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78.荼毒の廻瀾による享楽的濁穢について。
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治/崎/廻(M/H/A)
2021/10/24(日) 12:54
一冊賜ったは良いものの、案の定俺が目を開けている時間はあれに費やして一日が過ぎ行くらしい。厭わしいこと等微塵もないが、この記帳が芥となり火に焚べられることはどうにか避けたい。これで燃費は良い方で、人の目から見ると存外飽きやすい性分らしい。
この潔癖なまでの白の紙切れが下らない俗世の悲喜に穢れないよう、俺は一人黒のインクを染み込ませる。
この帳面で、俺の一生は終わりを告げる。
過去、現在、そしてこれから降り注ぐ未来を、この一冊に集約させることにした。
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