日記帳 【弐】
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46.水面に沈む、唐紅
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186 :
煉_獄_杏_寿_郎
10/18(月) 22:38
久しく手に取れていなかったな、あれから気付けばこんなにも月日が経っていた。君がいない日々は記憶に残らず、なんだか夢を見ていたような心地がするよ。あれからずっと考えていたんだ、どうしたらいいのかとか。何を言葉にしたらいいのかも見失っていたので、一先ずここに気持ちを残しておこうと思う。もしかしたらこれからまた筆をとる機会が増えるかもしれない、上手く言葉をまとめられないからひとつひとつ書き出しておきたい。今の自分の気持ちも整理したいからな、必要なことだと思った。
君とやりたかったことが全然出来ていないことも勿論だが、何より君と触れ合う時間がなさ過ぎた。肉体的な接触だけではなくて、今は心の触れ合う時間が一番欲しい。不安にさせたり、悲しませたり、君のやわく緩んだ笑顔が好きなのに全然笑顔にさせてあげられていないな。俺はわがままで、君を手放すつもりもなく、だから今も居座っている。ちぐはぐなこんな状態で、本当は許されない事かもしれないと何度も考えては、君の声が蘇る。笑った顔が。綺麗な涙が。君はいつまでも褪せることもなく美しい、変わったことも確かにあるけれど……本質的な部分は変わっていないと、俺は思うんだ。
本当はもっと、君の名前を呼びたいんだ。大好きだと、声にしたい。抱き締めて離さないと、駄々もこねたい。
好きでいたいんだ、君だけを。
これからも、ずうっと。
どうしたら君に近付くことが出来るのだろう。どうしたら君に上手く、伝えられるのだろう。
胸が詰まって言葉に出来ないなあ、
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