてる。
これから先またどんな事があったって簡単に手放してなんてやらねえよ。
俺が帰ったのに気付くなり顔輝かせて出迎えてくれるところも、未だになれない言葉にぎこちなくなるところも、長かったホリデー明けにどのタイミングで触れてもいいかとそわそわしてんのを悟られないように何食わぬ顔で話してるところも、全部愛しい。
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32 :
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2023/01/22(日) 00:36
32 :ヴ_ィ_ル・シ_ェ_ー_ン_ハ_イ_ト(t_w_s_t)
2022/04/22(金) 00:01
May happiness be with you.
>> 23ヶ月記念。
一緒にいてくれてありがとう。これからもよろしく。──そんな言葉を特別な思いを込めて交わす特別な日も、これで23回目ね。時期柄どうしても中々まとまった時間を確保できなくてこんなに遅くなってしまったけれど……アンタと特別な日を迎える嬉しさは、出会った頃から少しも色褪せていないわ。
先月はアンタと過ごすアタシの二度目の誕生日があったわね。アンタの選んだ柔らかな色合いのポリッシュを爪先に纏わせる瞬間が、ここ最近のアタシの至福の時間なの。だって、アタシの好きな人がアタシに似合うだろうと思って贈ってくれたものよ? 嬉しいに決まっているわ、毎日だって纏いたいくらい。……でもなくなってしまうのが惜しくて、他のカラーとローテーションを組んで使っているの。気に入ったのなら同じものを新しく取り寄せたら良いんでしょうけど……それじゃ意味ないのよ。アタシは、アンタに贈ってもらった特別なそれを身に纏いたいんだから。
>>
何ヶ月経ってもアンタが好き。でも当初思い描いていた未来とは多少の差異があることは否めないわね。何しろ、アンタと付き合いたてだった頃のアタシの想定では、こんなにデレデレと締まりのない顔を見せる予定では無かったし、想像の中のアタシはもっとクールで余裕のある男のはずだった。どんなことがあっても動揺したりなんてしないで、いつでもアンタの何もかもを受け止めるひとで居られる、居たいと思っていたのよ。
でも現実はどう? 思い描いた余裕なんてまるで無し。喜怒哀楽を取り繕うことさえ出来ず、嫉妬なんてしないって思っていたのに本当に些細なことでもやきもちを妬いてしまう。……アンタに呆れられたんじゃないか、もっと余裕を持たなくちゃって反省するシーンが多々あるわ。本当、アンタにはいつも色々な面で頼りきりね、いつもありがとう。
でも、アンタの懐の広さに甘えてばかりではきっと良くないと思うのよ。だから、最近はアンタがアタシにしてくれているのと同じくらい、アンタのことを甘やかそうと思ってあれこれ努力をしているの。最近はその努力も少しずつ実をつけている気がするから、この調子でどんどん甘やかしていくつもりよ。……『そもそもアタシが甘えなければ良いんじゃないかしら』って方向に努力しようとするとアンタは絶対に不服そうにするから、これがきっと最善策。そうでしょ? レオナ。
出会って二年までもうあと少しね。何が変わるわけでもないとは思うけれど、どきどきする。……二年、二年ですって。ふふ。
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31 :
___
2023/01/22(日) 00:36
31 :ヴ_ィ_ル・シ_ェ_ー_ン_ハ_イ_ト(t_w_s_t)
2022/04/09(土) 20:51
Birthday
>>
アンタはアタシがメイクをしている間、酷く渋い顔をしてアタシを見ている。その内飽きて眠り出してしまうことが大半だけれど……それでも、邪魔をするでもなくアタシを大人しく待っているアンタの姿には微笑ましいものを感じるわ。だって、あの傲岸不遜なあの男が他でもないアタシだけを待って大人しくしてるのよ。当然、気分は良くなるでしょ。
でも、それでもアンタがまさかあんなプレゼントを贈るとは思わなかったの。だから、アタシに手渡された小瓶の中身を揺らすまで、その正体に中々気付かなかったのよ。鈍いと言われたらそれまでだけれど……だってそうでしょ? アンタがアタシにネイルカラーを贈るなんて、誰が想像できるのかしら。
なにしろアンタって男はアタシが爪先を整えている間、早くしろだの臭いだの(きちんと換気はしているって言うのに)ぶうぶうと子豚よろしく文句を紡ぐし、表情にも尻尾にもありありと不機嫌を浮かべるし……放っておきすぎて拗ねたアンタの機嫌を取るのがどれほど難しいか。そんな経緯もあって、アンタはそれに対して良い印象なんて決して持っていなかった筈よ。……それなのに、アンタがアタシを思って選んだのは淡い紫のネイルカラー。しかもその理由が一昨年の秋、アタシがスモーキーグリーンのそれを嬉々としてまとっていたことを覚えていて、だから選んだなんて聞いてしまえば……「一体どんな顔で選んで買ってきたのかしら?」なんて揶揄う気も失せるってものよね。
>>
次、アンタに触れて触れてもらう時はこれを纏おうと思っていたの。……アンタがアタシの指先を見てうれしそうに、幸せそうに細めた目が余りにも愛しくて、どうにかなってしまいそうだったわ。ありがとう、レオナ。とても素敵なプレゼントね。ねえ、これを塗っている間くらいはむすっとした顔じゃなくて、もっとかわいい顔をしてちょうだい。ふふ。
>>
これは、アタシの誕生日が終わった後の話なのだけど。この日もアンタはいつも通り、とても健やかだったわ。アンタは時計の短針が11時を回る前にすやすやと眠りについていて、アタシはというとバースデーの興奮冷めやらぬ中その日の出来事を思い返したり日記を読み返したりしていたの。でも、日記を読む手を止めてふと頭を上げた時、アンタが眠そうな目を擦りながらむにゃむにゃと起きてきた。それ自体は割といつものことで、いつもはそこから眠るまでに二言三言と話をするのだけど……アンタの様子は、いつもと違った。
具体的に何が、ってことまではわからないけれど、いつもよりも、そう、これは直感だったんだけど……元気がないような気がしたの。だから、言い方や言葉を変えてアンタが好きよ、愛してるわ、と元気づけるためのアプローチを重ねたわ。けれど、いまいち成果は思わしくなくて……とうとう、中々に自惚れているように見えて気恥ずかしかった『アタシが起きていた理由』を正直に連ねたのよ。そうしたらアンタ、目を瞠った後に少し気まずそうな顔をして頷いたでしょう? アンタにしてはとても珍しい表情だったから鮮明に覚えているわ、その時抱いた歓喜と一緒にね。
ええ、そうよ、嬉しかったわ。アンタのことを少しでも感付けたことも、根本のところでアンタとアタシが似ていることを改めて実感できたことも、アンタがアタシのバースデーをどれくらい大切に思ってくれているか、痛いほどに伝わったことも。とても嬉しくて、バースデーは終わったっていうのに素敵な贈り物を改めて貰ったような気分だった。
アンタが側にいてくれて、祝ってくれて、最高の一日になった。アンタの誕生日も期待していて、きっと素晴らしい一日にしてみせるわ。
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