スレ一覧
┗6.刃生行路-特-(休止中)(13-18/23)
▼|
前|
次|
1-|
新|
検|
書
18 :
三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2023/01/19/(木) 17:32
>62 :2020/10/26(月) 00:59
#
いずれ明けるとしても、深い夜闇は心細くなるものだ。
いずれ解けるとしても、凍る真冬は心身を刺すものだ。
最早浮上するのみと知ってはいても、いずれ上向くものと知ってはいても、やがては時が解決すると知ってはいても、今この時そこにある苦しみは如何ともし難い。
明けぬ夜はないとも、終わらぬ冬はないとも。
だが、闇は己の手すら隠し、冬は腹のうちまで凍えさせる。
夜明けも春も遠く微かであったなら、嘆きに身を沈めたとて構わんだろう。
寝際、それも睡魔に包まれながらあれやこれやを考えるのはあまり宜しくなく、更にそれを書き出してしまうのは尚宜しくない。
朝陽が射せば泥中を抜け出す時間だ、給料分は働かねばな。
>61 :2020/09/30(水) 00:53
#人の夢は儚い
と言うが、夢も願いも、十も口にすれば叶う日に近付くのではなかろうか。
叶えたい事を何度も口にすれば周囲の応援が得られようし、己のやる気にも繋がるだろうからな。
いずれ、俺の夢を書き記したい。
>60 :2020/08/14(金) 03:14
#夜話
許しは許しであって、受容ではない。
受容は受容であって、許しではない。
受け入れられずとも許せはするし、許せずとも受け入れる事は出来る。
理解と納得が別物なのと同じような事だな。
最近はあれの事ばかり書いているが、今日もあれの事を書く。
中々共に過ごす時間が取れぬ分、こうして形に表す事で想いの輪郭がぼやけるのを防ごうと言う考えだ。
一等は誰かに語って聞かせる事だが、残念ながら出不精ゆえに相手もない。
以前、俺の不幸は俺が決める事であり、あれとなら不幸でも構わんと書いた(気がする)。そもそも幸せの在り方など千差万別、他者の幸も不幸も周りが己の物差しで決める事ではない。
俺は周りから見ての不幸であれ、あれの思う不幸であれ、共に在っての事ならばまぁ構わんかと思っているのだが、だからと言って幸せになりたくない訳ではなく、寧ろ幸せで在りたいなぁと日々思っている。し、その思いは叶っている。俺の辞書で幸福とは何ぞやと引いた時、一つめにあれと共に在る事と来るから必然的に幸せであり、ゆえに其れさえ崩れなければ不幸ではないのだ。因みにあれがどうかは知らん。
俺はあれの望みであるなら何でも叶えてやりたいと思っており、実際これまでに本気の否を突き付けた事はない。これを読んであれが異論を唱えたとて、ないものはない。今後も変わらずそのつもりであるし、覆す事はない。
例えば究極の話として、本丸を捨てろと言われたなら実行する。但し主と同胞らの理解はしっかり得た上での事とし、代わりとなる新たな三日月宗近も必ず用意せねばならん。戦力が落ちるなど有ってはならない事だからな、育つまでの問題はあろうがうちの初期刀殿は新刃の育成が上手いから大丈夫だろう。それから、俺が実行したがゆえに発生するあれの罪悪感やら何やらを綺麗に取り除く事も必要だ。俺があれの為とする事は様々あるが、斯様な話の場合十中八九罪悪感を持って俺に詫びてくる。決めるのも責を負うのも俺であるのに、己の所為と思うような刀なのだ。可愛いな。
話が彼方此方へ散って纏まらぬので、後は書きたかった事を。
俺はあれの望みであるなら何でも叶えてやりたいと思っている、ゆえに今後の道行きも終着も全て許し受け入れるつもりだ。
あれに折られるでもあれを折るでも、共に錆びて朽ちるでも溶けて鋼が混じるでも。選ぶ先を許し、待ち受けるものを受け入れると決めている。中には難しい事も起こるだろうが、決して端から否とは言わぬし極力そのままに叶えたい。
甘やかすだけが愛ではないが、俺だけはそう在っても良いだろうと思うのだ。取り巻く様々は基本的に甘くない、許してくれぬし受け入れてもくれん。駄目だ、ならんとはね除ける。
ならばその分は俺が負いたい、そう考えるのも可笑しくはないだろう。
良いぞ良いぞ、望んで良し、だ。
[
削除][
編集]
17 :
三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2023/01/19/(木) 17:31
>59 :2020/07/30(木) 00:33
#新しい相棒について
祝い事の贈り物として、あれに万年筆を貰った。
俺の手によく馴染む、握りやすく書きやすいものだ。
紫陽花の柄で彩られていて、これを綴る最中も手元を見るのが楽しい。
贈り物とは、どのような物を貰っても俺の事を考えた時間が含まれているだけでとにかく嬉しくなるが、似合うだろう、好きだろうと選ばれたものは、ただただ有り難く思う。
見てくれている事、知ってくれている事、それから己がその目にどう映っているのか知れるのが嬉しい。
ついで、ではないが、部屋に遊びにきた時にでも何か書いていけと伝えた。
なのでいずれ、いつになるかは分からんが、俺と異なる筆跡が走る事もあろう。
あれが何を残すか楽しみだ。
>58 :2020/07/28(火) 07:40
#
(力強く描かれた、頭に三角巾を巻いたようなのっぺりした顔の人物と三角に切られた西瓜らしき絵)
(傍らにはごくごく薄い赤色が水滴を零したように点々と滲み、その部分だけ小さく歪に盛り上がっている)
>57 :2020/07/23(木) 18:27
#
とても腹立たしく、同時に悲しくもある。悔しく、口惜しい。
神でも何でもない俺には特別な力など有る筈もなく、ゆえに起きた事は有るが儘に受け止め見守る以外にない。
直してやる事も、治してやる事も、何も出来ん。僅かでも癒せたなら、と思いはするが。
例えば俺を、器を欠けさせて、鋼を錆びさせて叶うなら。
擲っても、構わんのだがなぁ。
(一部、白く塗り潰した上に歪んだ文字が乗っている)
>56 :2020/07/23(木) 09:05
#糧
命あるものが果てた時、その身をうずめるとやがては朽ちて土となる。
生前どのように在ったものでも、器の大小から獣か人かはたまた植物かの種を問わず、成り果てる先は恵みに繋がる養分だ。
俺はそれが、ひどく羨ましい。…羨ましいとは違うか、憧れている、が正しいやもしれん。俺もいずれ、生あるものの糧となれる事を夢見ている。
この肉の器が保てなくなった時、同じようになれるのだろうか。本来鋼に宿るこの身は形を持たぬもの、鋼が折れた時器は消えてなくなってしまうだろうか。
俺のこの身が、斬り、壊し、奪う事しか為せぬ身が、命を育み生を支える一欠片となれたなら、それはどんなに素晴らしい事かと思うのだ。
[
削除][
編集]
16 :
三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2023/01/19/(木) 17:28
>55 :2020/07/18(土) 20:20
#追記の話と
この帳面を作って最初に綴った頁に追記を載せた。
特に読まずとも支障のない、簡単な紹介だ。紹介とも言えない程に簡単だが、初期刀殿が誰かくらいは分かるようになったか。
あれの事を色々綴りたいと思いながら、中々纏められずにいる。俺達は一夫多妻ならぬ一妻多夫ゆえ、思い出や話の中身によって恐らく出てくる名が異なる事になると思うのだが、やはり混乱させるだろうか。今までのようにあれ、で統一した方が良かろうかな。
名を明かしがてら、惚気話をひとつ。俺を熱烈に求めてくれたのは獅子王なのだが、あれは交際に至るより前から俺への想いを帳面に綴ってくれていた。存在を知ったのは俺が帳面…これとは別になるが、互いしか読めないものを作ろうとした時だ。明かした際、本刃はそれを悪い事をしたかのように感じていたようだが、俺からすればただただ想いを寄せられていた証を得ただけであったので、可愛いなぁ、嬉しいなぁ、としかならなかった。今も時折、特に逢えぬ日々が続いたり擦れ違いばかりが続いた時などに読み返すのだが、読み返した事を報告するとあれはとても恥ずかしがる。その恥ずかしがる様が可愛らしく愛おしく、ゆえに俺は見返してきたぞ、とわざわざ告げるのを止められずにいる。意地の悪い、酷い番だ。悪いなぁとは思うのだが、恥ずかしがる伴侶を可愛く思う気持ちは万国共通であるとも思っているので、俺はこれからも逐一報告するのを止めない。
向日葵は獅子王だが、他の花に例えるなら何だろうか。後で草花図鑑を見てみようと思う。
>54 :2020/06/02(火) 22:17
#三日月ちょろ近、或いは
下手近、洩れ近。否、妙な意味ではなく、噂に聞く彼方此方の俺程隠し上手にはなれんものだなと。
あれの名は出さずに秘めて居たつもりだったのだが、如何やらしっかりばれていたらしい。
が、出逢った頃のあれはまた異なる姿であったので、その辺りの話もいずれは綴りたく思う。
見ている事もばれていたのだなぁ、祝いの言葉に感謝を。
互いに番う刀の手を離さず、終の涯を目指そうぞ。
>53 :2020/06/01(月) 18:44
#千代に八千代に、終の涯まで
ついのはて、と言う響きを気に入っている。
落ち、沈み、砕け、散り、溶け、失われる、そんな終わりを思い浮かべるのだ。決して悲しい事ではなく、穏やかに緩やかに瞼を閉じるような、静かに深呼吸をするような、自然で当たり前で与えられない者はない、優しい一瞬。
いつかの辿り着く日までどれ程掛かるか見当も付かんのだが、出来る限り長く、長く、今隣に在る足音と共にゆるりと歩んで行きたいなぁと思う。
ももとせ折れずに生き残り、ちとせ人の子を見守った。
今は老いて痩せた身なれど容易く折れる気は毛頭なし、俺はまだまだ奮い振るって刃生を楽しむぞ。
そんなこんなであれとは三周年を迎え、共に過ごす四度めの一巡りが始まっている。
>52 :2020/05/18(月) 22:10
#コンドルが咳き込んどる
こんこん。
気温の上昇に伴い冷凍庫に大量のアイスキャンディーが補充されたのだが、どうやらこの一週間は涼しくなるようで争奪戦は回避された。
様々な味が入っている箱アイスは楽しみも多いが、好きな味を取れるとも限らんのだ。俺達の食卓はいつでも戦争である。
今宵は天気の悪さもあってか肌寒いくらいであったから、明日も冷えるだろうと夕餉に鍋を強請っておいた。
大根と豚肉のミルフィーユ鍋が美味いらしい、帰城の際にはぽん酢を買って帰らねばな。
便りで教えてくれた鶴丸国永には礼を言うぞ、お主が番と優しく温かな日々を過ごせるよう念を飛ばしておこう。
ぽん酢を忘れぬこと。ぽん酢。
鍋とぽん酢に気を取られて返事を認め忘れていた、相済まん。
何処かの鶴丸国永よ、まずは幾つもの嬉しい言葉を有難う。
肉の器と人の情緒を得た刀達の日々は本丸の数だけ存在するが数多あるうちのひとつはこんな具合でな、やたらと食に纏わる騒ぎばかり起きているが楽しんで貰えているなら何よりだ。
機会があったならお主の本丸の様子も知りたいものだな、ふりかけ人気の一位は何であった?おにぎりの具はどうだ?味噌汁の味噌は赤か白かの争いは余所でも起こるのだろうか。気が向いたら是非文で教えてくれ。
それから惚気はまた追々綴っていくつもりゆえ、存分ににやにやすると良いぞ。じき四年目突入なのでな、恐らくたんまり文字が並ぶ。
先にも記したが、お主が番と二振り、陽だまりの日々を歩めるよう祈りつつ締めとする。
改めて、文に感謝を。
[
削除][
編集]
15 :
三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2023/01/19/(木) 17:23
>51 :2020/05/10(日) 00:53
#
俺の価値を決めるのは俺ではない。
ゆえに己に一体どれ程の価値があるのか、不思議に思う。
長く在る。美しいと言われる。天下五剣である。
果たしてそれ以外の価値とは。
こんのすけから幾つかの文を受け取った。
いずれも返事は不要とあったが、感謝を此処に。
>50 :2020/04/24(金) 13:53
#クダギツネ便、実装
頼れる案内役殿が、我らに何でも届けてくれるそうだ。
質問でも愚痴でも喜びの吐き出しでも文ならば何でも歓迎しよう、お勧めの鍋やふりかけ、面白いおやつなんてものも教えて貰えると楽しいやもしれん。
返書は俺が綴るが、本丸の仲間に宛てた何かを頂戴した時には本刃からの言伝てもしっかり記すのでな。
そういえば今日の夕餉はチキン南蛮らしい。
朝餉で出した辛子高菜のタルタルソースが人気で、より多くのタルタルソースを!と皆から要望が出たそうだ。
俺は普通のも好きだが、らっきょうの甘酢漬けで作ったタルタルソースも美味かったなぁ…あれは北谷菜切が担当したのだったか?
とにかく晩が楽しみだ、これから昼餉だと言うのに。
>49 :2020/04/09(木) 07:54
#いきたい話
往きたい、と思う。近場でも遠出でも、そうして帰った部屋で寝間着に着替え、やはり此処が一等だと笑いたい。
行きたい、と思う。当て所なくさ迷う事になろうとも、雨風に晒されようとも、共に在れば万事些末と思えよう。
活きたい、と思う。自由に動く四肢も多くを受け止める五感も全てはこの為だ、本分を果たす為に奮い、振るいたい。
生きたい、と思う。肉の器であれ鋼の身であれ、個として今在る己を損なわず、日々得る事柄を大切に抱いていよう。
逝きたい、とは、やはり思う。いずれ迎えるその日も隣に。
食べ、眠り、日を浴びて地を踏み締めねばならん。
何があろうと求めるように出来ている、息をしている限りはな。
>48 :2020/04/03(金) 07:33
#
織女と牽牛に許された逢瀬は年に一度、それに比べれば随分と恵まれた状況ではある。
が、それはそれとして寂しさやら切なさやらは絶えず生まれるもので、上手く解消したいものの中々に難しい。
恐らくこのまま四度めが始まるのだろう。
七日後も無事あれの顔を見られますよう。
>47 :2020/03/21(土) 12:30
#並び揃って反転す
そんな数字を見ると気分が上がるのだが、何故だろうか。
日付から時間まで全てが揃ったり並んだり鏡になったりする事はそう多くないゆえ、気付いた瞬間は一気に浮上している気がする。
今日も今日とて、な。
>46 :2020/03/20(金) 08:15
#おむすびころりん
先日ふりかけ戦争を行ったばかりだと言うのに、早くも今朝の朝餉の場にて握り飯の具材戦争が勃発した。
梅や鮭の定番具材からツナマヨ、唐揚げといった比較的新しいもの、あとは混ぜご飯派と塩むすび派か。
どれも美味い事は互いに認めながらも一等は譲れなかったらしく、白熱した主張大会では決着が着かなかった。……為、演練先で出会った刀らにもアンケートを取る話となったらしい。
此処からはこれを読む同胞達へと宛てるが、もし今後の演練で握り飯の具材の好みを聞いてくる刀らがあったなら俺の仲間である可能性が高いので、良ければ程々に構ってやってくれるだろうか。
そして、特別好む具材がない場合はこう答えて欲しい、握り飯は塩に海苔が至高であると。
[
削除][
編集]
14 :
三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2023/01/19/(木) 17:02
>45 :2020/03/15(日) 21:28
#本丸杯ふりかけ王者決定戦
食べ比べ、第何段だろうか。
今日は朝から米ばかりを食べた一日であった。
お馴染みのふりかけからご当地もののふりかけ、高めの取り寄せふりかけなど、どれも美味かったなぁ。
皆でわいわいやるのは、いつであっても本当に楽しいものだ。
のりたまこそが至高、異論は認める。
>44 :2020/03/14(土) 20:00
#鋼と人の境目
次はいつ顔を見られるだろうかと暦を指でなぞる俺を、随分と人に似たなと背に立つ己が嗤う。
折れるなら守られた場でなく今此処でと振るう俺を、約束を破るつもりかと人の顔をした己が窘める。
あちらに寄り、こちらに寄り、日々揺らいでは在るべき場所へ戻るの繰り返し。
境目を行ったり来たり忙しなく、しかし片方に留まる事もできずにふわふわとしている。
戻れぬ線だけは気を付けねばならんな、境目から離れては今の俺でなくなってしまうであろうから。
感情ひとつで、鋼が折れる事はあるのだろうか。
肉には傷ひとつ、痣ひとつない健やかな状態で。
心の曇りは器にどれだけ反映されるのだろうか。
今日は博物館仲間のお泊まり会だ、楽しみだなぁ。
>43 :2020/03/03(火) 00:45
#
俺の刃生は俺のものであり、俺の幸いは俺が決める事であり、俺の望みを叶えられるかは俺の努力次第で、俺の行く先は俺の自由である。
考える事は多々生まれるが嘆く必要はない。
幾らか先で振り返った時、今日の俺もまた幸せな俺でしかないのだ。
>42 :2020/01/04(土) 09:22
#契り
改めて互いの薬指を縛る運びとなったゆえ、記し残す。
これまでは恋仲としていたが、今後は夫婦にすべきだろうか。
番で事足りるかな。
三ヶ日も過ぎてしまったが、新年の挨拶を此処に。
今年も宜しく頼む。
>41 :2019/12/28(土) 23:37
#
心が沈むと身も重く感じるのだな、不思議な事だ。
如何に慣れようとも、辛いものは辛いらしい。
…どうか、あれに安らかな眠りと穏やかな朝を。
>40 :2019/12/13(金) 00:21
#
涙は血液と同じものであるらしい。血液の赤色となる成分を除いて、残る液体だけが分泌されるようだ。
悲しい思い、辛い思いをした時の表現に胸を切られるような痛みというものがあったが、血が流せない代わりに涙が流れているのだなぁ、と納得した。
それから俺は割りと最近知った事だが、実は嬉しい時や幸せを感じた時にも涙が出る。
感情の昂りによって自然と流れるのだろうが、涙が血液と同じと教わってからは、もしや俺は血の気が多いのだろうかと思ったりもした。どうやら関係はなさそうだが。
俺の幸いは俺が決める事だ。
周りから見た俺が哀れに映ろうと、不幸に思えようと、実際のところは俺しか知らん。
これを不幸と呼ぶのなら俺は不幸で構わぬし、この様が哀れと言うなら俺は哀れで構わぬと思う。
辛くとも苦しくとも、俺はこれこそを幸いとする。
結局幸せだと笑えるのだから、不幸な訳がないのよな。
[
削除][
編集]
13 :
三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2023/01/19/(木) 16:57
>39 :2019/11/30(土) 09:02
#コートを買いに行こうっと
夏は脱ぎ散らかしたくなる俺の装束だが、秋冬の冷えに対しては良い仕事をしてくれる。
しかし今後は更に冷え込むようになるであろうから、上から被るか羽織るか出来るものが欲しいなぁ。
布団の中は温くて良い、いっそ布団を巻き付けての出陣など如何だろう。……刀が振れんか。
静謐な空気も嫌いではないが、ふと揺らぎを感じると嬉しくなるものだ。恙無く在ったようだ、と。
先日、二年半を迎えた。時に出会い別れながら一振りで気儘に歩んできたが、肩を並べる道連れを得てからは彩りに溢れている。
これまでを不幸と思った事はない。心折れそうな苦しく辛い思いも、心錆び付きそうな哀しい思いも、今日へと至るに必要なものだったと知っている。現在は過去の果なのだから。
あん肝が食べたいなぁ。
>38 :2019/11/29(金) 09:56
#例外的なあれそれ
この帳面は事実ばかりを記すような、一般的な日記ではない。
けれども俺の頭の中の事ばかりを記す事もない。
とてもふんわりとした、緩い読み物だ。
書きたい時に書きたい事を綴る自由さゆえ更新も蝸牛の速度だが、目を通してくれる者、書棚を飾るひとつとしてくれている者も居り、感謝に絶えん。
何が言いたいかと言うと、俺も見ているぞ、と。
懐かしい顔を見たゆえ、密かにお帰りを残しておこう。
どうやら伝わったようだ、善きかな。
>37 :2019/09/09(月) 03:24
#荒天対策に使うてん
正しい表現かは分からん、明石にでも訊けば良かろうか。
以前も記した通り、俺の本丸の天候は時の政府が置かれた国と連動している。つまり今現在、外は台風の真っ最中だ。
昼のうちに諸々支度を済ませてある為特に心配事はないものの、常とは違う夜の姿に眠れん者も多いらしい。普段ならすぐに寝静まる部屋まで、幾つも起きている気配がしている。
斯く言う俺もその一振りであり、雨戸の揺れる音や雨粒が木々を叩く音にずっと胸の鼓動 高鳴り ざわめき立っている。
高揚したまま同室の宗三左文字に話を振ると幼子じゃあるまいし、と呆れられてしまったのだが、同じく同室の千代金丸は胸がわさわさーするらしい。今隣からこれを覗き込みながら、わさわさーする、としきりに頷いている。わさわさーとは?と訊いたところ身振り手振りの説明を受けたが、要するにざわめいているようだ。俺と同じだな。
俺は荒れた空模様に昂る質で、空を覆う濃い灰色の雲が稲光で白く発光する瞬間や、雨粒の叩き付ける音と争うように響く風の唸り声がとても好きだ。可能なら外に飛び出して雨に打たれながら過ごしたいくらいには心惹かれるものがある。無論、実行はせんが。
困った、締められん。
とにかく今宵はまだ寝付けなさそうだ。
>36 :2019/09/05(木) 04:08
#刀ではなかった可能性
壊れそうだな、と言われた。
死生観と言うのか、此処に在るこの俺が折れるか錆びて朽ちるかの瞬間の、そんな話をした時の事だ。いずれ訪れるであろうその時を待つ俺の姿勢は、見ていて脆さを感じさせるらしい。
随分と昔にも似たような話をした事があるが、その時に貰った感想は目を離すと消えかねない、だった。
そのような儚さも脆さも装備した覚えはないが、地に足が着いていないのだろうかとは思う。同時に、俺は実のところ風船やしゃぼん玉の付喪だったのでは、などとも考えた。
考え方は特に問題があると思っていないが、多少なりとも聞く者に不安を与えるのであれば、改める必要もあるやもしれん。まぁ、そう容易く変わるものでもないが。
大事なものを両手に抱え、その重さでしっかりと立っているつもりであった。
[
削除][
編集]
▲|
前|
次|
1-|
新|
検|
書
[
戻る][
設定][
Admin]