日記帳 【弐】
46.水面に沈む、唐紅
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183 :煉_獄_杏_寿_郎
06/10(木) 01:37



書きたいことが溜まり過ぎて、途方に暮れている。久しぶりになるとダメだな、やはりこまめに綴ってこその日記である。最近は任務状況が悪化していて、なかなか筆をとる事も出来ずにいた。何度か途中までは綴るのだが、近況を書こうとすると普段よりも身も蓋もない感じになってしまってな、諦めた!!

考えても仕方がない事だしな、話はそれで終いだ。



さて、毎日愛しい恋人の話でもしておこう。最近、身近な者に倦怠期?というか、そういう感じの話をされたのだが、世の恋人達はそのような状況になるものなのだろうか。毎日同じ事の繰り返しで――と聞いたが、まるで同じ日などないだろう?それに、そんな風に当たり前の日常と呼べるほど恋人が寄り添ってくれているのに、何故感謝出来ないのかと不思議でな。その者がどんな日常を送っているのか知らないが、恋人への関心が薄れる事は俺にはないのでわからないし、相手から大切にされる事を求めるのではなく、自分から与えられる人の方がずっと生きるのが楽になると思う。俺は待っている事は嫌いではないが、自分から愛情を注いでいたいから足りない部分を数える事は苦手かもしれない。相手にも生活があって、その中で自分にどれだけの時間を割いてくれるかも相手次第なわけだろう?貰えるだけで幸せなものなのに、足りないから嫌になるのか?そりゃあ、一秒でも長く共に過ごしたいだろうが、叶わなくとも想いは募る……少なくとも俺はそうだな。だからといって否定もしない、俺には他人様の恋愛なんて関わりのないことだ。ただ、こんなに恋人に夢中な俺にはその気持ちを理解してやれないので、なかなか話を聞くのも上手く出来ていないと思う。そういう倦怠感がある時に余所見をしたりするのだろうか?恋人が一番素敵に決まっていると俺が嘘偽りなく言えるのも、恋人が俺にとっての運命だったからに過ぎない。

そんな経験、そうあるものでもないだろう。

実際に、俺は宇_髄以外を特別に感じた事はない。個として認識出来ないから誰が素敵とかもよくわからない。皆が素敵な人なのも理解はしていても、俺には宇_髄しかわからない。宇_髄の音と色、匂い、温もり……宇_髄を形作る全てが愛おしいのも、その全てに触れたいのも、君を愛しているからだろう。

愛しているんだ、ずうっと。
君しか見えない。


……もっと、君が欲しい。俺の腕の中で眠ってくれ、

ずうっと。



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