うう゛〜……っくそ、くそっ…！昨日の俺は…猫殺しくん、本当に、すまなかった。分かってたんだ、きみに他意がないことくらい。けれど俺だって心というものを持ってしまった以上、傷付いてしまうこともあるだけで。でも、俺のこの気持ちが変わることはない。未来永劫、ね。愛しているよ、南泉。俺の南泉一文字。

……俺は別に、特別心が広い刀じゃない。猫殺しくんは俺だけの恋刀なのだから、と嫉妬することだってなくもない。けれど、それを表には出さずにいる。…いられている、はず。猫殺しくんって、察しが良いときもあれば、そこまでのときもあるんだよな。感情の機敏に関しては後者だと思っているのだけど、どうだろう。…ふふ、多分合っているんじゃないかな？ああ、つまり。なにを言いたいかと言うと。俺はきみにどうしようもなく惚れている。

……ああ、クソ。やらかしたな。

……猫殺しくんから貰うご褒美の話を書こうと思ったのだけど…もしかして最近の俺、えっちなことしか書いてない…？ちが、ちがう、俺の意思…、…ではあっても、猫殺しくんだってその気になってるんだから俺だけのせいじゃない！鯰尾に「…山姥切たちってもしかして思春期の人の子みたいな感じなんですか？」とか言われてしまったけれど、違うから！