日記帳 【弐】
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46.水面に沈む、唐紅
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煉_獄_杏_寿_郎
10/25(日) 19:37
特別がどんなものか、少し実感出来たように思う。今思うと、初めから特別な音や色だったのかもしれない。
俺は性分からか、皆を平等に扱う方でな。君が俺への印象で一定の距離を保っていそうと言っていたのは、恐らくこの部分を察しての事だろうと思う。だからこそ、特別な存在というものに憧れていたのかもしれない。ありのままの自分で、ありのままの相手を受け止め、支え合っていきたいのだと――そう、思っていた。
伝えていなかった事だし、まだ心を開き切れていなかった、と言ったら語弊があるな。どれくらい明け渡しても大丈夫なのか、俺も探っていたのだと思う。同じように君も俺との距離を探っていたのか?と、何となく納得している。当たっているだろう?
結果、互いに開き直ったからか、一気に仲良くなれたような気がしていて、素直に嬉しい。
君が傍に居てくれて、毎日楽しいよ。
いつもありがとう。
今夜は月が綺麗で、やっぱり俺は君の事を思い出した。
君に似ている――俺の好きな色だ。
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