バッカみてえ。１日に何枚ページ破る気だよ。４枚目かぁ？ま、普段あんま書かねえ分プラマイゼロっつうことでいいだろ。俺は別に、いまさら期待してるわけじゃねえ。なにもかも。真っ当な恋が俺に出来るわけねえし、そもそもンな生き方してきたオレが今更？っはは！寝言は寝て言えよ。それに、だって、なあ？お父さんは来なかった。…………来なかったし、死柄木の野郎はアレだ。ま、ボスの言うことなんか聞かずに好きにやっときゃよかったんだろうなって感じ？……ぜーんぶ燃やしちまうか。ただの燃えカスにして、空に散って。……でも、それじゃ意味ねえって分かってる自分が面倒だ。───期待は、やめられるもんじゃないって、他でもない俺が一番よく知ってる。期待して、堪えて、期待して、折れかけて、持ち直して、期待して、堪えて、そんで、折れる。…………ハア、やっぱ全部燃やしてなかったことにしたほうがいいんじゃねえの、これ。

この足で戻ってこれても、そのオレを待ってるひとがいなきゃ意味ないんだよなぁ。これホント。

……つうか、そもそも。大前提。見る目がねえ自覚なんか、ずっと、昔から持ってるっての。五月雨もそうだからにゃあ……オレもお前も、難儀なタチしてると思うぜ。ホント。オレは本来、甘やかすより甘やかされる方が好きな質なのに、無理しちまったなあ……。別に甘やかすのが嫌いなわけじゃねえけどよ、なんつうの。……閨のはなし？あと、日頃の扱われ方。友刃はオレに甘いし、優しいし、それこそ真綿に包むような友愛を向けてくれる。……ただ、これが恋になった途端ダメになっちまう。ホント、さあ。……毎度、もう恋なんかしねえって思うくせしておんなじことになっちまうの、やめてえのに。

俺は、真っ当に、真綿に包むようなやさしさの込められた愛を向けられるのが、ずっとうらやましかった。……お前が悪いんじゃない。お前の好いた刀も悪くない。誰も悪くない、でも、うらやましかったんだ。偽物くんが持つような愛を向けられたことがない俺には、喉から手が出るほど欲しいものだった。いや、別に偽物くんと恋がしたいわけでは全く、微塵もそんな気はないけれどね。お前は俺の写しで、お前の本歌で、それだけだから。……偽物くんが「本歌は本当に見る目がないから、基準を俺にしておけ。」と言っていたけれど、それ……。……結構無茶なことを言っている自覚はあるのかな？お前というフィルターを通してみろ。誰も通らない。

ぜーんぶ、胡蝶の夢ならいいのによぉ。オレは別に、オレ本刃が辛くとも、なにかあろうと、それを他刃には絶対ぶつけたくねえ。でも、周りの刀、人間、審神者がなにか抱え込んでいて、それをオレに吐き出すことで楽になるならいくらでも吐き出せ……って、思っちまうんだよにゃあ。いいぜ、オレを使えよ。オレを使って、オレが好いたやつらが幸福になれるのならそれだけで満足にゃ！

じゃあオレの辛さはどこに行くかってぇ？んー……基本的にオレ一振りで飲み込むことのが多いけどよ、話すんなら五月雨か国広だよなぁ。そういや最近、五月雨も五月雨で苦労してるっぽいしよぉ、お前も幸せになれよにゃあ。ならねえと許さねえ。

作った。
メモ：本棚を作る