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　完成記念に１ページ確保よ。……おろしたてのノートって、なんだか少しうきうきするわ。


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　新しいノートの書き出しにはどうしたって悩んでしまうものよね。それと同時になんだか身も引き締まって、心無しか書く文字もいつもよりしゃんと背を伸ばしているよう。ま、アンタがそんな面持ちで紙に向き合っているのは想像しがたいけれどね。ふふ。

　改めてごきげんよう。吐く息も白む、麗しい冬の一日ね。まだまだ冷え込みは続くようだから、皆も寒さ対策を忘れずきちんと暖かくして過ごしなさい。冷えは美容と健康の大敵よ。
　かくいうアタシも、夜の冷え込みで体調を崩さないよう、レオナと一緒にベッドに入ってお互いを温めながらぬくぬくと眠りについているわ。二人で出歩いて冷たくなった指先も、繋ぎ合わせて眠ればあっという間に暖かくなるのよ。まるで魔法のようね。……まあ、別に二人で眠るのに季節なんて関係ないのだけれど。夏真っ盛りの酷く蒸す夜だって、アンタの隣で抱き締めあって眠るわよ、当然でしょ。

　二冊目に入ったからって書くことは変わらないわ。アンタとデートをしたとか、アンタがかっこよかったとかかわいかったとか、アンタと話してこう思ったとか、アンタの側があまりにも心地が良くて困ってしまうとか……つまり、アタシがどれだけアンタを好きかってことを、変わらず綴っていくつもりよ。あとはたまに私信と……あ、またバトンに答えてもいいわね。空を自在に飛んだデートの話とか、お互いに触れ合った時の話とか……あ。アタシ、アンタが甥っ子に振り回されている話も結構好きなのよね。そういう何気ない日常も記していきましょ。なにも特別なことばかりでなくていいわ、アンタの言葉がそこにあればアタシはそれだけで簡単に喜ぶの。十分ご存じでしょ？　ふふ。

　あ、そうそう。今頂いている私信に関しては後でお返事させて頂くわ、一足先にちゃんと見てるわよ、って報告ね。……あと、エースとデュース。アンタたちにもまた改めて言葉は贈るけれど……お祝いメッセージに全力過ぎるわ。ページを捲るたび「まだあるの！？」って驚いたし、笑っちゃったじゃない。ふふ。……ありがとう。


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　溢れかえるほどの好きをアンタに伝えられること。伝えたアンタが嬉しそうに笑って「今日はまた随分溢れてんな」なんて言ってハグしてくれること。それでもっと溢れてしまって、アンタがますます愛しくなること。溢れてこぼれて、なくなってしまっては困るから、また定期的にアンタへの愛をここに綴らせてもらうわ。さあ、ついてきなさい、レオナ。
　は。誰に命令してんだよ。お前こそひとつもこぼすんじゃねえぞ。全部寄越せ。
　強欲なのはお互い様ね。アタシの全てを注いであげるから、勝手に渇いたりするんじゃないわよ。

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ヴィル・シェーンハイト。アンタの恋人。
アタシが日記を書く時はタイトルが右側。

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顔が良い
素直じゃねえ / 口が悪い / 可愛げがねえ
そういうところが好きだけどな
不器用 / 単純 / 隠し事が下手
甘やかすのが好き / 甘えるのも好きだろ
可愛い / エロい / 素直
俺の大事なもの /
寂しがり屋 / ヤキモチ妬くのはヘタクソ
理性的 / 自分を客観視出来る
ただしそれと気持ちは別物
そういうとこ人間くさくて好きだぜ
セックスが上手い / M気質
俺を悦ばせるのが上手い
変なとこで照れる / 手繋がれんのが好き
俺の事が大好き