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┗78.荼毒の廻瀾による享楽的濁穢について。(36-37/37)
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37 :片/倉/小/十/郎(戦/国/B/S/R)
2024/10/14(月) 16:35
どうかこの小十郎を貴方様の懐へ。貴方を護る甲冑にも、貴方が奮う鋭刃にもなりましょう。
このただ一言この言葉を伝えていれば、貴方はこの小十郎を飽きずに手中へと置いてくださったのか。
永遠に感じる時を経ても答えは掴めず、待てど暮らせど貴方は来ない。それでも貴方の言葉を信じて待つしか能がない男なのだと、貴方はご存知だったのだろうか。
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36 :
兵/頭/十/座(A/3)
2024/06/11(火) 23:56
人を傷付けるべくして生まれた言葉が、俺の心に深く入り込む。刃渡り15cmの傷を治す方法を見付けられずにもう何年も経っちまった。すっかり腐食して麻痺した頃だろうに、どうにも時折感じる痛みはただの錯覚なのか否か。
一度強い痛みを感じると敏感になるのは仕方がないと、昔医者に言われたことがあった。それが事実だとするなら、この身を裂くような痛みはただの気のせいなのか。俺が苦しんだあの一瞬はただの気の迷いだったのか。纏まらねえ思考を振り払う。いつの間にか握った拳は、手の平に爪を立てて俺自身を傷付けた。
終わったんだ。そう思った。
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